Pieces of My Life♪ ニューヨーク近郊の暮らし

子育て専業主婦から脱出!ニューヨークで医療従事者しながらコロンビア大学大学院在籍。ニューヨークのお弁当も頻繁に更新中。

突然な自然死・・・(4)

2015-04-01 | 大学・仕事

実は1回目の治療後、今まで痛くも痒くもなかった歯が、
痛み始めました。
根っこの先辺りが、何もしてなくてもグワングワンと響くっていうのかな?
疼くというのかな?
結構鬱陶しい痛み。
痛むたびに歯医者の顔思い出して、

「あのヤブ医者めー!!」「クソ歯医者めー!」と思わずにはいられない痛さだわね。

だって、虫歯になって痛いんじゃなくて、
痛くなかったのに、
歯医者が治療し出してから痛くなるんだもん、
やっぱり苛立ちの矛先は歯医者に向けるでしょ?

でもね、この痛みが根っこの治療(ルートキャナル)に伴う痛みなんですわ。
歯の周りの神経が反応してんの。
なんか治療中の歯の前後3~4本全部疼いてた。
だから歯医者のせいの場合もあるんだけど(単に治療が下手)、
治療中の痛みでもあるんです(普通の流れ)。
分かってる私でさえ、歯医者を恨みたくなる痛さね。

D:「痛み出た?」
私:「うん、ムカつくような痛さだった。」
D:「あっ、そう。良かったじゃない?痛み止め飲んだんでしょ?」
私:「飲まなかった。」
D:「なんで?!飲んでって言ったじゃん?!」
私:「ルートキャナルの痛みを経験するなんて滅多にないことだから、痛みがどう無くなっていくのか身を持って知るために、飲まずに様子見てた。」
D:「なんでそんなことするの?昔っから変な人だよね。」
私:「痛み止め飲んだら、痛みが増しているのか、和らいでいくのか分かんないじゃん!」

つってね。

D:「そんなに痛みを経験したいんだったら、いっそのこと麻酔無しで治療する?」

って、またまた悪いご冗談を・・・(汗)。

結局神経取って5日後に痛みがスーっとフェードアウト。
面白いねー。歯の造りって。
7日目にはもう違和感無し。
これが一般的な流れ。

ルートキャナルしてる患者さんで、
「痛いんです。」って顔歪ませて再来院する人、
どの歯科医院でも何度も見てきたけど、
自分が経験したことないと、
何がそんなに痛いのかさっぱり分かんなくて、

「そんなにこの歯医者はルートキャナルの腕が悪いのか?」

「それとも、この患者は大袈裟なのか?」

の、どっちかくらいしか疑ってこなかったんですけどね。

ああ、確かに痛む痛む。

でも5日間は、
「パフォったんちゃうやろな?」
(パフォる=歯科業界用語で根管治療を失敗したとき使う用語)
とか、

「ペルってんの、見落としてんちゃうやろな?」
(ペルる=歯科業界用語で歯の根の周りが病気になっていること)
とか、

そんなことばっかり脳裏をかすめ、
歯医者の腕を疑い捲くった日々でした。

そんなこんなで2度目の治療もあっという間に終了。

判明したこと、

D:「足短いくせに、歯の根っこが信じられないくらい長いんだね。
大柄なアメリカ(白人)男性の根っこ並みの長さだよ。
こりゃ、歯周病になっても、ちょっとやそっとじゃ歯が抜けないわ。良かったね。」

って・・・(汗)。

根っこの長さは、日本でも、NYの矯正歯科でも、
毎回驚かれるんですけどね、
ルートキャナルのときに本領発揮?!
パフォることも出来ない。

そんなとこ長くても人生のなんの役にも立ちませんけど・・・。

次回は根管充填です。

いよいよクラウンへ。

ああ、嫌だ嫌だ・・・。

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