先日、たまたま「吠えろ」の動画を撮ったので「吠えろ」について書きます。
私が、欧介に「吠えろ」を教えようと思ったきっかけは、救助犬の捜索作業の見学でした。
遭難者を見つけた際に、吠えて知らせる様子を見て、「どうやって教えるんですか?」って
聞いたところ、まず、「吠えろ」というコマンドで吠えるように練習をするというのだ。
その後、アジリティーでテンションの安定しない欧介に、吠えさせることで興奮が生まれ、
テンションUPに繋がるのでやってみては?と提案されたりして、本格的に教え始めました。
この「吠えろ」を教えるときにふと思ったことがあります。
それは、これって教えるタイミングみたいなものがあるんじゃないか?ってことです。
欧介に「吠えろ」を教えたころは、競技会などでも成績が出始めて、
つまり、私とコミュニケーションがとれてきたなぁって思った頃だったんですね。
「吠えろ」って言ったら吠えそうな気がしました。
最初は小さな唸るような「クゥーウー」って感じの声でしたが、
「そうだ~、吠えろ吠えろ~」と言ってけしかけると、ハッキリと「ワン」と言いました。
犬は吠えることで興奮します。
そのため、吠えやむことをしっかり教えないといけません。
教えるタイミングだと感じたのは、吠えそうな気がすると思ったからじゃなくて、
やめさせることができると思ったから。
その確信が持てた時が教え時なのかもしれません。
例えば、欧介の場合、お友達と一緒に追いかけっこをして遊ぶのが大好きでした。
最初の頃は疲れ切るまで走らないと「おしまい」はなかったのですが、
その頃、私が「おしま~い!!」「やめ~!!」って言うとどんなに大興奮で走ってても
やめて戻ってこれるようになってきました。
どんな興奮もコントロールすることができるようになってきたんですね。
「吠えろ」を教えることで、吠えのコントロールができるようになると言うのは
しつけの定説ですが、飼い主のコマンドで吠えられるようになるとむやみに吠え無くなる
と理解されていることが多い気がします。
実際には、飼い主のコマンドで吠えやむことができる、だから「吠えろ」と言われたら、
「吠えていいんだよ」というスタンスで考えると、
「吠えろ」を教えたら、より興奮して吠えるようになってしまった、と言う
おかしなことが無くなるのではないでしょうか?
蒼太は、(欲が強い子なので)「やめ」を最初から徹底して教えたので、
割と早い時点で「吠えろ」を教えようと思いトライしてみました。
ところが、意外と声が出るまでに時間がかかりました。
蒼太は、欲は強くても気が弱い。
犬が吠えるって、きっと何かを知らせたり、威嚇したり、脅したり、
自分の存在を相手にわからせることが目的だったりする。
気の弱い蒼太にしてみれば、何も無い状況で、声を出すことに
勇気が必要だったのかもしれません。
自分に自信が持てるようになると同時に、吠えることができるようになりました。
蒼太の吠えろです。
「やめ」でしっかりと吠えることをやめています。
服従訓練では、「吠えろ」や「持来」はある程度訓練がしっかり入ったころに教え始めます。
これは、興奮のコントロールであったり、咥えることでの興奮の高まりを鎮めたり、
その時点で意味のないものをしっかりと咥えて保持できるということは、
感情のコントロールでもあるので、やはり飼い主とのコミュニケーションが
十分にとれているかどうかが、教え時、教えるタイミングになってくるのです。
服従訓練は、そんなことやらせて何の意味があるのかと思われがちですが、
「吠えろ」や「持来」は犬にとって、感情の安定と確かな自信を学ぶ為のものなのです。
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