虚空漂浪日記

魂の開放を求めて、右往左往。嫌われものの”宗教”の根本を捜し求める日記です。

明治から昭和までの仰天史-その4

2012-11-15 15:45:55 | 社会
来週はマークがついています。そろそろ初雪の季節になりました。

さてさて、一刀斎、ここ数週間、息ができない状態になりついに病院に駆け込みましたw。2年前、高血圧と腎臓の関係で病院に通っていたのですが、さぼったせいで、肺に水がたまったそうです。ま、溺れた状態ですね。どうりで、いくら息を吸っても酸素が体に入ってこないわけです。そんな訳で、水死に近い体験をした一刀斎でした

本題にはいりますが、維新といえば、何か”かっこいい”イメージを持つ人もいるようですが、残念ながら明治維新にはそんな”かっこいい”ことなんてありません。そこにあるのは陰謀と殺害(テロル)、裏切り、そして底辺層の利用と切り捨てという事実が隠されているのです。
明治維新は徳川封建制体制を倒した革命であり、四民平等という理念を掲げてはいますが、結果的に旧勢力と結びつき、一部の成り上がった下級武士と一部の商人資本とが政府を形成した資本主義国家であるといえましょう。しかし、国民の大半は封建的な風土を残した農業(地主制度)に従事していたのであって、封建的風土を残した地主制度の解体は、戦後、アメリカの指示によって行われた農地解放を待たなければなりませんでした。
明治の天皇制については、その根拠が虚構であることは確かで、いまだに明治以来の天皇制の虚構に踊らされている洗脳された人々が多いことに驚きます。天皇制の歴史はねつ造された”幻想”であり、その”幻想”をただ”信じる”という観念のみで語る多くの日本人がいることが現実の日本でしょう。
一刀斎が面白く思うのは、天皇制の支持者=どちらかと言えば保守的・右翼的思考の人々は、朝鮮や中国嫌いの人びとが多いようで、”朝鮮人は朝鮮に帰れ!”などと言っているようです。天皇が韓半島から来ていることは確かですから、そういうなら天皇ともども韓半島にお帰りになっては如何と思うことがあります。
古代の天皇の出自と近代韓半島の人々では民族的に異なるでしょうが、韓半島から来たという意味では同じでしょう。
我々日本人が、どの時点から日本人であるかは微妙で、現自民党の総裁である安倍晋三氏の一族が半島人出身であることは自明とされています。
保守的・右翼的思考の人々は自民党支持者が多いのでしょうが、安倍晋三氏にも韓半島に帰れ!と言うのでしょうかねw。


(4)立ち上がった、そして捨てられた

明治維新を語る場合、その思想的基盤として吉田松陰が語った「草莽崛起」(そうもうくっき)という考えがあるようです。
この言葉は、簡単に言うと「民衆よ立ち上がれ」という意味だそうで、徳川封建体制を倒すべく、民衆に呼びかけろ!ということだったのでしょう。

案外、この言葉は懐古趣味の方々=どちらかと言えば保守的な方々が好きなようで、HPでも見かけます。
言葉の意味を現代的にとらえると、虐げられた労働者=アルバイター、派遣社員、その他低賃金労働者などに「立ち上がれ!」と呼びかけていると解せられるのですが、保守的な懐古趣味の方々がそんなことをするか?といえば、しないでしょうね。
彼らは言葉の意味も、そこに込められた情熱も理解していない、単なる懐古趣味者に過ぎないからです。

吉田松陰の言葉を実践した例としては、長州の奇兵隊があります。町民や農民を軍隊として組織したものですが、維新政府ができると解散させられ、反乱を起こした末、大半の兵士は処刑されてしまいます。

奇兵隊の上層部のみが維新政府に参画し、甘い汁を味ったようです。

http://j-net21.smrj.go.jp/watch/sanpo/entry/20090223.html(『高杉晋作が実現した「草莽崛起」という思想』 悠久散歩―史実にみるビジネスのヒント)

http://app.m-cocolog.jp/t/typecast/627015/528771/62799902(「長州奇兵隊の最期」鳳山雑記帳ココログ版)


同じような末路を辿ったのが「赤報隊(わずか二ヵ月で切り捨てられた草莽の悲劇)」です。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%B5%A4%E5%A0%B1%E9%9A%8A(赤報隊)

ウイキペディアの説明では、

『赤報隊は新政府の許可を得て、東山道軍の先鋒として、各地で「年貢半減」を宣伝しながら、世直し一揆などで旧幕府に対して反発する民衆の支持を得た。しかし、新政府は「官軍之御印」を出さず、文書で証拠を残さないようにした。そして、新政府は財政的に年貢半減の実現は困難であるとして密かに取消し、年貢半減は相楽らが勝手に触れ回ったことであるとして、公家の高松実村を盟主としていた高松軍とともに偽官軍の烙印(同年2月10日付け「回章」)を押した。』

と、明らかに利用するだけ利用し、彼らを抹殺(処刑)しています。

公家の高松実村は処刑されていませんから、庶民出身者は利用して、処刑するという明治政府の反革命的性格が如実に表れている事件といえます。

赤報隊の一番隊隊長に相楽総三という人がいます。彼は薩摩藩の陰謀に加担し、その先方を務めた人なのですが、都合が悪くなると敢え無く処刑されてしまうのです。相楽総三を利用したのは、西郷隆盛、大久保利通らだと言われています。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E6%A5%BD%E7%B7%8F%E4%B8%89(相楽総三)

赤報隊および相楽総三についての詳しい動向については、下記のHPが参考になります。

http://members2.jcom.home.ne.jp/mgrmhosw/minaosu10.htm(「10、武士になりたかった男たち」日本史をみなおす)


以上の事例は、明治維新における割と有名な事例ですが、その他に多くの庶民層が利用され、捨てられていったのが明治維新の現実なのです。
吉田松陰が語った「草莽崛起」を、明治維新の象徴のように理想化し、現代の改革-エセですがw-にはせ参じるがごとく語る拝がいるようですが、現代から眺めると明治維新はほとんど”終わった似非革命”であったことは明らかです。

何か、マスゴミが創り出すニセ情報によって、”維新”だとか”草莽”といえば世の中を新しく改革するかのごとくイメージづける作戦のようですが、それは単なる言葉の遊びの世界です。

現代において多くの下層民を創り出したのは誰ですか?
人災である原発の被害にあっている福島県民ほか多くの国民を放置しているのは誰ですか?
尖閣諸島を領有するとして、民族意識を焚きつけ、日本企業に莫大な被害を与えたのは誰ですか?
貿易自由化を名目としてアメリカに、日本を売却しようとしている人は誰ですか?

12月には選挙があるようです。

国民はたった1票の投票によってしか、国を動かす権利がありません。
ですから、その1票を大切に行使しなければならないのです。

市民・国民を騙し、裏切り、見捨てている政治家を断罪し、”ただの人”にしなければなりませんね

それが誰であるか、マスゴミのニセ情報に踊らされないように注意し、慎重に考え、貴方の1票を行使することをお勧めします。


一刀斎は、脱原発、反TPPを”真に”掲げる政治家を選択するつもりでいます。

さて、貴方はどうしますか?


またお会いしましょう。


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2 コメント

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やっぱり (花水木)
2012-11-18 21:08:58
具合悪かったのですね。そうじゃないかと思ってました。

大事にしてくださいと言ってもどう大事にしていいのか。

食事療法ですね。塩分控えめ、酒は飲まずに料理酒で

味を調える。薄味になれるです。練り物類は濃い味ですので
他の材料と使い調味料は一切入れません。

出来るならばごま油を使うと濃くがでますので味は薄めになります。

本当に心配しています。

肺に水がたまるなんて尋常ではありません


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2013年9月4日までは死にません! (拝 一刀斎)
2012-11-20 18:38:24
花水木さん、こんばんわw
ご心配いただき恐縮です><;
塩分控えめは、以前、医者に言われたので、実行しています。
お酒!これは唯一の楽しみなので、止められません。ですが、最近はせいぜい1合くらいなので、問題ないと思います。
肺水腫になったのは、高血圧に加え、腎臓が悪いせいらしく、一生薬を飲まないとダメだぁ~~と医者に脅迫されましたw
とにかく、1週間で血圧もさがり、安定したので何とか息はできるようになりました。息ができることは良いことですねぇ~~。実感いたしました
わざわざレシピをお知らせいただき有難うございました(^ω^)。
変なタイトルをつけていますが、一刀斎、タイトルの日にちまで生存は保障されていますw あちらの方が50年以上前にそう言ってましたw
ここ5~6年前に、ようやくその言葉の意味が分かった次第です。
という訳で、まだ寿命は10ヶ月もあります
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