今朝、大津市で悲惨な交通事故が発生した。
交差点を右折しようとした車が、直進しようとした対向車と接触。対向車は弾みで左前方の歩道に侵入、散歩中に信号待ちをしていた保育園の集団に突っ込んだ。
この事故で、保育園児が2人亡くなり、1人が意識不明の重体となっている。また、8人が重傷、付き添いの保育士3人を含めた5人が軽傷を負った。
夕方、事故に巻き込まれた保育園の園長さんや、社会福祉法人の理事長さんなどが、記者会見を行った。ちょうどニュースの時間だったので、その模様は生中継されていた。
私はそれを観ていた。というより、たまたまテレビを点けていた。
観るに堪えなかった。園長さん、号泣しているじゃないか。
しかも、そんな園長さんに対し容赦ない質問を浴びせ、園長さんが号泣しながらも何か言葉を絞り出して発しようとしたその瞬間、コマーシャル。
なんとも、後味の悪い場面を目撃してしまった。
今回の記者会見は、事故当日の夕方という、事故当事者の供述や事故状況についての詳しい情報が明らかになっていないタイミングで行われた。そのためもあり、保育園の体制など、事故そのものとはほぼ無関係の内容に偏らざるを得なかったのではないか、という声もある。
それほど早いタイミングで保育園が記者会見を開いたのは、なぜか。遺族や被害者家族など、園児やその保護者を過熱報道から守るためではなかったのか。
もしそうだとするならば、報道関係者は、保育園の意志を尊重し、被害者への取材は必要最小限に止めるべきではないだろうか。
保育園の記者会見により、明確になったのは、保育園は何も悪くない、ということ。付き添い保育士の体制は国の基準を満たしているし、歩道上の車道から最も離れた場所で信号待ちをしていて、安全には十分配慮されていた。
もしも保育士の体制が不十分であるというならば、国の基準がおかしい、ということになるし、安全に対する配慮が不十分であるというならば、交差点や信号の形状に瑕疵がある、ということになる。
いずれにしても、今回の事故に関して保育園に過失は無い。
右折車と対向の直進車による衝突事故は、後を絶たない。
直進車をよく確認しないまま、あるいは確認しつつ強引に右折を開始する車は、もちろん言語道断である。その一方で、直進車も右折車が「止まるだろう」ではなく「もしかしたら止まらないかも知れない」と思って、心の準備をしておくことも必要なのではないかと思う。
私も、ときどき車を運転する。他山の石として、これからも安全運転に努めていきたい。
交差点を右折しようとした車が、直進しようとした対向車と接触。対向車は弾みで左前方の歩道に侵入、散歩中に信号待ちをしていた保育園の集団に突っ込んだ。
この事故で、保育園児が2人亡くなり、1人が意識不明の重体となっている。また、8人が重傷、付き添いの保育士3人を含めた5人が軽傷を負った。
夕方、事故に巻き込まれた保育園の園長さんや、社会福祉法人の理事長さんなどが、記者会見を行った。ちょうどニュースの時間だったので、その模様は生中継されていた。
私はそれを観ていた。というより、たまたまテレビを点けていた。
観るに堪えなかった。園長さん、号泣しているじゃないか。
しかも、そんな園長さんに対し容赦ない質問を浴びせ、園長さんが号泣しながらも何か言葉を絞り出して発しようとしたその瞬間、コマーシャル。
なんとも、後味の悪い場面を目撃してしまった。
今回の記者会見は、事故当日の夕方という、事故当事者の供述や事故状況についての詳しい情報が明らかになっていないタイミングで行われた。そのためもあり、保育園の体制など、事故そのものとはほぼ無関係の内容に偏らざるを得なかったのではないか、という声もある。
それほど早いタイミングで保育園が記者会見を開いたのは、なぜか。遺族や被害者家族など、園児やその保護者を過熱報道から守るためではなかったのか。
もしそうだとするならば、報道関係者は、保育園の意志を尊重し、被害者への取材は必要最小限に止めるべきではないだろうか。
保育園の記者会見により、明確になったのは、保育園は何も悪くない、ということ。付き添い保育士の体制は国の基準を満たしているし、歩道上の車道から最も離れた場所で信号待ちをしていて、安全には十分配慮されていた。
もしも保育士の体制が不十分であるというならば、国の基準がおかしい、ということになるし、安全に対する配慮が不十分であるというならば、交差点や信号の形状に瑕疵がある、ということになる。
いずれにしても、今回の事故に関して保育園に過失は無い。
右折車と対向の直進車による衝突事故は、後を絶たない。
直進車をよく確認しないまま、あるいは確認しつつ強引に右折を開始する車は、もちろん言語道断である。その一方で、直進車も右折車が「止まるだろう」ではなく「もしかしたら止まらないかも知れない」と思って、心の準備をしておくことも必要なのではないかと思う。
私も、ときどき車を運転する。他山の石として、これからも安全運転に努めていきたい。