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住まいのリフォームと水道工事の大垣設備株式会社社長のブログです。

映画“真夏の方程式”

2013-07-30 13:47:00 | 音楽・美術・映画・TV
日曜日に、カラフルタウンのTOHOシネマズで、映画「真夏の方程式」を観てきました。
主役は、天才物理学者湯川学。
と来れば、演じるのは、もちろん福山雅治。
原作は、7月8日に紹介したように東野圭吾です。

感心しました。
映画って、こうやって作るのか・・・

「著者は、この小説を、はじめから映画化するつもりで書いたのではないでしょうか?
このまんま、映画にできそうな気がします。」

と、私はブログで書きましたが、そんなわけありません。
2時間少々の映画に、原作全部は収まりません。
あちこち切らなきゃいけないし、逆にふくらませることも必要でしょう。
原作のテイストや主題を大切にしながら、もっと感動を引き出すことに成功していると思いました。

舞台は、美しい海の町、玻璃ヶ浦(はりがうら)。
東京から近そうだし、千葉県の外房あたりかと思っていましたが、映画で示された地図によると、房総半島の先っちょの館山市を想定しているようです。
千葉県民だったころ、「南房パラダイス」に行ったことがあります。
そうか、あのあたりか。

愛する人や家庭を守るために、それぞれ秘密を抱え込んでいる人たち。
そして、やはり愛する人や家庭を守るために、あらたな罪を犯してしまいます。
実にせつない物語です。
TVドラマの「ガリレオシリーズ」とはずいぶん雰囲気が違います。
前作「容疑者Xの献身」も、こんな味わいでしたものね。

そうそう、吉高由里子演じる警視庁女性刑事・岸谷は、TVドラマではとってもウザいのですが、この映画ではそれほどでもありません。
せっせと捜査に励む努力家として描かれています。

杏は、この映画で重要な役どころです。
でも、顔が映画「アバター」に出てくる異星人に似ているような気がしました。
そう思って、「アバター 杏」で検索すると、たくさんヒットしました。
同感の人がたくさんいるんですね。
いや、失礼いたしました。

(私の評価は、☆☆☆☆)




ヤマハリビングテックはトクラスになります

2013-07-27 16:07:00 | リフォーム工事
昨夜、取引先である材料商社さんの会の総会が開かれました。
もともと、工務店の会と水道工事店の会とヤマハリビングテック関係の会があったのが、数年前に合併しました。
工務店の会が存続し、他の2つの会が吸収されたような形になりました。
それまで、私は、水道工事店の会の会長でしたが、この合併で無役になり、ホッとしていました。
そうしたら、2年前だったか、副会長を仰せつかりました。
まあ、副会長なんて、懇親会で乾杯の音頭をとるくらいの仕事なので、気軽に引き受けました。
ところが、今度は、会長になるよう、要請されました。

「そりゃ、マズイでしょう、工務店から選ばないと!」

と、抵抗したのですが、商社の社長に押しきられました。
昨夜の総会で、就任あいさつ。
やれやれ・・・

この会は、クリナップさんとヤマハリビングテックさんもメンバーで、毎回、新商品の紹介などをしてくれます。
今回、ヤマハリビングテックさんは、自社名の変更などについて説明しました。
同社は、もともとヤマハの100%子会社でした。
しかし、3年前、ヤマハは、株式の85%を投資ファンドに譲渡しました。
そして、今年、経営陣による自社株買いなどで、ヤマハや投資ファンドと縁が切れました。
もはや「ヤマハ」を名乗ることはできないので、10月1日、社名を「トクラス」に変更します。
「トクラス」は、最近使っていたブランド名で、由来は、「・・・と暮らす」です。
東建に買われたナス・ステンレス(現ナスラック)や、ヤマダ電機に買われた日立ハウステック(現ハウステック)のようにならず、社員さんたちはホッとしているようでした。


大垣設備ウェブサイトの施工事例に下記2件をアップロードしたので、ご覧ください。

W様邸 浄化槽設置、全面改修工事

正力様邸 和室・洋間床、トイレリフォーム







大垣設備に営業に来られる方へ

2013-07-26 15:28:00 | 世間話
昨日、大阪の会社から来社された方がいます。
東京の展示会で、その会社のブースに立ち寄って名刺交換しました。
その後、電話があり、来社したいとのことでした。
少しは興味があったので、OKしました。

「どうやって来ますか?」

と尋ねました。
実は、2年前のブログに、カーナビが当社所在地を正しく表示しないことを書きました。
地図会社のゼンリンさんに申し入れたので、最近のものだったら、修正されているかもしれません。

「電車とバスで行こうと思います。」

「え-、バスは本数ないですよ。」

「だったら、駅からタクシーに乗ります。」

自信満々に答えられるので、それ以上は突っ込みませんでした。

たしかに、約束の午後1時半に、来社されました。
ただし、大きなスーツケースと別のカバンを持って、汗びっしょりです。
こんなに暑いのに・・・(-_-;)

「すぐわかりましたか? どうやって、来たんですか?」

と、尋ねると、なんと大垣駅ではなく、荒尾駅から歩いてきたのだとか。
たぶん1.5kmくらいあります。
大垣駅に着いたら、美濃赤坂行きがあることに気づいたそうです。
そこで、一度改札を出て、荷物をコインロッカーに預け(もっと荷物があったんだ!)、美濃赤坂行きに乗ったそうです。
荒尾駅からは、タクシーに乗ろうとしたのですが、タクシー乗り場なんてないし、空車が通りかかるわけがありません!
荒尾駅から3分ほど歩けば、バス停がありますが、昼間は1時間に1本だけで、使い物になりません。
電話くれたら、迎えに行ったのに・・・

そういえば、2か月前にも、東京から営業に来た人が、荒尾駅から歩いて来ました。
その人も、大きな荷物を引っ張って、汗だくでした。

都会の人にとっては、最寄りの駅までは電車で行くのが当然でしょう。
また、駅前にタクシーがいるのも当然でしょう。
でも、田舎は違うんです。
いや、もっと田舎の駅だったら、タクシー乗り場があって、タクシーがいなくても呼び出し電話番号が掲示してあったりするでしょう。
しかし、このあたりの中途半端な田舎の無人駅では、ビジネス客が乗降するなんて想定されていないのです。
ほぼ通勤・通学専用路線です。
(おそらく、金生山の鉱山から石灰石を積んだ貨物列車が東海市の製鉄所に向かうためにある路線に、客車を走らせているのです。)

なお、2か月前の東京から来た人も、昨日大阪から来た人も、帰りは大垣駅までクルマで送ってあげました。

大垣設備に遠方から来たいという方は、どうやってたどり着くか、じっくり相談しましょうね。





ボサノバのライブ in 大垣

2013-07-22 08:47:00 | 音楽・美術・映画・TV
昨日の昼間、大垣市内で開催されたボサノバのライブに行ってきました。
「大垣市出身“伊藤ノリコ”with“宮野弘紀”ライブ・ツアー in 大垣」というタイトルです。
会場は、ソフトピアのすぐ近くの「キッチン&カフェ GAJA(ガヤ)」。
30人くらいの聴衆。
そのうち4分の3くらいは女性でした。
伊藤ノリコさんの同級生や身内の方が多くいらっしゃったようです。

宮野弘紀さんのギターに驚きました。
すごい!
超絶技巧!
ホンマモンのプロフェッショナルの演奏です。

宮野さんは、関西弁のジャズ・シンガー綾戸智恵さんの脇で演奏しているそうです。
宮野さんのウェブサイトに、彼のスケジュールが公表されています。
それによると、今月は、福岡、広島、そして名古屋で、綾戸さんのステージに参加しています。
しかし、それ以上に目立つのが、伊藤ノリコさんとの共演。
伊藤さんを売り出すのに力を入れているのが、よくわかります。

ソフトドリンクは、何杯でも料金に含まれていました。
「アルコールは実費ご負担ください。」
と案内に書いてあったのですが、誰も飲んでいません。
私は、主催者に「ワイン飲めないの?」と尋ね、カウンターで1杯500円のワインを買いました。
席に持って帰ると、隣の席の(たぶん)フランス人に「いいアイデアですね。」と褒められました。
もちろん彼も、私を真似て、ワインを買いに行きました。
ボサノバは、ちょっと酔って聞くのがいいに決まってます。
(^_^)v








民王 vs. 史上最強の内閣

2013-07-20 08:41:00 | 
「現政権は二軍だった!」というショッキング(?)なキャッチコピーと、ド派手なカバーのイラスト。
うまい売り方です。
室積 光「史上最強の内閣」(小学館文庫)を読みました。
2010年11月に単行本で発売されたものに一部加筆されて、文庫化されました。

たしかに面白い!
わが国では、京都御所に、「影の内閣」がつねに待機していたのです。
この「影の内閣」は、とんでもない実力者集団。
主に国会議員から選ばれる大臣たちとは、格が違います。
北朝鮮から核ミサイルが打ち込まれるという国家的な危機を目前にして、彼らが東京にやってきて、期間限定とはいえ、ついに正式な内閣になります(憲法違反も甚だしい!)。

とっても痛快で、とっても笑えます。

しかし・・・

この笑い、上質な笑いとはいえません。
品性の劣る笑いだと思います。

実在の人物を、すぐそれとわかる描き方でおちょくっています。
一番ひどいのは、北朝鮮の将軍さまシン・チョンイルの長男として登場するシン・ジャンナム。
われわれは、モデル本人のことは、東京ディズニーランドに行きたくて密入国したことぐらいしか知りませんので、パロディーとはいえないかもしれません。。
それは別としても、「浅尾総理大臣」「仲利根外務大臣」「社倫党の宮城美津穂(みやぎみずほ)代表」と声に出してみれば、それぞれモデルは明らかです。

現実の政治家たちをこういう形でこき下ろすのは、フェアではないと思います。




一方、総理大臣とそのドラ息子の人格が入れ替わるという荒唐無稽な設定で始まる池井戸潤「民王(たみおう)」(文春文庫、単行本は2010年5月ポプラ社刊)。
そのため、漢字が読めなくなり、「未曾有」を「ミゾユー」、「踏襲」を「フシュウ」と読んでしまいます。
・・・といえば、武藤泰山総理大臣のモデルは、明らかです。
(人格が入れ替わったのは、大林宣彦監督の映画「転校生」のように、石段を転げ落ちたからではありません。ちゃんとタネ明かしされます。)
この小説も、実在の政治家をおちょくる物語かというと、そうでもありません。

政治家・武藤泰山が息子に代わって就活に励み、現実の大企業を知ります。
ドラ息子・武藤翔は、総理大臣として国会に立ち、政治の世界、大人の世界を知ります。

わたしは、この小説の大部分を、訳あって岐阜駅構内のカフェで読んだのですが、笑いを抑えるのに苦労しました。
そして、ウルウルしてしまいました。

池井戸潤の作品は、直木賞受賞作「下町ロケット」しか読んだことはありません。
それとは、まったく異なる作風です。
TVドラマ「半沢直樹」がヒットしているようですが、きっと面白いのでしょうね。




「政治エンタメ」という小説ジャンルがあるのかどうか知りませんが、両作品を比べたら、私は「民王」に軍配を上げます。
ただ、ゲラゲラ笑わせるだけでなく、政治のありかた、人の生き方まで考えさせてくれる素晴らしい作品です。