これも一昨年のおさんぽです。
横浜市開港記念館。「ジャックの塔」の愛称を持つこちらの記念館は、神奈川県庁(キング)、横浜税関(クイーン)とともに港町・横浜を代表するレトロ建築です。
竣工は1917年(大正3年)、横浜開港50周年の記念コンペによって建設。関東大震災でドームや内部を焼失しましたが、1927年(昭和2年)にドームを省略しつつ再建、その後1989年(平成元年)の市政100年、開港130周年事業でドームは復元され、国の重要文化財の指定を受けました。
今回のお目当ては・・・こちらのステンドグラス
1978年(昭和53年)の全面改修で修復されたもので、窓いっぱいに美しい色ガラスで彩られています。大作
図案はペリーが日本再訪時に乗ってきた「ポーハタン号」をデザインしたもので、富士山も描かれていますよ。
色だけじゃなくて彩度も微妙に違っていて、さらにマーブルや模様入りのガラスなど多彩なガラスを使っています。すてき、すてき!
広間のステンドグラスは2009年(平成21年)開港150周年事業として復元されたもの。こちらも見事です。
呉越同船、箱根越え、中央は鳳凰。和テイストなデザインですね!
この空間、すてきすぎる 銀座の和光みたいです。
通路にもキュンキュンします
貴賓室。そしてその真下の・・・玄関ホール?
ルームナンバーの金具もすてき。うっとり、美しい時間を堪能
さて、この後、ちょっとお茶しようと思って、少し歩いて横浜情報文化センターへ。あの角の建物です。
旧横浜商工奨励館、1929年(昭和4年)、関東大震災復興事業として建築されたこちらもレトロビル。
新館エリアと一体化していて、日本新聞博物館などが入っていますよ。今回は2階の「CAFE de la PRESSE」へ。
ザッハトルテ(¥540)をいただきました!
模様入りのコーティングはめずらしいかも。スポンジ3層仕立て。生クリームはふんわり甘味なしタイプ。
コーヒーがおもしろくって、「記者たちのカフェ」はミニピッチャーに入ったダブルエスプレッソとスチームミルクを自分の好みでカップに注ぎます。気難しい記者は自分の好みにもうるさいってことね。「弁護士のカフェ」はブレンドコーヒーにエッグリキュール、「裁判官のカフェ」はオレンジリキュールをいれたもの。リキュールは滑らかな弁舌や裁判前の気付きのためにいれるのだとか。それぞれ¥720。
レトロで雰囲気のあるカフェ、ごはんメニューもあって使い勝手もいいしまたおさんぽに行こう!と思ってはいるのですが、なかなか叶わず・・・・。横浜もまだまだ行きたいスポットがいっぱいあるんだけどなぁ。
(2018.9)