正義感からの過ち

確かに常識で考えれば、俺が《悪》でお前たちが《正義》だ。
けど本当に世の中を正しているのはどっちだ？
強盗、殺人、放火…俺は何百何千と言う凶悪犯を消してきた。
でも、それは善良な人間を守るためだ。
お前らが法で裁けない《悪》を、俺が代わりに葬ってやってるんだ。

“君にそんなことをする権利はない。“

あるさ。
人は誰でも幸せを追求し、幸せになる権利がある。
でも一部の腐った人間のせいで、それがふいにいとも簡単に途絶えてしまう。
そう言う被害者をお前らたくさん見てきただろう。その都度心を痛めただろう。
何もできない自分を！
悔しいと思っただろう！

悪は悪しか生まない。
意地の悪い人間が悪事を行い世にはびこるから、弱い人間はそれに屈して自分も腐っていき、いつかはそれが正しいと自分を正当化する。
残念だけどそれが今の世の中だ。
けど、デスノートがあれば真の平和が創れる！
善良な人間が、犯罪者に怯えなくていい、平和な世界にすることができるんだよ！
知ってるだろう？
キラが現れてから犯罪は減った。
世の中はキラを求めているんだよ！

《ドラマ、デスノートから抜粋》




正義感強い人は、時に暴君になる。
自分を信じて疑わない。
自分が正しい《正義》だとするからそうでないものを悪とみなす。
そういう人を見てきましたが
恐ろしいことです。