一日一トライ~”その記憶の記録”

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Ⓤ‐10.軍事会社「ワグネル」・プリゴジン氏の武装反乱から

2023-07-23 07:00:00 | Ⓤウクライナを考える

 ロシア軍がウクライナに侵攻し、1年5か月にわたって戦争が続いています。これまでに約1万人の一般市民が亡くなり、多数の兵士が戦死し、今まで築き上げられてきたインフラや建造物が破壊され続けられています。戦況も膠着状態が続く中、2023.6.24、ロシアの民間軍事会社「ワグネル」が武装反乱を起こし、首都モスクワへの進軍を開始しました。しかし、その日のうちに中止して部隊を撤収させたということがロシア国内で起きました。

 2014年に創設された民間軍事会社;影の軍隊「ワグネル」は、ウクライナ侵攻で投入している兵士5万人のうち、4万人が受刑者とのこと。 代表;プリゴジン氏は、10代の頃強盗などの罪で10年間刑を受け服役をしていたという。 出所後にレストランを経営で成功し、その際プーチン大統領が来店をして親密な仲になり、これがプーチン大統領の料理人と呼ばれる由縁とのことです。

 「ワグネル」の戦闘員はプーチン氏の「私兵」とも呼ばれ、兵力不足に悩むプーチン政権にとっては、国民に不人気な動員(徴兵)をせずに兵力を確保できるので政治的リスクが低い方法になります。ロシアでは傭兵は違法な存在ですが、プーチン政権は黙認し、シリアやスーダン、中央アフリカなどでも活動してきたとされています。この傭兵とは、義勇兵とは違い、「金銭を主な目的として、自発的に戦闘に参加する人たち」ということになります。

 傭兵が投入される理由は、これらは正規の軍隊ではないため、死者数には数えられません。正規軍の死者数が増加すれば世論の反発を浴びるため、為政者にとってはその意味でも都合のいい側面があります。なお、 ロシアには37の民間軍事会社があり、このうち25社がウクライナで活動していると言われています。映画やドラマの世界では知っていた世界が、この戦争によって政府公認!のこのような裏の部分もあることもあからさまになりました。


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