明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。
2021年最初の写真は、我が家のカメラ/レンズの中で最も美しい組み合わせの、ライカIIIcとSUPER ROKKOR 1:2.8 f=45mmです。
ライカIIIcは、ライカとしては初めてダイキャスト製となって精度と強度が改良されて機種で、第二次大戦前から、戦中、戦後にかけて製造されました。バルナックライカの中では比較的リーズナブルな価格で手に入るクラシックカメラです。このライカIIIcは、今から20年ほど前に青山にあったレチナハウスという、おしゃれなビルの1Fにあったカメラ屋で購入したものです。レチナハウスは、コダックレチナやアルパやコンタックスといった当時でも珍しかった欧州のカメラがたくさん置いてあるカメラ店でした。
外観に若干の傷がある以外は、ファインダーもクリアな実用レベルの美品でした。シャッターは今でも快調に動いています。手にすると本当に精密機械の美しさを感じます。たまにシャッターを切って「コトン」という音が聞いています。
レンズは、以前にも紹介した千代田光学(後のミノルタ)のSUPER ROKKOR 1:2.8 f=45mmです。このレンズを装着して、ちょっと斜め上から見ると、一段と美しく見えます。
今年も、あまり陽の目をみないレンズやカメラにスポットを当てていきたいと思います。
どうぞよろしくお願いします。