一日一トライ~”その記憶の記録”

陶芸を主に、自分の趣味や興味関心事、日々のNewsや出来事などを記憶のあるうちに記録しています。

Ⓢ-1.スペインのラス・パルマス市とはどんなトコ? 

2022-08-08 07:00:00 | Ⓢ-スペインでの3年間

カテゴリー;「Ⓢ-スペインでの3年間」のはじめにかって、家族でスペインのカナリア諸島のグランカナリア島にあるラス・パルマス市に3年間住んでいました。昔々の話になりますが、自分や家族の思い出の記録として本カテゴリーを設定しました。_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_/_//_/_/_//_//_/_/_/

 地理的には、スペイン本土からズーット南の約1,000km、アフリカ大陸から115kmのところに位置し、地政学的にはアフリカ大陸の一部です。ここに大小7つの島があり、その一つのグラン・カナリア島にラス・パルマス市があります。人口は383,050人(2013年調べ)ですので、旭川の人口より少し多く、ルース港という港を中心に発展したマチのため密集し、規模的にも大きな感じです。

 このラス・パルマスは、「ラス・パルマス・デ・グラン・カナリア」(正式名)といい、ラス・パルマス県の県都です。アフリカ大陸、とりわけにモロッコに隣接していることと、スペイン領のイメージから、「アラブ人やアフリカ人も多く住んでいるのですか?」と、尋ねられることがあります。この7島は、ほぼスペイン人で、スペイン語を話し、スペイン社会の一部で、日本で例えれば、地理的にも緯度的にも沖縄諸島の那覇市(人口:約32万人)と類似しています。


左;サンタ・クルス・テネリーフェ県(4島)、右;ラス・パルマス県(3島)

 ホタテ貝の形をしたグラン・カナリア島は、海岸線の長さは約236㎞で、広さは大阪府ぐらいといいますが、小さい島といっても移動には車が必需品です。道路も整備され、飛行場(グラン・カナリア空港)まで高速道路があります。ビーチをはじめとする観光資源に恵まれ、宿泊施設、レストラン、商業施設、スポーツやレジャー施設の充実したリゾートアイランドです。現在は、市内より南のマス・パロマス地区には大リゾート地帯があります。主に北欧の人たちの避寒地(年間;800万人)として、冬期間賑わいます。



 
 数世紀の間、ラス・パルマスは経済の重要な中心地でもあり、サトウキビの取引とヨーロッパやアメリカへの農産物の輸出に支えられていました。景気のよい時代、何度も海賊に襲われ、襲撃は18Cまで続きました。
19Cには「自由港」が設立され、経済への大きな刺激となりました。この特別な経済制度によってカナリア諸島の経済関係は発展し、港に来航する船の数が際立って増えました。

気 候 当市は、北緯28°(奄美大島と同緯度)で、亜熱帯とステップ気候の特徴があり、夏はほとんど雨が降らなく、冬少し降るといった地中海性気候の降水パターンです。上の気温でもわかりますように、最高気温が27℃より上がらず、最低気温が16℃より下がらずで、人間が生活するには絶好なコンディションの地です。植物も、年中ハイビスカスやブーゲンビリアが咲き、リゾートとしてはイイ条件で、”大西洋のハワイ”、”ヨーロッパのハワイ”と呼ばれています。


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