バイク友とツーリング中、三笠市立博物館へ。本内容は、縄文式文化の土器
や石器を展示してあるコーナーを見学したものです。これらの遺物は、今か
ら二千年前の縄文式文化後期のものと推定されています。
昭和29年(1954年~今から68年前)の新聞記事 from;三笠新聞
三笠市内における土器・石器出土地~〇;9か所
※ 三笠市内を流れる幾春別川(岩見沢市で石狩川本流に合流)地域
にこれだけの発掘箇所があるということは、石狩川流域の周辺各
市町村にも同時代の遺物がたくさんあることが推測されます。
(1) 土器
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三笠市内で出土した土器類
※ これらの土器の粘土厚は薄く、精巧に作られているようです。
(2) 石斧、矢じりなど
全体の写真
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その部分写真
これらの石斧は、磨製された石斧です。
この5点は、上の写真ほど磨製されていません。
再度周囲の石斧を比べるとー。
石 鏃(矢じりなど)
これらの黒曜石はどこから?~白滝との交流もあったかも。
石刃~硬い石から作られた石器
※ 上段の左端(矢じりの形をしているもの)以外は、後期旧石器時代の打
製石器(握斧or握槌、石刃、尖頭器=ポイント)に類似していますがー。
環 石
環石~石に穴を開ける技術は難しいはずー。
本博物館は、アンモナイト化石に特化した施設で、考古学分野は少しの展示しかありませんでした。新聞記事の土器は「春別川埋め立て工事」と特定されていますが、石斧・矢じりなどの展示は特定の箇所で発掘されたものでなく、市内の各場所で発掘されたり寄贈されたものが混ざっている感じがしました。まあ、学習の場としての2000~3000年前の人々の暮らしの一端を垣間見るにはシンプルでわかりやすい展示でした。