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住まいのリフォームと水道工事の大垣設備株式会社社長のブログです。

伊勢神宮と天皇の謎

2013-07-17 17:26:00 | 
昨日、三重県津市の人から聞いた話では、伊勢神宮は、年々、より多くの参拝客が押し寄せているそうです。
「式年遷宮」で、盛り上がってきてるのでしょうね。
しかし、その「式年遷宮」という語は、当初からあったのではなく、近代語なんだそうです。
「延喜式」において定められた「年」というのが、「式年」の原義だとか。
また、かつて式年遷宮は20年に一度ではなく、19年に一度だったそうです。
そして、古代から規則正しく続いてきたわけではなく、中世の動乱期にいたっては、100年以上も中断されました。
そういう驚きの事実がたくさん解き明かされているのが、武澤秀一「伊勢神宮と天皇の謎」(文春新書)です。

「内宮(ないくう)」と「外宮(げくう)」、つまり「皇大神宮(こうたいじんぐう)」と「豊受大神宮(とようけだいじんぐう)」の関係史も興味深いものでした。
「外宮」は、アマテラスの食事をつかさどる豊受大神をまつっているといわれています。
しかし、「日本書紀」には、外宮についての記述は、ないそうです。
(「古事記」にはあるが、平安時代以降に書き加えられたらしい。)
アマテラスが大和からやってくる前からいた伊勢の地主神を外宮の神として処遇したという説があるそうです。
両宮の関係は微妙で、室町後期などでは、暴力沙汰に及ぶことも珍しくなかったそうです。

前著「伊勢神宮の謎を解く」(ちくま新書)では、天武帝は、伊勢神宮を作り、記紀を編纂させ、「天皇」を発明したということで、日本史上随一の天才政治家だったという印象を受けました。
本著では、天武帝に続く女帝・持統のすごさが強調されています。

日本史マニアでも宗教マニアでもない私にも、よく理解できました。
前著と同様、知的好奇心を満足させてくれる名著です。








宮崎・日南観光

2013-07-15 10:54:00 | 旅行・観光
昨日のブログで、宮崎に行ったことを報告しました。
そのまま12日(金)夕方の名古屋便で帰ることはできたのですが、せっかく行ったのにもったいない!
そこで、もう1泊して、13日(土)も観光することにしました。
でも、一人でレンタカーを借りたりしたら、それこそもったいない。
そこで、ネットで調べたら、観光バスがありました!
宮崎交通の定期観光バス「日南海岸と九州の小京都飫肥(おび)」です。
昼食は別途ですが、大人一人4200円と、お手頃です。
コースは、青島→堀切峠→鵜戸神宮→飫肥です。
宮崎駅前から乗って、宮崎空港で降ろしてもらいました。

はじめの訪問地「青島」は、亜熱帯植物に覆われた小島ですが、橋があるので、歩いて渡れます。
ここには、「青島神社」があります。
まわりは、「鬼の洗濯岩」という波状の岩で取り囲まれています。
「鬼の洗濯岩」は、ここだけではなく、日南海岸はずっと見られます。
なぜかタイ名物の三輪タクシー「トゥクトゥク」が走っていました。



堀切峠は、太平洋が一望できる日南海岸一の絶景スポット。
「道の駅フェニックス」があります。



鵜戸神宮は、海岸近くにあり、浸食されてできた洞窟の中に本殿があります。
駐車場からずっと階段で下っていきました。
当然、帰りはずっと上り!

素焼きの小さなボール「運玉」を5個ずつ渡されました。
これを男性は左手、女性は右手で、本殿下の磯にある「亀石(かめいし)」に向けて投げます。
亀石の背中に桝形の窪みがあり、この窪みに運玉が入ると願いが叶うといわれています。
私は、1個も入りませんでした。



最後は、城下町「飫肥(おび)」。
天守閣などは残っていませんが、石垣やいくつかの武家屋敷などがあります。
なぜ、ここが「九州の小京都」なのか、さっぱり意味がわかりません。
寺町ならわかりますが、城下町なのに。
そういえば、秋田県の角館(かくのだて)は「みちのくの小京都」だそうです。
古い街並みだったら、みんな「小京都」なのかな?
と、ネットで調べたら、

“小京都(しょうきょうと)とは、古い町並みや風情が京都に似ていることから、各地に名づけられた街の愛称である。室町時代以降、各地の大名が京都を真似た町づくりをし、それが小京都の起源となった。"(Wikipedia)

のだそうです。
小京都と呼ばれる地域が集まる団体として、「全国京都会議」まであるそうです。
岐阜県だと、郡上八幡も高山も「小京都」なんですね。

飫肥城「松尾の丸」は、再現された江戸時代の書院造り。
職業柄、ついついトイレやお風呂に注目します。
湯殿(ゆどの)は、総檜造りの蒸し風呂です。









空港に着いたのは、夕方5時前。
名古屋行きは7時発。
空港内の居酒屋風レストランで、ビールや芋焼酎を飲みながら時間をつぶしました。
そしたら、出発が70分遅れとのアナウンス!
仕方がないので、焼酎を追加注文。
すっかり酔っ払ってしまいました。






中小企業家同友会全国総会in宮崎

2013-07-14 15:43:00 | 旅行・観光
7月11-12日に宮崎市シーガイアコンベンションセンターで開催された中小企業家同友会全国協議会第45回定時総会に出席しました。
シーガイアといえば、世界最大級の室内プール「オーシャンドーム」が目立っていましたが、経営破綻したときから、閉鎖されたままです。
現在は、ゴルフコース、テニスコート、温泉施設、ホテル、そして国際コンベンションセンターなどが営業されています。

昨年、この総会は、岐阜市で開催されました。
私たち岐阜県の会員が設営しました。
まず、苦労したのが、会場の問題です。
長良川国際会議場のメインホールは、全体会に使うにはちょうどいい大きさでした。
しかし、14もの分科会会場が必要でした。
国際会議場で確保できるのは2部屋だけ。
隣接する都ホテルを総動員しても、全然足りません。
離れたところにある岐阜グランドホテルやホテルパークも利用して、なんとか間に合わせました。

ところが、シーガイアのコンベンションセンターは、すべてここだけでまかなえます。
1000人もの参加者が参加した懇親会は、立食パーティーではなく、全員が椅子に座ってゆったりしたものでした。
宮崎県の会員に、「広いですね~」と言ったら、
「ええ、宮崎県で、ここが一番広いんです。」
そりゃそうでしょう。
「日本で一番広いんじゃないんですか?」
と言ってあげました。



総会は、12日の正午で終わりました。
午後は、宮崎県の会員さんたちが企画してくれたオプショナルツアーに参加しました。
私が参加したのは、古事記、日本書紀の歴史をたどるコース。
現在、宮崎県は、「古事記編纂(へんさん)1300年」を観光の目玉にしています。
「記紀の道」という神話にゆかりの場所を巡り、また、「西都原(さいとばる)古墳群」を見学しました。
ここは、日本最大級の古墳群です。
300基以上もあるそうです。
古墳の中の玄室(げんしつ:死者を埋葬した部屋)に入ることもできました。











サンダーバードと自衛隊は常に災害に備えています!

2013-07-09 09:18:00 | 世間話
昨日、大垣市役所に行きました。
カウンターの下には、さまざまなポスターが貼られています。

(お、サンダーバードだ!)

人形を使った特撮TV番組「サンダーバード」は、私が子どものころ、たいへん人気がありました。
それを自衛隊が拝借しています。

「市民を守る最後の砦 THUNDERBIRDS & 自衛隊 常に災害に備えよ!
 サンダーバードと陸海空自衛隊は、常に災害の発生に備えています。」

とあります。

「NOW ON SALE」

って、何でしょう?
よく見ると、

「サンダーバード ブルーレイ・コレクターズBOX」

が発売中だとか。
アマゾンで調べると、たしかにありました。
ということは、自衛隊が一方的にサンダーバードを利用しているんじゃなくて、DVD販売としても自衛隊を利用しているようです。
自衛隊とDVD販売業者のタイアップ企画なのでしょうか。
でも、市役所内に掲示してもらったのは、営利企業ではなく、自衛隊の方でしょう。

東日本大震災などでの活躍で、自衛隊の人気が上がっているのでしょうね。
昔の自衛隊は、人集めに苦労し、駅前で家出少年を拉致するんだとか言われていましたが、今では求人も楽なのかな?

それはともかく、「サンダーバード」に熱狂したのは、われわれ世代。
「お子さんを自衛隊に入れませんか!」ということでしょうか?
ちょっと年代的には、ずれているような気がします。




お客様の声を2件アップロードしました。
1件は、トイレリフォームと床の改修をされた神戸町の正力様
もう1件は、ストックヤードを設置された大垣市中野町のT様です。




小説 真夏の方程式

2013-07-08 11:01:00 | 
映画の公開前に読んでおこうと思っていた東野圭吾「真夏の方程式」(文春文庫)。
「水危機 ほんとうの話」に手間取り、なかなか読めませんでした。
でも、その気になったら、すぐ読み終わります。
土日で、読了しました。
すでに公開されている映画は、今度の日曜日あたりに見に行こうと思います。

さて、この物語、言わずと知れた「ガリレオ」シリーズ。
主人公である湯川を思い浮かべようとすると、自然に福山雅治になってしまいます。
著者は、この小説を、はじめから映画化するつもりで書いたのではないでしょうか?
このまんま、映画にできそうな気がします。
でも、原作では、警視庁捜査一課の女性刑事は、内海薫。
もちろん、柴咲コウのはまり役。
映画では、TVドラマ同様、岸谷美砂に替え、吉高由里子が演じるようですね。
太田川刑事は、どうなるのかな?

一応、ミステリなので、内容を語るのはやめましょう。
でも、このようなトリックを明かすのが、物理学者である必要があったのか疑問です。
どちらかというと、物理学ではなく、化学の領域だと思うのですが・・・
以前も、そんなことを、このブログで書いた気がします。
まあ、それより、警察が捜査内容を協力者とはいえ、民間人に教えてしまうことの方がありえないようです。
せっかく面白い物語を作ってくれているのですから、野暮なことを言うのはやめましょう。