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住まいのリフォームと水道工事の大垣設備株式会社社長のブログです。

知の武装

2014-04-30 11:15:00 | 
手嶋龍一、佐藤優「知の武装 救国のインテリジェンス」(新潮新書)を読みました。

手嶋氏は、元NHKワシントン支局長。アメリカ同時多発テロのころは、しょっちゅうニュース番組で顔を見ました。
その後、退局し、「ウルトラダラー」で小説家デビュー。
現在は、慶應義塾大学大学院教授です。

佐藤氏は、同志社大学神学部大学院修了から外務省に入省。
鈴木宗男議員の事件に巻き込まれ、有罪判決を受け、外務省を追われました。
ロシア通です。
現在は執筆活動をしています。

そのふたりの対談集です。

現在の日本を取り巻く国際状況を「インテリジェンス」の観点から、斬り込みます。
手嶋氏によると、「インテリジェンスとは、国家の舵取りを委ねられた指導者がその命運を賭けて下す判断の拠り所となる情報を意味する」のだそうです。
たぶん、その重要な部分は、スパイ活動によって入手されるのでしょうね。

たいへん読み応えがありました。






テルマエ・ロマエⅡ

2014-04-27 17:24:00 | 音楽・美術・映画・TV
今日、モレラ岐阜にあるTOHOシネマズで映画「テルマエ・ロマエⅡ」を観てきました。
朝一番の回にしようと思っていたら、チケット売り場が長蛇の列!
ゴールデン・ウィークに合わせて多くの新作が上映開始されたし、「アナと雪の女王」は大ヒット中のようですし、やむを得ないかな。
で、30分後くらいに違うシアターで始まる「テルマエ・ロマエⅡ」にしました。
「字幕版」と「吹替え版」なんてわけじゃないのに、2つのスクリーンを同時に使うということで、映画館側の期待感が伝わります。
「アナ雪」は、もっとすごいですけどね。

前作と同様、阿部寛が演じる浴場の設計士ルシウスが、古代ローマから現代日本に何度もやってきて、浴場作りのアイデアを持ち帰ります。
今回は、まず、グラディエーター(剣闘士)らを癒すための浴場作りを皇帝から命じられます。
また、子供のための浴場や、ユートピア浴場も完成させます。

なんでも、ブルガリアに大きなコロッセオ(円形闘技場)のセットを作って撮影したそうです。
まるで、往年の大スペクタクル映画「ベン・ハー」の戦車競走を思い出させるような・・・
というほど、重厚感はありませんが。

「てなもんや三度笠」で珍念を演じた白木みのるが出演し、松島トモ子がライオンならぬクマにかみつかれたり、一世を風靡した指圧師・浪越徳治郎をほうふつとさせる人物が出てきたり、こりゃ、年配の人だけ分かればいい、分かる人だけ分かればいいということですね。(^_^;)

琴欧洲がグラディエーター役で出演していましたが、引退前に撮影していたのでしょうか?
豪風、豊響はじめ多数の大相撲力士らも登場します。
相撲協会が協力したそうです。
上戸彩の入浴シーンが、たくさんあります。
それにしても阿部寛の後姿は美しい!

壮大なコメディーなので、若い人でも、第一作を観ていなくても、十分楽しめると思います。

私の評価は☆☆☆☆

ルシウスがユートピアの参考とした草津温泉に行ってみたくなりました。





本当はひどかった昔の日本

2014-04-25 17:42:00 | 
大塚ひかり「本当はひどかった昔の日本 古典文学で知るしたたかな日本人」(新潮社)を読みました。
先日、同じ著者による「愛とまぐはひの古事記」を読み終えたばかりです。
結論から言うと、捨て子、育児放棄、虐待、マタハラ、ストーカー、心の病などなど、現代社会の問題は、どれも昔からあって、もっとひどかった、ということです。
全部、古典に書いてあります。
「昔はよかった」なんて、大嘘だったんです。
そりゃそうですよね、東北地方で飢饉が起きたら娘を売ったなんて、そんなに昔のできごとではありません。

うちの子が中学生のころだったか、「統計作品」を作るため、少年犯罪の件数の推移を調べていました。
17歳の少年が、つぎつぎと事件を起こしていたころだと思います。
横からデータをのぞいて、驚きました。
少年犯罪は、決して増えていなかったのです。
戦後などは、非常に少年犯罪が多かったのです。
それも、殺人、放火など、凶悪犯罪が多かった。
それが、だんだん減ってきていました。

帯にあるように、「今の日本に生まれて本当によかった!」







岐阜県中小企業家同友会第43回定時総会

2014-04-23 17:02:00 | 経営者
昨日、岐阜市柳ヶ瀬の端っこにあるホテルグランヴェール岐山で、岐阜県中小企業家同友会第43回定時総会が開催されました。
私は、1年前から、この会の副代表理事を務めています。
こんなぐあいに、舞台に並びました。
(※この写真は、フェイスブックにアップされた私の「友達」が撮った写真です。)

左から2人目が私です。
なんだか、顔が真っ白ですね。
たしかに色白なんですが、照明がまともに当たっていたんです。
眩しかった!

以前は、舞台の上には、議長席しかありませんでした。
今回から、他県の総会にならい、主要メンバーは壇上に並ぶことにしました。
みんな中央のマイクの前で発言する役目があるので、この方が上ったり下りたりしなくて済んで、合理的です。




記念講演は、中日新聞社社長・小出宣昭氏による「デジタル社会の落とし穴」でした。
私は、挙手して、「紙の新聞は、これからも続きますか?」なんて、失礼な質問をしてしまいました。
そのあとの懇親会の席で小出社長に謝りました。
「新聞折り込みチラシが入れられなくなると、弊社の商売が困ってしまうんです。」
と付け加えました。
会場での質問のときに、そう言えばよかったと反省しました。







春の仁和寺

2014-04-18 10:16:00 | 旅行・観光
昨日の午後、材料商社さんの招待で、京都の仁和寺に行ってきました。
ここは、「古都京都の文化財」として、世界遺産に登録されています。
石庭の向こうにあるのは、勅使門です。
手前の木は、「右近の橘」。
対をなすのは、「左近の桜」です。




さすがに、素晴らしい庭園です。




白書院の障壁画です。




仁和寺は、遅咲きの桜「御室桜(おむろざくら)」が有名です。
八重咲きだといわれていたのですが、つい最近、9割以上が一重だということがわかりました。
先祖返りしてしまったそうです。
背が低いのが特徴です。
太い幹がなくて、「ひこばえ」のような細い幹がたくさん出ています。
時期的には、2-3日遅くて、だいぶ散ってしまっていました。




こんな枝垂れ桜もありました。




ギョイコウ(御衣黄)という桜の品種は、緑色の花が咲きます。




そのあと通った、東堀川通り沿いの方が、桜は満開でした。