空手の先生の中では若くて(まだ20代後半くらいなのか、どうなのか(白人も黒人も皆年齢不詳)?子供に一番人気の若手イー先生。
息子のもっともっと上達したいという熱意に答えてくれて、週1で息子のプライベートレッスンを無料でしてくれることになりました。しかもわざわざご自分の本業を早めに切り上げて、一般レッスンの45分前に駆けつけてくれるのです。
他所の子相手にこんなに一生懸命してくれて、実の父親でもなかなかせんというのに…。
ほんとにほんとに感謝なことです。
でも、学校から帰宅するのが3:00。それから現地校宿題と日本語宿題を済ませ、私は夕飯作り、皆食べ終えるのが5:30まで。5:45pmには家を出なきゃならず、帰宅すれば夜の8:00。こんな追われるような夕方なんて「もう何もかも嫌だ・・・」と思いますよ・・・。
また、いくら信頼している先生とはいえ道場内に先生と息子を二人きりにするわけにはいかないので、娘連れての同伴ってことになり、結局私も道場でぼけ~と突っ立っていなきゃいけない約2時間。これでもか、これでもかとキツいです・・・(涙)。
髪の毛ボサボサで、顔は脂ぎってテカテカで(メイク直す暇もない)、服も何着てるのか分からない状態で、子供達と駆け足で道場に向かう私の姿を気の毒に思ってくれるのか、わざわざ若手イー先生から直接「前日の確認メール」だの「帰るメール」だの送ってくださるんですわ。
こんな丁寧なメール、実の旦那でもしてくれんというのに…。
息子が習いたいって言うし、この先生のレッスン好きらしいし、望みを叶えてあげたいしね。
サンドバッグでのパンチやキックだと子供の骨の成長に負担がかかるとか、実際に人間相手に練習したほうが感覚が掴めるとかで、イー先生がサンドバッグ代わりになり、息子におもいっきりパンチやキックさせ的になってくれるんです。道場内に息子と同年代でスパーリング(実践)する(したがる)相手がいないというのも理由です。イー先生はテコンドーと空手の黒帯だから丈夫なのか、まあよう相手してくれるな…と感謝の気持ちでいっぱいです。
こんなこと,実の父親でも絶対にやってくれんよ…。
と思っていたら、息子のことを「実の弟にしたい」というほど可愛がってくれているお兄ちゃん達が、「デヴィッドのスパーリング相手ならオレがなる!」と、毎週代わる代わる相手役を希望してくれる子が現れるようになったのです。叩かれっぱなしの蹴られっぱなし役なのにね、「もっと本気でしろ!」「「今のはいいパンチだった!」「遠慮するな」「素質があるぞ!」と励まし続けてくれ、応援してくれてでね、みんなほんとに褒め上手!見ていて涙が出そうな友情です。
日本でも勉強と自然体験をさせてくれていたお兄ちゃん先生がそうでしたし、今の日本語先生もそうですが、時間を割いて、体を張って付き合ってくれるイー先生と息子の間にも絶対的な信頼感が生まれています。また年上の道場生達との絆はかけがえのないものとなっていて、親以外の大人や男達が息子の成長に関わってくれていることを本当に嬉しく思います。
特に私、女性ホルモンギンギンで、毎日が生理前のようなヒステリックさだからね…(汗)。私みたいな大人とだけ接していたら、絶対に人間不信に陥るよ。
ともあれ,学校でのストレスや学力基準への苛立ち,母親に対する反発など,何でもいいので先生を的に力いっぱい発散してもらえると助かります(なんて勝手な親だ!)。
イー先生にはこれからも末永くお付き合いしていただいて,息子が思春期になって本当にややこしい時期や受験の前になったときも、また体当たりの相手になってもらいたいと勝手に願っております.
どうせなら、私のいろんな柵やストレスも、この際イー先生に全部受け止めてもらいたいですけどね…。
こんなふうに空手が役立つなんて思ってもいませんでした。
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