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住まいのリフォームと水道工事の大垣設備株式会社社長のブログです。

岐阜県美術館

2018-01-29 08:53:00 | 音楽・美術・映画・TV
昨日、NHK・Eテレで「日曜美術館」のクリムト特集を観た後、ひとりで県民文化の森・岐阜県美術館に行きました。
と、書くと、よほどのアート好きみたいですね。

先日、恵那市の「日本大正村」を訪れ、山本芳翠が旧・明智村出身であることを知りました。
岐阜県美術館では、山本芳翠展を開催中なので、あらためて鑑賞しようと思い立ったのです。




ただ、収蔵作品展であり、外部から借りてきた作品はありません。
山本芳翠の代表作である重要文化財「裸婦」や「浦島図」は、ふだんでも見られます。
私も初めてではありません。
でも、名作は何度見てもいいものです。
「浦島図」の前にあるベンチに腰掛け、じっくり鑑賞すると、いろいろな発見がありました。
「裸婦」もベンチに腰掛けて観ましたが、本当に美しい。


ここの館長は、日比野克彦氏です。
「ナンヤローネ」と題して、さまざまな企画を積極的に展開しているようです。

画用紙がすっぽり入る木箱(トレー?)を1個持ちます。
近くにいろいろなアクセサリーのような小さな作品が展示してあります。
それらから気に入ったものを2-3点選んで拾い上げ、木箱に入れます。
色鉛筆と画用紙が用意されたテーブルで、それらをスケッチします。
最後は、展示ブースに持参し、木箱と自分で描いたスケッチを展示します。
ほかに誰もやっていなかったのですが、チャレンジしました。
絵を描くなんて、いつ以来でしょう?
老後の趣味になるかな、と思ったのですが、できあがったのは、まるで子供の絵。
才能ありません。

今週末から、「第9回円空大賞展」が開催されます。
伝統に根ざしながら独創的な芸術を創造している現代作家が対象です。
館内の一角では、ブラジル人の芸術家が1ヶ月前から作品を制作中でした。
今週中に完成するのか心配しました。







花宵道中

2018-01-27 15:07:00 | 
「校閲ガール」がたいへん面白かったので、著者・宮木あや子のデビュー作「花宵道中」(新潮文庫)も読んでみました。
この作品は、2006年に第5回「女による女のためのR-18文学賞」大賞と読者賞を同時受賞したそうです。
私は知らなかったのですが、すでに安達祐実主演で映画化されていたんですね。

舞台は、江戸時代。
江戸は吉原。
山田屋という小見世の遊女らとその関係者が主人公となる6つの短編からなります(単行本では5編)。
6つの短編は、それぞれ登場人物が重なり合います。
小説家が創造したキャラクターはいずれも個性的です。
それぞれに愛情をたっぷり込めて描いています。
(「校閲ガール ア・ラ・モード」と同じような構成ですね。)

R-18文学ということで、官能小説といえます。
当然、エッチなシーンがたくさん描かれてはいます。
しかし、私が読んだことのあるオジサン向けのものとは全然違います。
男性読者は、この本で欲情しないのではないでしょうか。
女性読者は知りませんが。

美しく、哀しく、凄惨な物語ばかりです。

著者は、よほど江戸時代の遊郭について研究したのだと思いました。
ところが、インタビュー記事によると、インターネットで調べたんだそうです。
すごい!
新潮社校閲部の担当者はさぞ苦労したことでしょう。

吉原というと日本最大級の遊郭で、非常に多くの見世が軒を並べていました。
それらは、ピンからキリまで、というか厳密なヒエラルキーがあり、価格帯に大きな幅があったそうです。
どれでも自由に選んで入れそうですが、そうでもありません。
この見世のこの遊女と決めたら、浮気は許されず、ほかの見世には上がりにくかったようです。
意外に不便なものだったんですね。






校閲ガール ア・ラ・モード

2018-01-23 13:34:00 | 
宮木あや子「校閲ガール」(角川文庫)が非常に面白かったので、続編の「校閲ガール ア・ラ・モード」(角川文庫)を買って読みました。
前書の主人公は、出版社「景凡社」の校閲部に勤める河野悦子でした。
彼女は、たいへんおしゃれで、本当はファッション誌の編集を志望しています。
今度は、河野悦子が、あまり登場しません。
前書の脇役たちが、各章の主人公です。
同じ校閲部の同僚・上司や編集部の男性社員、そして作家などです。
著者が創作した人物ひとりひとりに、これまでの人生を語らせ、現在のドラマを演じさせます。
景凡社に投げ込まれた不純分子である河野悦子によって、さらに輝き、魅力を増します。
著者がひとりひとりに降り注ぐ愛情を感じます。
軽妙洒脱な文体でありながら、人の生き方を描ききる著者の力量はたいしたものです。







次回イベントちらし

2018-01-20 11:39:00 | PR
大垣設備は、年3回、大型リフォーム・イベントを開催してきました。
次回は、2018年2月3日(土)-4日(日)に開催する「住まいのリフォーム大相談会」です。
これで、41回目。
その案内ちらしができあがりました。
今までより、優しい色使いです。






表面右上にある社長の「ごあいさつ」は、次の通りです。

 おだやかな初春を皆様でお迎えのこととお慶び申し上げます。
 平成の世は、あと1年余りと決まりました。来年10月には消費税が10%に引き上げられます。今年は、大きな変化を前にした大事な1年になりそうです。
 私たち大垣設備は、14年間にわたり、年3回、大型リフォーム・イベントを開催してきました。その2018年第一弾「住まいのリフォーム大相談会」を開催いたします。今回は、大垣設備が提唱する自然素材の魅力を活かしたリフォーム「エコむく」(商標登録申請中)を中心に企画しました。「エコむく」展示スペースで、床材、壁材、キッチンなどを是非ご体感ください。また、ショールーム展示現品(システムキッチン、システムバス)の多くを特別価格で販売いたします。早い者勝ちになってしまいますので、お早めに弊社社員にお声かけください。ほかにも最新住宅設備機器の数々をご覧いただけますし、住まいのリフォームについてのご相談には親切丁寧に応じます。
ご来場プレゼントやお見積もりプレゼント、お子様広場もご用意しております。
どうぞ、ご家族皆さま、ご一緒にお越しください!


大垣市内(大垣地域)には、全戸配布(ポスティング)します。
周辺郡部には、2月2日に新聞折込みします。
どうぞ、ご覧ください。




大垣市の居住誘導区域

2018-01-18 08:57:00 | 世間話
今朝の日本経済新聞の1面トップ記事は、人口減が進む市町村で公共施設を縮小しているという話題。
よほどニュースがなかったんでしょうね。
平和な日本です。

この記事に、「インフラ維持が難しくなる中、対策として都市部の自治体が進めるのが、公共施設や居住地を街中に集約するコンパクト・シティーだ。」という一節があります。
「コンパクト・シティー」という言葉は、増田寛也氏編著の「地方消滅 東京一極集中が招く人口急減」(中公新書)で知りました。
その後、各自治体や首長が当たり前のように使うようになった用語です。




そういえば、つい最近、大垣市の広報と一緒に、「大垣市立地適正化計画」というリーフレットが配られました。
大垣市も「コンパクトなまちの実現に向けた取り組みを推進」すると明記してあります。




ここでは、かなり踏み込んだプランを示しています。
「居住誘導区域」を設定しているのです。
下の図で、黄色の部分です。
緑色の部分は、市街化区域であっても、居住誘導区域ではないエリアです。
都市の中心拠点は、大垣駅前通り周辺のほか、赤坂、宇留生、静里、中川、三城、安井、洲本、墨俣としています。

居住誘導区域の線引きの基本は、「平日運行本数30本以上のバス路線から半径500m圏内」と「平日運行本数30本以上の鉄道駅から半径1km圏内」だそうです。
なるほどと思う反面、民間バス会社の営業戦略が市の政策を決定しているような感じがしてしまいます。