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貧民街襲う商業化の波=ホテルにレストランも-ブラジル

2014年06月02日 | 国際 中南米

貧民街襲う商業化の波=ホテルにレストランも-ブラジル

 
貧民街の高台に建設されたホテル=5月8日、ブラジル・リオデジャネイロ

 【リオデジャネイロ時事】サッカー・ワールドカップ(W杯)の開催を控えたブラジルの貧民街(ファベーラ)に、商業化の波が押し寄せている。かつて麻薬 組織が支配した地区でホテル建設が進み、有名雑誌は清潔感が漂うレストランの特集を組む。「ブラジルらしい光景を見たい」と観光客も増えてきた。
  リオデジャネイロの海岸を見下ろす貧民街「ビジガウ」では5月中旬、ホテルの建設が急ピッチで進んでいた。南国調の明るい内装の相部屋形式(ドミトリー) で、1泊80レアル(約3560円)。従業員のダナさん(41)は「W杯観戦客からの問い合わせが相次いでいる」と開店準備に忙しい。
 大衆豆料理「フェイジョン」が人気の飲食店を経営するファビオさん(40)は「お客さんの6割は街の外から来る」と笑顔を見せる。オレンジ色に統一した店内には外国人観光客の姿も。週末には100人以上のツアー客がカメラを手にビジガウを訪れるという。

貧民街の路上で遊ぶ子供たち=5月8日、ブラジル・リオデジャネイロ

 州政府は2008年、1000カ所以上に点在する貧民街の制圧を開始。新たに警察署を設置し、重武装の部隊を置いて秩序を大幅に回復させた。住民のホベルトさん(37)は巡回パトカーに目をやり「子供が道で遊べるようになった」と話した。
  一方、貧民街の治安回復は、家賃高騰や物価上昇という新たな問題を招いている。高台の絶景に目をつけた富裕層が土地を買い始め、住民の一人は「300レア ル(約1万4000円)の家賃が1年で3倍になった」。バイシャダフルミネンセ大学のブルム教授は「貧民街の浄化は、商業化による負の側面も生んだ」と分 析する。(2014/06/02-06:14)



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