去年の昨日、蒼太くんがo-家の家族になりました。
北海道からはるばる、飛行機に乗ってやってきた蒼太くん。
来たときは、7キロくらいで、欧介兄さんと同じ位の大きさでした。
ひょろひょろと長い足と、尻尾。
そして、トレードマークのかたっぽだけ、青い目。
その目で見つめられると、吸い込まれそう。
初めて会ったとき、ケージの中から、
「この人たちが、僕のお父さんとお母さんになるんだね。」
って、すべて分かっているかのような表情をしていた蒼太。
不安というより、確認の表情だった。
そして、蒼太は、o-papaとo-mamaのそばにくっついて離れなかった。
ケージに入れられ、一人で飛行機に乗せられた時点で、
彼は、今までの場所が、彼のいるべき場所ではないことを、
悟ったのだと思う。
凄いな~って、感心した。
それから1年、蒼太は、常にこちらを見つめ、
こちらの感情を一心に感じようと努力し、
家族の一員になるためにルールを学び続けた。
なんだか、いじらしく、不憫にさえ思えることもある。
でも、それが蒼太なのです。
今、蒼太は、アジリティーとオビディエンスとsheepを
やっています。
競技犬、又は、訓練犬のような生活でも、
蒼太自身は、何の不満も感じず、
何か一緒に出来ることが蒼太のお仕事であり、
楽しみでもあるのです。
でも、o-mamaは、せっかくo-家に来たのですから、
家庭犬としての幸せも知って欲しいと思っています。
バランスの良い生活と愛情が、良い犬を育てると思うからです。
最近の蒼太くん、
夕方になるとワンコがたくさん集まるM公園に行っても、
ひとしきりみんなと遊ぶと、
大人になって、みんなと遊ばなくなった欧介兄さんと
o-mamaが、オビ練をしているのが気になる様子。
戻ってきて、一生懸命欧介兄さんの真似をして、
アトしたり、フセしたり、、、
オビが面白くなってきたみたいです。
ちょっと、邪魔だけど、自らやりたいと思ってくれる
この日を待っていたのです。
アジも、オビもsheepも
やりたいと思う欲求を最大限に引き出せれば、
楽しんでやってくれます。
蒼太を育て、教育とは、詰め込むことではないんだなぁ、って
感じました。
芽が出るまで、じっと待ち、
水や肥料といった手助けをしてやって、
自らが育とうとする力を与えてやることだと思いました。
もちろん、反れて欲しくない道に枝が伸び始めたら、
思い切って、切り落とし、まっずぐに修正する必要もあります。
そのときは、なるべく痛みや傷を引きずらないように、
素早く、適所で、対処する意思が必要です。
蒼太には、ゆっくりとでいいから、
のびのびとまっすぐに育って欲しいです。
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