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住まいのリフォームと水道工事の大垣設備株式会社社長のブログです。

いよいよ仏頭卒業

2019-02-25 09:33:00 | 趣味
昨日、月に一度の彫刻教室に行きました。
場所は、滋賀県米原市山東町のグリーンパーク山東。
家からクルマで約30分。
伊吹山のふもとです。
滋賀県民に言わせると、こちらが表側。
岐阜県民から見ると、裏側だと思います。
正面に見える大きな建物で、3月10日まで、盆梅展が開催されています。
昨年、2回も見たので、今年はパス。




グリーンパーク山東には、実にさまざまな施設があります。
この「伊吹の見える美術館」もそのひとつ。
地元仏師の中川大幹氏の作品が常設展示されています。
中川氏のための美術館なのです。
このなかにある氏の工房で彫刻教室が開かれているのです。




現在、彫刻教室の生徒の作品展が開催されています。
実は、私も、先月の教室で、彫刻クラブの会長さんから出品を依頼されました。
といっても、もし、私が出品するとしたら如来仏頭しかありません。
しかし、その日、先生から修正され、家で仕上げるように命じられたので、置いて帰るわけにはいかず、出品は断りました。
作品展に来て見ると、それは正解だったことがわかりました。
レベルの高い作品ばかりで、私の貧弱な仏頭では、とても恥ずかしくて並べられません。




さて、昨日、彫刻教室に持参したのは、未完成の観音菩薩の仏頭。
まだ、毛髪が手つかずです。
1本1本彫るための細い丸刀を買わないと、仕上げられません。
でも、なんとか顔は彫っていきました。

先生は、私の仏頭を受け取ると、いつものとおり、彫刻刀を手にして、ザックザックと修正していきます。
目や口元などが変わっていきます。
修正前・修正後の写真をお見せします。
顔立ちが全く変わってしまったことがよくわかると思います。






先生に、おずおずと尋ねました。

「来月は来れないんですけど、この後、もう一度、観音様を彫った方がいいでしょうか?
2ヶ月ありますが。」

すると、先生は、

「仏頭の後は救世観音だったかな?」

「教科書では、大黒天のようですが。」

「じゃあ、大黒天を作ってください。その前にこれは仕上げてください。」

ヤッター! 
地蔵菩薩2個、釈迦如来2個、観音菩薩1個、合計5つ作って仏頭卒業です。




9台目のスクラムV

2019-02-23 10:30:00 | 世間話
昨年春入社したリフォームアドバイザー(営業職社員)が育ってきました。
自身のお客様、案件が増えてきました。
一人で、お客様のところに向かう必要があります。
今までは、仕事に使う自動車を上司とシェアしていました。
1ヶ月ほど前、その上司から、「そろそろ、彼女にクルマを買ってやってもらえないか」と言われました。
そりゃ、2人で1台では、不便ですよね。
そこで、マツダのスクラムVという軽自動車を購入しました。
この季節は需要が多いそうで、ようやく、昨日、納車されました。
大垣設備では9台目の白いスクラムVになりました。
どれが、誰が使っているクルマか、見分けがつきません。






アル・マッケイ・オールスターズ

2019-02-20 08:15:00 | 音楽・美術・映画・TV
昨日、名古屋ボトムラインという店で、アル・マッケイ・オールスターズのライブが開かれました。
大垣西濃信用金庫さんの創立95周年記念の特別企画として、われわれ経営者の会が第一部公演を借り切りました(第二部は一般客向け)。
参加者は220名。
バス5台を連ねて、会場に向かいました。

アル・マッケイはギタリストで、往年のアース・ウィンド・アンド・ファイアーのメンバーでした。
彼が率いるオールスターズが、アース・ウィンド・アンド・ファイアーの名曲の数々を演奏しました。
「セプテンバー」や「ブギー・ワンダーランド」、「宇宙のファンタジー」などは、題名は知らなくても、誰でも聴いたことがあると思います。

登場したアル・マッケイはステージの中心に陣取りましたが、かなりの高齢に見えました。
調べたら71歳で、それほどでもありません。
彼を含め全部で13名。
いずれも男性、多くがアフリカ系で、太った人が多い。
究極のオヤジバンドという感じ。
女性コーラスでも連れてくればいいのに、むさ苦しい・・・

と失礼なことを思っていたら、演奏開始。

いや、こりゃいいワ!

3人いるボーカルの高音裏声がいい!
サックス最高!
トロンボーンも素敵!

途中で促され、全員起立。
40年前のディスコ気分で、ノリノリに。

私は、会員のうちでは高齢の方ですが、若い人もみんな楽しんだことと思います。

企画したS常務理事、ありがとうございました。







ベートーヴェン捏造

2019-02-15 15:48:00 | 
かげはら史帆「ベートーヴェン捏造-名プロデューサーは嘘をつく-」(柏書房)を読みました。
新聞の書評で知りました。
著者の修士論文を元にしたものということですが、まったく論文調ではありません。

晩年のベートーヴェンには、音楽活動や日常生活を補佐する「無給の秘書」が寄り添っていました。
それが、アントン・フェリックス・シンドラー。
彼は、ベートーヴェンの死後、「ベートーヴェン伝」を書いています。
その本は売れたことは売れたのですが、評判はよくなかったそうです。

耳が不自由になったベートーヴェンは、「会話帳」というノートを用いて筆談していました。
それは、47歳から亡くなる56歳まで使われました。
その数は、シンドラーによると400冊くらい。
しかし、あろうことか、彼はその半数以上を捨ててしまいました。
そして、残った138冊には、150箇所も書き込みをして、ベートーヴェン像を歪めてしまいました。
たとえば、交響曲第5番の出だしのモチーフについて、「このように運命が扉を叩くのだ」と述べたというのは、彼による書き込みです。
彼は、崇敬するベートーヴェンを高潔で魅力ある人物に作り上げたかったのです。
しかし、ベートーヴェンは彼のことを信頼してもいないし、好んでもいませんでした。
そういった二人の関係やまわりの人々との関わりなどを、たくみに描いている本です。






映画『七つの会議』

2019-02-11 08:36:00 | 音楽・美術・映画・TV
昨日、TOHOシネマズモレラ岐阜で、野村萬斎主演映画「七つの会議」を観てきました。
この日初回の上映で、8時30分開始。
ずいぶん早かったのですが、今、注目されている映画とあって、そこそこ客は入っていました。

前日、上映スケジュールをネットで調べました。
それが、スマホだと8時30分なのですが、PCだと9時50分となっていました。
日曜日8時30分はいかにも早いので、9時50分を信じたくなりました。
そこで、電話で映画館に尋ねることにしました。
自動音声にスマホのテンキーで答えていくと、8時30分が正しいことがわかりました。
あぶない、あぶない。
これからは、念入りにスケジュールを確かめようと思います。
夕方には、PCも8時30分に訂正されていました。

2016年7月23日のこのグログで、池井戸潤の小説「七つの会議」を紹介しました。
私が読んだのは、集英社文庫版。
単行本は、2012年に日本経済新聞社から出版されていますし、2013年にはテレビドラマ化されています。
それが、なぜ、今になって映画化されたのでしょう?

映画を最後まで観て、わかりました。
2017年秋、神戸製鋼所のデータ改ざん事件が発覚しました。
それを皮切りに、数多い大手メーカーのデータ改ざん、偽装問題が次々と明らかになりました。
三菱マテリアル、スバル、東洋ゴム、日立化成などなど。
最近では、KYBでしょうか。
「もの作りニッポン」の信用が地に墜ちました。
この映画では、組織の中でサラリーマンが手を染める不正が描かれています。
いいタイミングの映画化だったのでしょう。

キャスティングが豪華でした。
香川照之、片岡愛之助、春風亭昇太、立川談春、世良公則、木下ほうかといった、「半沢直樹」や「下町ロケット」など池井戸潤作品のテレビドラマでお馴染みの面々のほか、橋爪功、赤井英和、及川光博、勝村政信、吉田羊、それに北大路欣也まで。
オリエンタルラジオの藤森慎吾もいい配役です。
最後に役所広司とは驚きました。
この女優さん、誰だったかな、と思って調べたら、朝倉あきという人でした。
そうだ、「下町ロケット」に出ていました。
いいですね。

原作では、野村萬斎が演じた八角民夫はひょうひょうとした万年係長だったはす。
それが、ひょうひょうというよりは、露骨な反抗的態度に違和感を持ちました。
それに顔芸。
香川照之と競い合うような大げさな表情は、ちょっと不自然に感じました。
野村萬斎主演映画は、「のぼうの城」や「花戦さ」を憶えています。
それら時代劇では野村萬斎ならではの存在感がよかったのですが、この現代劇だと過剰演技に思えてしまうのでしょうか?

私の評価は、☆☆☆☆