2001年に発売にファインダー外付けの距離計連動カメラBESSA-Tと同時にコシナから発売された超広角レンズVoigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F4です。このレンズはライカの距離計に連動するようになっています。21mm付近の超広角のライカマウントレンズはいずれもかなり高価ななかで、このCOLOR-SKOPAR 21mm F4は比較的手頃な価格で手に入れることができました。
新しい時代のレンズと思っていましたが、来年には発売されてから20年になってしまうのですね。なかなか紹介できず、今になってしまいました。
レンズ構成 6群6枚
最短撮影距離 0.5m
フィルター径 39mm
重量 109g
なかなかきちんと作ってあるレンズです。アクセサリーも高級感があります、フロントキャップの内側には青色の羅紗のようなものが張り付けてあり、着脱がスムーズです。
周辺光量の落ちと若干の四隅の流れがありようです。小型の超広角レンズですので、こんなものでしょうね。
もう1枚。21mmとなると画面の整理が難しいです。
SONY α7+Voigtlander COLOR-SKOPAR 21mm F4(L)
このレンズは自分も使用しておりますが(銀塩時代から)非常にシャープに写るレンズです。
記事の中で「四隅が流れる」とありますが、きちんと組み立てられていれば流れません。
フルサイズ・ミラーレス機で使用すると 周辺部は少し甘く写りますが、これはレンズのせいではありません。
カメラのフィルター類(ローパスフィルターやUV/IRフィルター)の厚みにより 光路長が周辺部で
中央部より長くなるため 一種の像面湾曲のような現象が起こり「ピントが外れるため 甘く写る」のです。
責任はカメラにあり それをレンズのせいにしては、レンズが可哀想です。
周辺部の色づきもカメラに責任があり、この点は裏面照射素子のミラーレス機では解決しています。
(ソニーであれば α7RII あるいはそれ以降の機種)
また このレンズは6群8枚構成です。発売以来このレンズは現在までレンズ構成を変えることなく継続して供給されており コシナのHPでそのレンズ構成を確認することが出来ます。
コシナのレンズのこと、お詳しいのですね。
様々な条件で試したことがないので、私の技量では
まだ本来の性能が出せていない可能性もあります。
またご指摘のように個体差なのかもしれません。
このレンズは小さくて軽くて重宝しています。
もっと超広角が使いこなせるよう修業していきたいと思います。
今後ともよろしくお願いいたします。