ロシア軍がモルドバ分離地域で演習、新たな編入の動きと懸念も
[モスクワ 25日 ロイター] -ロシア軍は25日、ウクライナ西部に隣接するモルドバ共和国の沿ドニエストルで軍事演習を行った。同地域をめぐっては、ロシアがクリミアの次に編入を狙っているとの懸念が高まっている。
インタファクス通信が、ロシア軍報道官の話として伝えたところによると、沿ドニエストルに駐留するロシア部隊が対テロ演習と基地への攻撃を想定した軍事訓練を実施した。
人口約50万人のうち多くがロシア系である沿ドニエストルは、1990年にモルドバからの分離独立を宣言。モルドバ側との軍事衝突を経て92年以降は自治を続けており、ロシアは平和維持部隊を駐留させている。
同地域について、北大西洋条約機構(NATO)欧州連合軍のブリードラブ最高司令官は23日、ロシアがクリミアの次に編入を狙っている可能性があるとの認識を示している。
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