福島原発事故で報道されることを色々と調べていくうちに、どうしても理解できないことに行き当たってしまいました。
それは、「放射線量を何故積算するのか?」ということです。私と同じ疑問をもった人がいて、”教えてgo”で質問していましたが、残念ながら正しく回答している方はいませんでした。回答者自身が質問に対する答えを理解していないということであり、教科書通りの答えしかできないということでしょう。科学的な言語を並べますが、その本質について理解していないので、回答できないのだろうと思いました。
例えていえば、怪我をしたことのない人が、教科書を読んで知識として回答するため、怪我の本当の実態を知らないというようなものです。
さて、私が疑問と思ったは、放射線とは”放射される線”ですよね? 1本の放射線が肉体を通過しようが、皮膚の表面で止まろうが、その時点でそれは消失してしまうのではないか? では、積算にどのような意味があるのか?と考えるわけです。
この2~3日、そんなことでボケた脳みそを悩ませていたのですが、結局、こういうことではないかという結論にいたりました。
その前に、被曝についての一般見解をご覧になって下さい。
<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D(被曝‐Wikipedia)>
「アルファ線やガンマ線のような電離放射線を水に照射すると、電離作用によりラジカル、過酸化水素やイオン対等が発生する。ラジカルはきわめて急速な化学反応を起こす性質を持つ。人体の細胞中の水にラジカルが生じると、細胞中のDNA分子と化学反応を起こし、遺伝情報を損傷する。 DNAは2重のポリ核酸の鎖からなっているが、その片方だけが書き換えられたのであれば、酵素のはたらきにより、もう一方のタンパク質の鎖を雛型として数時間のうちに修復される。しかし、2本の鎖の同じ箇所が書き換えられた場合は修復はきわめて難しくなる[3]。損傷が修復できる限度を越えると、細胞分裂不全となり自死してしまう。こうして細胞が必要なときに補充されず、臓器の機能を維持する数の細胞が確保されないと、放射線障害としての症状が現れるのである」(上記、被曝の説明より)
何やら難しいですが、要するにDNA=二重らせんの遺伝子が二本とも傷つけられると、細胞の複製が困難となり何らかの疾病をおこすということらしいです。その典型がガン細胞への変容でしょう。
国際的な合意では1Sv(シーベルト)=100人に5人が致死的なガンが発生する確率があるとされているようです。HPでは4人としているところもありますし、人によっては10人と言っています。取りあえず、5人としておきましょう。
この場合の単位は年換算だと思います。
ですから、1mSv(ミリシーベルト)/年で10万人に5人の「致死的ガン」の<発生率>ということになります。
日本では、1年間に1mSvを<人工放射線の限度>としています。「まぁ、安全ではないが、それぐらいは我慢しようや!」ということでしょう。
ところで、1mSv=1000μSv(マイクロシーベルト)ですから、1000/365≒2.74μSv/日となります。
1時間あたりは、2.74μSv/24≒0.114μSv/hです。
つまり、時間あたり0.114μSv/hを超える値が検出されると、「ちょいと危なそうだぞ!」と考えておいたほうがいいことになります。
無論、1年間連続してその値を被曝するわけではないと思いますので、警戒レベルとみておくことにしましょう。
さてさて、積算の話ですが、右でも左でも飛んでいく管直人光線が、当たるわけですから危なくてしょうがないのです。どこに当たるかわからない!
で、「管直人光線で、1年間に10万人のうち5人が当たって死ぬ確率=1管直人」(因みに、シーベルトは人の名前です!)というのは冗談ですが、まぁ、そんなようなもので、鉄砲も数撃てば当たるということで、積算して撃った銃弾の数を数えるのに、当たった数=5/100000=1mSv/年としたのではないか?とうがった結論に至ったわけです。
何せ、1発1発では当たっているのかどうかわからないわけですから、ある程度まとめてみないと評価できないということなのでしょう。
当たらずとも、遠からずくらいかな?と思っています。
そこいくと、1Bq(ベクレル)はわかりやすいですね。1Bq=1個の放射線/秒:1秒間に1個の放射線をだす値だそうです。
最後に、参考となりそうなHPなどを掲載して終わりにします。
興味のある方はご覧になってください。
①福島第一原子力発電所事故に伴う被曝線量について
http://www.dap.ous.ac.jp/information/index.html
②放射能の危険性
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-genpatsu-5.htm
③放射線の測定量(マイクロシーベルト/時間)と健康に与える影響および対応の仕方
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/_userdata/ikeda.pdf
④全国の雨の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/ame/
また、お会いしましょう!
それは、「放射線量を何故積算するのか?」ということです。私と同じ疑問をもった人がいて、”教えてgo”で質問していましたが、残念ながら正しく回答している方はいませんでした。回答者自身が質問に対する答えを理解していないということであり、教科書通りの答えしかできないということでしょう。科学的な言語を並べますが、その本質について理解していないので、回答できないのだろうと思いました。
例えていえば、怪我をしたことのない人が、教科書を読んで知識として回答するため、怪我の本当の実態を知らないというようなものです。
さて、私が疑問と思ったは、放射線とは”放射される線”ですよね? 1本の放射線が肉体を通過しようが、皮膚の表面で止まろうが、その時点でそれは消失してしまうのではないか? では、積算にどのような意味があるのか?と考えるわけです。
この2~3日、そんなことでボケた脳みそを悩ませていたのですが、結局、こういうことではないかという結論にいたりました。
その前に、被曝についての一般見解をご覧になって下さい。
<http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A2%AB%E6%9B%9D(被曝‐Wikipedia)>
「アルファ線やガンマ線のような電離放射線を水に照射すると、電離作用によりラジカル、過酸化水素やイオン対等が発生する。ラジカルはきわめて急速な化学反応を起こす性質を持つ。人体の細胞中の水にラジカルが生じると、細胞中のDNA分子と化学反応を起こし、遺伝情報を損傷する。 DNAは2重のポリ核酸の鎖からなっているが、その片方だけが書き換えられたのであれば、酵素のはたらきにより、もう一方のタンパク質の鎖を雛型として数時間のうちに修復される。しかし、2本の鎖の同じ箇所が書き換えられた場合は修復はきわめて難しくなる[3]。損傷が修復できる限度を越えると、細胞分裂不全となり自死してしまう。こうして細胞が必要なときに補充されず、臓器の機能を維持する数の細胞が確保されないと、放射線障害としての症状が現れるのである」(上記、被曝の説明より)
何やら難しいですが、要するにDNA=二重らせんの遺伝子が二本とも傷つけられると、細胞の複製が困難となり何らかの疾病をおこすということらしいです。その典型がガン細胞への変容でしょう。
国際的な合意では1Sv(シーベルト)=100人に5人が致死的なガンが発生する確率があるとされているようです。HPでは4人としているところもありますし、人によっては10人と言っています。取りあえず、5人としておきましょう。
この場合の単位は年換算だと思います。
ですから、1mSv(ミリシーベルト)/年で10万人に5人の「致死的ガン」の<発生率>ということになります。
日本では、1年間に1mSvを<人工放射線の限度>としています。「まぁ、安全ではないが、それぐらいは我慢しようや!」ということでしょう。
ところで、1mSv=1000μSv(マイクロシーベルト)ですから、1000/365≒2.74μSv/日となります。
1時間あたりは、2.74μSv/24≒0.114μSv/hです。
つまり、時間あたり0.114μSv/hを超える値が検出されると、「ちょいと危なそうだぞ!」と考えておいたほうがいいことになります。
無論、1年間連続してその値を被曝するわけではないと思いますので、警戒レベルとみておくことにしましょう。
さてさて、積算の話ですが、右でも左でも飛んでいく管直人光線が、当たるわけですから危なくてしょうがないのです。どこに当たるかわからない!
で、「管直人光線で、1年間に10万人のうち5人が当たって死ぬ確率=1管直人」(因みに、シーベルトは人の名前です!)というのは冗談ですが、まぁ、そんなようなもので、鉄砲も数撃てば当たるということで、積算して撃った銃弾の数を数えるのに、当たった数=5/100000=1mSv/年としたのではないか?とうがった結論に至ったわけです。
何せ、1発1発では当たっているのかどうかわからないわけですから、ある程度まとめてみないと評価できないということなのでしょう。
当たらずとも、遠からずくらいかな?と思っています。
そこいくと、1Bq(ベクレル)はわかりやすいですね。1Bq=1個の放射線/秒:1秒間に1個の放射線をだす値だそうです。
最後に、参考となりそうなHPなどを掲載して終わりにします。
興味のある方はご覧になってください。
①福島第一原子力発電所事故に伴う被曝線量について
http://www.dap.ous.ac.jp/information/index.html
②放射能の危険性
http://www.s-yamaga.jp/kankyo/kankyo-genpatsu-5.htm
③放射線の測定量(マイクロシーベルト/時間)と健康に与える影響および対応の仕方
http://www.chernobyl-chubu-jp.org/_userdata/ikeda.pdf
④全国の雨の放射能濃度一覧
http://atmc.jp/ame/
また、お会いしましょう!