りらっくごブログ

上方落語に遠距離片想い
        by ことり@愛知

『りらっくごvol.7』

2011-05-09 21:00:52 | 落語会レポ

『りらっくごvol.7』
2011年5月8日(日)15:00 刈谷市総合文化センター4階研修室

桂 吉の丞 「犬の目」
桂 雀喜  「皿屋敷」
桂 こごろう「野崎詣り」
中入り
トーク お囃子紹介

早いもので、7回目の『りらっくご』です。

吉の丞さん、
たぶん3年前、初めて聴いた時、「若いのにきっちりこなして、やはり吉朝一門だなぁ」と思った記憶があります。
今回も、吉の丞さんの落語で客席がほぐれていくのが伝わってきます。

『りらっくご』、vol.5までお囃子はCDでした。
前回から三味線の方にも来ていただき、生のお囃子になり、ハメモノの演目もできるようになりました。
雀喜さん、
「皿屋敷」、ハメモノネタです。
舞台袖で、演奏している姿を眺め、へぇこんなふうになっているのかと。

こごろうさん、
雀喜さんの落語が始まってすぐ、こごろうさんに「見台使われますか?」とおききしたところ、
まだ何をかけられるか決まっていないようで、「また後から言います」とのこと。
しばらくしてから、こごろうさんから「見台無しで」と。
さて、何の演目?
こごろうさんが見台無しっていうと、「動物園」が浮かんでしまいますが、トリですから、ソレはない?
「野崎詣り」でした。
すごく心地いい「野崎詣り」でした。

さて、落語は以上ですが、
『りらっくご』は「落語だけじゃない落語会」というのが私的キャッチフレーズ。

中入りに楽屋に行って、
「皿屋敷」のハメモノのとこを、こんなふうにやってましたっていう感じで、みせてもらえませんか?
と、お願いする。
私だけの役得にするにはもったいなくらい素敵だったから。

中入り後は、私もお客様と一緒にトークを楽しみます。
今回はいつものお客様の質問にこたえてのトークはお休みして、「お囃子紹介」を。
生のお囃子になったらやっていただきたいと思っていたのです。

まず、楽器の紹介。
それから、落語会の流れにそって、
・一番太鼓
・二番太鼓、
・出囃子、
 …前座さんの「石段」と、
  リクエストの多かった春團治師匠・米朝師匠の出囃子と、洋物の仁智師匠の出囃子
・はめもの、
 …雨・雷などいくつかの効果音の紹介の後、
  進行役のこごろうさんに「皿屋敷を」とふられ、
  雀喜さん、「さっきと同じ噺を、同じ会で、」と言って笑わせて、
  こごろうさんは「最初からやったらあかんで、長くなるから。」
  ・・歩いて皿屋敷に向かう場面と、お菊が登場して皆が逃げるところを。
・バレ太鼓
知らなかったこといっぱい楽しく教えていただき、大満足な「お囃子紹介」でした。

ご来場くださったお客様、
熱演してくださった出演者の方々、
粗忽な私をいつも支えてくれるスタッフ、
皆さんのおかげで、佳い会になりました。
ほんとに、ありがとうございました。


なんだか、やりたかったことは全てやりつくした感もありますが、これからも頑張っていきたいと思っています。
どうぞ、これからもよろしく。
次回は(会場がおさえられれば)10月あたりにと考えております。