やっち@十月祭とビール好きの部屋

町田の小さな麦酒屋さんの奮闘記と、訪れた仲間たちのブログです

姉と弟《続編》

2018-07-04 17:14:25 | 日記
今日は弟の病院のお手伝い。

(本編と重複します)
二人いる弟の、上のとは一年しか変わらないので、物心ついた頃にはいつもいた。

同じところに住んで、
同じものを見て、
同じことして育った。

下の弟と違って、“何かしてあげた”って感覚はほぼない。
彼が独り暮らし始める時に、ちょこっと家事のやり方教えたくらいかな?

一緒の部屋で、
一緒に遊んで、
一緒に勉強してた。

顔は似ているのだけど、少しだけ目が大きく、とにかくニコニコしている子で、誰にでも好かれる子だった。

それに比べ人見知りだった私は、簡単には人になつかないので、「可愛い」と言われることは少なかった。

母も弟ばかり可愛がりどこか妬ましい思いもあったと思う。
喧嘩もよくしたっけ。

高校生辺りになると、少しは大人になったのかそんな思いも失せ、友達みたいな姉弟になった。

駅からの帰り道に痴漢に遭ったことがあって、母に駅まで迎えに来てもらっていたのだが、その日は電話しても母は不在で彼がでた。
「自転車でよかったら迎えにいこうか?」
駅まで来てくれて、その後ろに乗って帰宅したのを凄く鮮明に記憶している。

世界で一番私を大事にしてくれる男だと、今になっても思う。

昔からどこか私を“放っておけない”と思われてるような所があるのだけれど、年を重ねてみると本当にお兄ちゃんみたいだわ。

自宅と店の更新の膨大な書類、抜けてるとこチェックしてくれました。

そう、私は役に立たないダメな姉です(-_-;)

失敗ばかりしてる私を恐らく「しょうもない姉貴だ」とずっと思われているのだろうと思っていた。
ところが彼の友人いわく
「やっちゃんはスゴいんだ、何でもできるんだ」と言っているらしいのだ。

私が弟を尊敬するのと同じく、彼も私のことを同じように思ってくれていたとは…。

自分じゃなにも出来ないくせに人に頼ることが苦手で、泣き言も言えず、悩み一つ相談できない私だが、困った時はいつも助けてくれる。

この人がいなければ、世間知らずな私なんかとっくに潰されて消えている。

いつもありがとう!