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詩『言葉の街から』 対話シリーズ 5646-5649

2023年12月28日 | 詩『言葉の街から』
詩『言葉の街から』 対話シリーズ



5646
路上から上に上がると
掃き忘れられた
秋の木の葉たちがまだ見える



5647
訪れて腰を下ろした冬の中にも
秋たちの残骸が
微かに息をしている



5648
大いなる自然から見たらいずれも無意味な
肯定と否定にも二種あり
冬と秋のように現在を構成している



5649
ことばのにんげんが呼吸する
生み出す言葉は
簡単に肯定と否定に分離できない


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