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🅼-7.病気にならない生き方(7)~「薬は基本的に”毒”である」他から

2022-04-29 07:00:00 | 🅼医療・健康本~本要約

 第1章『常識を信じていると危ない!』の「薬は基本的に”毒”である」を要約します。この内容は、慶応義塾大学医学部定年退職後、現在「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を運営している近藤誠著「クスリに殺されない47の心得」と合致します。「医者に殺されない47の心得」とともに手元にありますので後日紹介したいと思います。



 日本人は、気軽に薬を服用する。化学薬品を嫌う人でも漢方薬なら副作用もなく体に害がないと信じている人もいるが、それは間違い。薬は、基本的に体にとって毒である。とりわけ、効果が早く表れる薬ほど毒性も強い。薬を選ぶ際は、効果の強い薬、即効性のある薬ほど、体にになる。

 さて、胃は強い酸(㏗1.5~3.0)で保護され、食物とともに入ってきたばい菌を殺す働きをしている。一方、胃液の分泌が抑えられてしまうと、消化酵素を活性化させるペプシンや塩酸が不足して、消化不良を起こしてしまう。また、充分な胃酸がないと鉄やカルシュウム、マグネシウムなどのミネラルの吸収が阻害される。さらに、胃酸を抑えてしまうと、腸の中の細菌(善玉菌と悪玉菌)のバランスが崩れ、免疫力を低下させてしまうことになる。

 食べ物は、消化不良のままに腸へと進み、そのため本来なら腸で消化吸収されるはずの食べ物が不消化として腸内に残存する。人間の腸内温度は37℃近くで食べ物のカスが残っていると、腐敗・異常発酵が起きる。これにより腸内では悪玉菌が異常繁殖し、免疫力がさらに低下してしまうことになる。このようなところに、胃で食い止めれなかったばい菌が入り込んできたら大変なことに。このように、胃薬を飲めば飲むほど体はダメージを受けることになる。

改善策

 日ごろから、胃薬が飲まなくては収まらないような胸やけや膨満感を起こさないにすることが大切である。そのためには、暴飲暴食をしないことやたばこ、アルコール、コーヒーなどを控えること。また、夕食は寝る4~5時間前には終え、寝るときは胃の中を空っぽの状態にしておくこと。

胃薬を飲み続けることの弊害

 胃の粘膜の絨毛の突起の機能が低下し、どんどん短くなっていく。これが粘膜の萎縮。粘膜の萎縮が進むと、胃粘膜が薄くなるため炎症を起こし易くなり、委縮性胃炎へと移行。萎縮性胃炎を起こしている胃は胃酸の分泌も少ないので、ピロリ菌や雑菌の温床となりやすく、ますます粘膜の炎症を悪化させ、最後には胃がんを発生させてしまうことになる

 

 ピロリ菌は、日本人の胃がん患者の90%に感染が確認されている。この菌は、胃の粘膜の胃酸で守っている粘膜の中や粘膜細胞の中に潜り込むことができるので、胃液が出ている人にも感染者がいること。さらに、ピロリ菌は経口感染するので加齢するほど感染率が高い(50歳以上の感染率;60~70%)。ピロリ菌感染が必ずしもがんの発生に直結しないが、増殖を防ぐためにも、制酸剤を含む胃薬の服用はできるだけ避けるべきである。

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