大倉草紙

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【奈良】 鹿寄せ(飛火野)・春日大社・東大寺

2008年03月16日 21時02分10秒 | 旅 - 奈良県
本日の行程:(近鉄・奈良駅) → 【飛火野】 → 【春日大社】 → 【東大寺】

     
     猿沢池から興福寺五重塔を望む

興福寺通り、猿沢池に出る。
初めての奈良だ。
奈良の長閑な感じがとてもいい。

春日大社への表参道を少しそれて、浮見堂へ行く。
浮見堂は、鷺池に浮かぶ六角堂で、水面に映る姿も美しい。


午前10時から始まる鹿寄せを見るために、奈良公園内の飛火野へ向かう。

         

     
 
今年の鹿寄せは3月18日まで。
奈良を舞台にしたテレビドラマの効果で、例年に比べて見物客が増えているとか。
奈良の鹿愛護会の方がホルンを吹くと、その音に誘われて、鹿の群れが飛火野へ集まってきた。
その勢いに圧倒される。
こんなにたくさんの鹿を見るのは初めてだ。
かわいい。


春日大社(世界遺産)のほうへ歩いていく。
石灯籠の間から、鹿が突然姿を見せる。
南門(重要文化財)から入る。
周囲の深い緑と門の朱色のコントラストが美しい。
右手の受付を経由し、奥へと進む。
柞(いす)・藤・椿・南天・もみじ・桜・庭常(にわとこ)の七種類の木が一本になった「七種寄生木」を見ると、その不思議さに
神の気配に触れたような気がした。


次に訪れた先は、東大寺
ここにも鹿がいっぱい。
鹿せんべいを与える観光客が多いからか、東大寺周辺の鹿は飽食し、餌欲しさに寄ってくることはなかった。

南大門(国宝)を通り、その先の大仏殿(国宝)へ。
回廊で囲まれているのにもかかわらず広々としている大仏殿前、その大仏殿の荘厳なさま、そして、大仏の巨大さに驚き、感動する。
東大寺の大仏がかなり大きいということはもちろん知ってはいたけれど、どんなに大きいと思っていても、目の前の大仏は、迫力も伴って、それ以上に大きい。

つい先日、「お水取り」の行事を終えたばかりの二月堂(重要文化財)をお参り。
テレビで見た「お水取り」の光景を思い出す。

法華堂(国宝)は、決して大きなお堂ではないが、中には、16躯ものすばらしい仏像が静かに立ち並んでいる。
12躯が国宝、4躯が重要文化財というのだから、豪華だ。
本尊の不空羂索観音立像、(伝)日光菩薩像、(伝)月光菩薩像の、ふっくらとしていて優しいお顔立ちが印象に残っている。