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ポロシェンコ・ウクライナ大統領:当選1カ月 戦闘やまず、経済は危機的

2014年06月25日 | 国際 ヨーロッパ

毎日新聞 2014年06月25日 東京朝刊

 【モスクワ真野森作】政治危機が続くウクライナの大統領選から25日で1カ月がたつ。圧勝したポロシェ ンコ氏は直ちに米露首脳と対話するなど、親露派武装集団との戦闘が続く東部情勢の安定化に向け力を入れる。23日には政権側と親露派が初めて交渉し27日 までの一時停戦に合意した。だが、その後も戦闘は散発。危機的な経済への対応にも追われ、難しい国のかじ取りを迫られている。 

 ポロシェンコ氏は20日、平和構築プランと1週間の一方的停戦を発表した。親露派側へ停戦期間内の武装 解除を求める事実上の最後通告だった。航空戦力などで優位に立ち、軍事的解決も辞さない構えをとる。一方の親露派側は一時停戦に応じたが、武器を置く動き には出ていない。

 こうした状況に、ロシアの軍事評論家、ゴルツ氏は「政府軍の勝利は難しい」と断言。「市街戦で武装集団は一般市民を『人間の盾』にするはずだ。そのため、どんな軍部隊も全火力を投じることはできなくなるからだ」と言う。

 既に東部のドネツク、ルガンスク両州では、子供を含め1000人以上の死者が出ているとみられ、避難民は数万人規模に上る。戦闘がさらに長引けば、政権は国民の支持を失いかねない。今後の交渉の成否が、政権の命運を握る。

 ゴルツ氏は、ロシアがウクライナを不安定な状態にさせておくため、親露派へ限定的な軍事支援をしているとの見方だ。プーチン露大統領は、双方に対話を呼びかける一方、国内で大規模軍事演習を指示するなど、硬軟両様の姿勢を見せる。

 マイナス成長が続く経済の立て直しも喫緊の課題だ。ポロシェンコ政権は27日に欧州連合(EU)と自由貿易を柱とする連合協定に署名する。EUからの投資拡大や出稼ぎが容易になることへの期待が高まるが、ロシア離れは「もろ刃の剣」との見方も強い。

 東部を中心とする工業地帯はロシアとの取引に支えられてきたからだ。ガス価格交渉も決裂したままで、経済を安定軌道に乗せるのは容易ではない。



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