虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

今回の大地震で思うこと

2011-03-23 13:04:36 | 社会
「東北地方太平洋沖地震」におきまして亡くなられた方のご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された皆様、ご家族の皆様に対し心よりお見舞い申し上げます。一刻も早い復旧、復興をお祈り申し上げます。

(1)マスコミとは広報機関?

昨年、ブログで言いました通り、昨年6月末をもって新聞を取るのは止めました。TVも昔からあまり見ない方でしたから、情報はほとんどネット中心で過ごしてきました。
特に不便は感じなかったのですが、3月11日午後、買い物から帰ってきて、PCを立ち上げたところ東北で地震があったことを知りました。歩いていたせいか、鈍感なせいかは知りませんが、私の住んでいたところも震度3があったようです。全く気がつきませんでした。

情報の速さではやはりTVかと思い、早速TVをつけ眺めていましたが・・・。大きな地震があり、余震が続いていること、津波がくることなどは確認できましたが、肝心の被害状況についてはさっぱり?

提携している地方TV局の屋上にあるカメラから映される火災の模様が放映されていましたが、○○方面で火災のようですとかなんとか?
あれ? 報道機関って、現地へ取材へいかないのかな? 場所の確認はしないの? などなど、疑問符だらけの第1日目でした。

翌日、ヘリから現地の惨状が映し出されました。壊滅的な街があり、人がいません! わずかに救助を求める人が映し出されましたが、他の人はどこにいったのでしょう? で、その街の人口を調べてみましたら、約2万人強。ということは、他にも壊滅的な街があるわけですから、今回の地震による人的被害=死亡者は数万人になりそうだなと思い、誰もみないところで”つぶやいた”のが2日目です。
TVのキャスターはそのようなことは、どうも関係ないようでした。
少しづつ、死亡者と行方不明者の数が報道されはじめましたが、いわゆる警察発表によるものです。

震災後、3日目。もう少し、状況が明らかになりつつあり、最低でも2万人以上の人が亡くなっていることを確信し、また、ちょいと”つぶやき”ました。
最近(3月22日頃でしょうか?)、ようやく死亡者と行方不明者の合計が2万人以上であると発表されるようになりました。

ボケ始めた脳みそでも、わずか2日目で予想できたことが、マスコミは12日も経ってから(警察発表ですが)伝えています。

結局、①中央のマスコミは独自の取材能力がなく、調査能力もないこと。②行政機関の広報に”おんぶ!”に”だっこ”であること=単に行政機関の広報的役割しかしていないこと。③地方のことは提携地方局まかせか、下請けの報道員まかせであること。などが明らかになった3日間であったということでした。

アホらしくなって、4日目からはニュースを少々みるだけにしました。実は、仙台の状況が知りたかったのですが、イライラしてかえって体に悪いと思いました。

(2)直ちに健康に影響を及ぼすものではありません!

福島の原発が地震の被害にあって、放射能を垂れ流しています。日本における原発の安全神話=そう原子力発電を推進してきた企業、団体、政府は喧伝し、反原発の運動を敵視してきたのですが、残念ながら今回の地震で無残にも崩壊してしまいました。

想定外の地震!ということですが、ここでも情報操作がされているようです。
私たちは、今回の地震が最終的にM9.0と教え込まれていますが、何故か、気象庁は<M>の表示単位を変更してM9.0と発表しました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B0%E3%83%8B%E3%83%81%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%83%89(参照して下さい)>

何故、自ら使用していた単位を放棄して、他の単位を今回使ったのか? その意図は不明です。
ただ、そうした目くらましの操作をした=情報操作をしたという事実は残ります。

さて、福島原発からは、推測ですが毎日放射性物質が放出されていると思われます。
最近は、毎日、海水を放水してるわけですから、流れ出た海水は再び海に戻っていくことでしょう。付近の海で高濃度の放射線が観測されても特段不思議に思いません。

写真でみる限り、3号機はほとんど崩壊しています。電気がついたと喜んでいますが、設備が動く保証はほとんどないでしょう。機器を交換しながら修繕しなければならないとみられますから、大変な労力と時間を要すると想定されます。現場の人たちの放射線被害が心配です。

連日、TVなどではセシウムがどうの、ヨウ素がどうの、シーベルトがどうの、ベクレルがどうのと報道されていますが、最後に解説者が登場してきて「直ちに健康に影響を及ぼすほどではありません!」と警告してくれます。

報道の内容が嘘であることは、即座に理解できましたが、「直ちに・・・」は正しいと思います。
そうなんです。<直ちに>影響はないレベルなんです。

「でも、5年後、10年後は保証の限りではない」ということでしょう。まぁ、ちょいと言い忘れたのですねw。
低レベルの被曝は<確率>の問題だとされているようです。

明らかに、原発事故、核実験などに近い地域では被曝によるガンやその他の疾病が高くなることは追跡調査で明らかです。
多分、じゃ、データをみせろ!なんていう人がいるかも知れませんが、自分で探してください。折角、ネットがあるのですからw
どの国の政府もそうしたデータを歪曲化したり、隠したりしてます。日本の政府を非難できる国はないでしょう。アメリカ政府然り、ロシア政府然り、中国政府然りです。

今回の原発事故について、私も素人なので、いろいろと調べてみました。HPを見たりブログを見たり。で、結構、報道機関の”嘘”に同調するブログが多いことに気づきました。

私も、自分なりに考えてみましたが、決定的な過ちは、物事を平面的にみているということでしょう。

例えば、自然環境(宇宙や地面など)から受ける年間放射線量と比較して、それより低い値だから大丈夫!という論調です。

これっておかしいことに気づきませんか? 

<人間の受ける自然年間放射線量+人工被曝年間放射線量>=危険かどうかですね。

もしレントゲンを年3回受けたとしたら、<人間の受ける自然年間放射線量+3レントゲン放射線量+人工被曝年間放射線量>=危険かどうか?

まぁ、それでも「直ちに健康に影響を及ぼすものではありません!」ということになるでしょう。

ですが、貴方か、貴方の家族か、貴方の友人か、知らない人かはわかりませんが、確実に被曝障害によるガンなどを引き起こす<確率>が確実に上昇しているということです。 誰がババを引くかはわからないし、ガンを発症してもそれが被曝のせいかどうかもわかりません。 ただ、被災地の近くはガンなどの症例が多いという事実だけです。

どう考えるかは、貴方しだいですけどw

また、お会いしましょう