大倉草紙

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【奈良】 特別展 西国三十三所 観音霊場の祈りと美 (奈良国立博物館)

2008年09月07日 22時23分15秒 | 美術館・博物館・記念館・資料館
9月6日(土)
当日の行程:(近鉄・奈良駅) → 【特別展 西国三十三所 観音霊場の祈りと美(奈良国立博物館)】 → (近鉄・奈良駅~大阪市営地下鉄御堂筋線・長居駅) → 【ダーウィン展(大阪市立自然史博物館 ネイチャーホール)】【ラグビートップリーグ関西開幕戦(長居スタジアム)】 


          
   

いつもならば朝から出かけるのだが、今週は少し疲れているので、お昼ちょっと前に家を出て、奈良へ向かう。
奈良国立博物館で、特別展「西国三十三所 観音霊場の祈りと美」と観る。

会場は、7章に分けられ、観音菩薩像、法華経、曼荼羅、縁起絵巻など、195点が展示されている。
会場に入ってすぐに置かれている醍醐寺の「千手観音立像」(重要文化財)や岡寺の「菩薩半跏像」(重要文化財)の美しさに心打たれる。

秘仏や、寺外での公開が珍しい仏さまを拝むことができるのは、この展覧会の魅力だ。
清水寺(京都)の奥の院の「千手観音坐像」(重要文化財)は、5年前に243年ぶりの開帳が行われて以来の公開らしい。
寺外での公開は初めてだ。
穏やかな顔立ちの観音さまだった。
光背も、すばらしい。
また、圓教寺の「如意輪観音坐像」(鎌倉時代)が寺外に出るのは約430年ぶりだという。

長谷寺の「銅板法華説相図」(国宝)も見ることができ、大満足。
それから、圓教寺の本尊・性空上人坐像も印象深い。
この展覧会を開くにあたってX線写真を撮ったところ、頭部に性空上人の骨が納まっている瑠璃壺が見つかったらしい。
この骨は、性空上人のものとみられている。

展示場の出口付近の床には、西国巡礼細見絵図(法楽寺)を拡大複製したものが張られていて、その上を歩くのも楽しい。

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