1960年代の初めに発売されたAUTO YASHINON 5cm F2です。
M42マウントの半自動絞りタイプになっています。半自動絞りとは、絞り環を動かすと絞られていくのが、マウント側の銀色のレバーを動かすと絞りが一旦開放になってピント合わせをします。シャッター切るときには元の絞りに絞られるという機構です。初期のM42マウントの一眼レフで採用されていた機構ですね。以前に紹介したPentax Auto-Takumar 35mm F3.5もレバーの形状は異なりますが同じく半自動絞りでした。
レンズ構成 4群6枚
最短撮影距離 0.55m
フィルター径 46mm
重量 227g
絞り開放で撮ると、背景のボケに少し口径食が見られて、ゆるかに廻っています。
至近距離では、少し柔らかい玉ボケが出ています。
ボケはやわらかいようです。心地よい個性というところでしょうか。
いずれもSONY α7+AUTO YASHINON 5cm F2