New Yorkのジャズピアニスト、クニ三上(Kuni Mikami)のブログ

ツアーの様子を中心にお伝えしています。

山形米沢・カフェハウス・パウゼ

2012-06-07 22:30:00 | 2012年春のツアー
 2日間の休みをはさんで、阿佐ヶ谷に集合した我々は北を目指し、5時間で山形県米沢に到着。
 付近を散策したところ映画「スイングガールズ」が撮影された古道具屋さん「エビスヤ」に遭遇。さらに歩くとお茶屋さん「茨城屋」、ここで急須を3つ購入。和菓子と煎茶をいただき会話が進むと、娘さんはカリフォルニアで暮らす造園師であるとのこと。米沢は面白い町である。

 演奏会場の「カフェハウス・パウゼ」は屋根の高い洋風建築、グランドピアノがあり、クラシックにも適した音廻りである。マスターはチェロ、奥様はヴァイオリンをたしなむ。

 ニューヨークで展覧会を開催した時に知り合った竹細工師の田中さんご夫妻が友人を大勢誘っていらしてくださって、お土産もたくさんいただく。

 地元新聞の方、陶芸家の方、仙台からも元南光学園の理事長五十嵐氏となかなか多彩な顔ぶれであった。ジャズ好きの方も多く、沢山のリクエスト。

 演奏後の打ち上げで、マスターのコーヒーの秘訣と秘密の紅茶の淹れ方を教わる。小型アンプも頂く、良いのかしら。NYに持ち帰り大事にしたい。


これが映画「スゥイングガールス」に出てきた古道具屋「エビスヤ」


「パウゼ」は休み、休符という意味のドイツ語


可愛いカフェハウスパウゼの外観


演奏中


MC中


2階から


皆さんと記念撮影



岐阜県揖斐・ラーニングアーバー横蔵「樹庵」

2012-06-03 23:53:00 | 2012年春のツアー
 岐阜県まで日本海に沿って3時間、廃校になった村立横蔵小学校の校舎を改築、大人から子どもまで自然体験の出来る宿泊も完備された施設「樹庵」に到着。

 ちょうど宿泊練習していた剣道の豆剣士達の帰るところに出会った。ロカビリーのバンドが泊まって演奏会をしたりもするし、テーマを決めての着物の月例展示会など、ここは多岐に渡る文化活動の拠点である。

 小林社長の広い人脈で、名古屋方面からの方も含めて沢山のお客様。用意された照明と音響で元体育館がジャズライブハウスに変身。皆さん、リズムに合わせて身体を動かしてくれた。

 打ち上げでは、お寺の住職、英語の先生(ここで日米の子供の合宿が行なわれている)、NPO活動の方など、様々に活躍されている興味深い顔ぶれの自己紹介を楽しく伺った。

 「樹庵」は、過疎地域を活性化し、社会に貢献し、より良い環境作りに、という小林社長の「志」と気持ちを同じくする方々が集まる豊かな場所なのであった。


客室には可愛い名前がついている


これが樹庵への入口


樹庵の全景


コンサート中は、道路まで自動車が並んだ


照明もプロが入ってライブハウスのようである




客席の様子




小林社長が最後にご挨拶


神妙に社長のお話しを聞く3人


翌朝出発前に皆さんと



京都久美浜・かぶと山虹の家

2012-06-02 23:58:00 | 2012年春のツアー
 兵庫から京都、といっても日本海至近の丹後の久美浜にある「かぶと山虹の家」まで3時間ちょっと。

 ここは風光明媚な丘の上にあるキャンプ場内のホール。毎年クラシックの音楽会を開催していたグループの初めてのジャズコンサートである。

 実行委員の皆さんのおかげで広い会場は一杯である。最初は静かに聞いていたお客さんも、2ステージ目からはジャズのノリに馴れた様子でリラックス。CDもとても良く売れて、「Live!」はここで完売となる。

 打ち上げは宿泊する旅館「時の宿まつだ」で、トビウオの刺身(羽は透明なんですね)や地酒(熊野酒造の二代目社長が持参してくれました)名物のバラ寿司。冬にはここはカニや牡蠣の名所との事。今度は冬に来るか?でも豪雪地帯だそうです。


つり橋の向こうは・・・


キャンプ場になっている


かぶと山の入口からこの看板がいくつか立っている


虹の家の前から見た景色


かぶと山虹の家の全景




このコントラストが見事です






窓の向こうは緑が溢れている


前方は座布団席


一杯の客席


人気のイボドラムで会場を一周


花束贈呈


ピアノの鍵盤や音符の書かれた帯でいらした方


かばんも


ぞうりまで!


打上げに出された丹後地方の名物「バラ寿司」


一番上がトビウオの刺身


トビウオの羽は透明だった


宿の近くの丹後神野駅にて




のどかな駅でした



兵庫上郡・ひがし蔵

2012-06-01 23:08:00 | 2012年春のツアー
 和歌山の最南端から北上、6時間で兵庫県・上郡に到着。3年前にも演奏した西脇酒造のとても広くて大きなひがし蔵。今はカフェとイベントスペースになっている。

 お料理上手のオーナーの西脇洋子さん、ヤギ革の打楽器や備前焼のギターまで自分で作ってしまう本業は設計士さん、NYで息子さんが録音エンジニアをしているというご夫婦、地元で市民演劇を行っている方・・・と洋子さんを囲むお仲間によるボランティアの皆さんがテキパキと準備を手伝ってくださった。

 演奏会の途中では、手作り(といっても本格派)の波の音の出るパーカッションを橋本が演奏した。

 演奏後、鮎や手作りの食事、そして洋子さんに車で案内していただいたのは「ホタルの川」。ちょうど今の季節しか見ることの出来ないホタルの群れに一同息を呑む。
「八丁とんぼ」「1枚岩」「ホタル」と今回は生物観察の旅のようだ。日本各地の風物を満喫している。

 ホテルは「先端科学技術支援センター」という超近代的な建物。高級マンションの1室のような部屋である。






皆さんに配られたうちわを使って演奏する橋本




手作りパーカッション


洋子さんの手作り料理