カテゴリー;「⒜アイヌの文化と伝統」のはじめに~北海道には先住民族であるアイヌの人たちが16,786人(2013年調べ)住んでおり、旭川を含めた上川振興局に108人(0.6%)いるとのことです(アイヌ人の70.1%は、胆振及び日高振興局に)。以後、アイヌ民族の文化や伝統について紹介していこうと思います。
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今年もコロナ禍のために中止になりましたが、毎年秋分の日に神居古潭で実施されている「こたんまつり」行った時の様子です。
このこたんまつりは、アイヌ文化の伝承と神居古潭地区の魅力や特産物のPRなどを目的として企画されています。私が期待していたのは、アイヌ人族の伝統儀式;「カムイノミノウワ式」や古代舞踊などを見学することです。
手前は、「神居古潭の吊り橋」、遠くの建物が旧神居古潭駅舎です。
開始が12:00、となっていたので11:40に着きました。只今準備中です。
~伝統儀式「カムイノミイナウ式」~
厳かな雰囲気の中で、女性が何か飲みものをついでいます。
器を茶道で使う「天目台」のようなものに載せています。
飲み物の入っている黒漆の入れ物は、懐石で使う「湯桶」に似ています。
その後、長老らしき人がイナウ(木弊)の飾っている前でー。
次は、若いアイヌの青年たちの出番です。
この着物も、デザイン、色合いともいい感じです。
この火のおこし方や木の種類にもしきたりがあることでしょう。
古代舞踊の最後はー みんなで輪になってー。外国人も何人か加わっていました。
観客を含めたこの踊りで、この場所でのセレモニーが終わりです。
次にー
祈りに使われたイナウを石狩川に捧げます。
イナウを川に投げ入れると、儀式は終わりです。
アイヌの伝統儀式「カムイノミイナウ式」は、終始厳粛で整然と行われていました。これらを通して、アイヌの人たちの伝統と文化を垣間見ることができました。