きのうこじぞうが幼稚園から帰ってきたとき。
階下のこじぱぱ両親が外に出ていたので、いつものようにしたのこじぱぱ家から家になだれ込みそうだな・・・(玄関は別なのだが、中に繋がるドアがあるんです)と思った私は
「こじぞう、今日に限っては、おばあちゃんちじゃなくて、おうちの玄関から入ると、いいこと、あるかもよ」
「えっ? なになに?」
玄関を開けると・・・
かぼちゃ大王の上に、白いくまくまが乗って、お出迎え。
「わぁ! 白いくまくまだ!!」こじぞうの顔がわぁっと、嬉しそうになった。
「こじぞうがくまくまがいなくなってしょんぼりしてるからね、くまくまが『いとこ』の白いくまくまにね、こじぞうのところにいってあげて、って頼んだんだよ。かぼちゃ大王の魔法だね!」
こじぞうは、白いくまくまを抱きしめて
「白いくまくま、いらっしゃい! 大好きだよ! 仲良くしようね!!」
くまくま、城南島でなくしたこじぞうのは、黒熊でした。
Tyのビーニーベイビーのくまなので、もしかしたら同じコがまだいるかも?と、商店街に行ったときにTy社のをたくさん扱ってるおもちゃ屋さんで探してみたのです。
でも、くまは数あれど、こじぞうのと同じくまくまはいなかった。
それにこじぞう「同じコがいても、くまくまは、ひとりだけだよ。」と言っていたので、いても納得はしないかもしれない。でも、少しは慰めになるかなぁと思っていたのだ。
ぽこ坊そっちのけで散々探した挙句、あきらめて帰ろうとすると、おもちゃやのおばさんが
「何かお探しですか?」と声をかけてくれた。
それでこじぞうの城南島での顛末と、くまくまがさみしがってると言って時折思い出してはべそをかくこじぞうの話をしてみた。
こじぞうのくまくまの本名も伝えてみた。cinders、ってほんとはタグに書いてあったのよね。
ハートのタグの中に名前とお誕生日と、そのぬいぐるみのエピソードの小さな詩が書いてあるの。
「まぁまぁ・・・男の子って、そうなんですよねぇ・・・ お時間、あります? ちょっと待っててくださいね ぼくはここで一緒に遊んでてね~」
そういっておばさんは店員さんに店を任せて奥のほうに入っていった。
ぽこ坊とお店のアンパンマンのおもちゃでしばらく遊んでいた。ほんとにしばらく、おばさんは探してくれていたようで。
そして、袋に二つ、ぬいぐるみを入れたのをもって戻ってきた。
「このコね、人気あったんですよ~ こういう(と言ってお人形のように二本足で座るくまを指して)コはいっぱいいるんですけど、こういう(4本足で座るタイプの)くまは、あまりないから人気があるんですよ・・・ 2000年の限定品だったし・・・」
そうだ、こじぞうがあかんぼの頃に買ったんだから、やっぱ2000年だ。たまたま限定品をつかまえちゃったんだ。こじぞうの親友のクワック(まゆげあひる)はまだ店にいるもんなぁ・・・いっぱいいるコの一人だからそれ程思い入れてないと思ったんだけど、やっぱり大事な友達だったんだなぁ・・・
「で」
とおばさんはつづけた。
「黒いコはね、もう売り切れちゃったんですけど、白いコがね、まだ1匹だけ、いるんですよ。こっちの黒いコは、やっぱりお顔が違うでしょ!?」
と袋の中のふたつのぬいぐるみを見せてくれた。お、くまくまと同じ顔! 色違いだ~
「たくさん出るんですけど、やっぱり『このこが』と探しにくるお客さんもいらっしゃるんですよ。アメリカでボーイフレンドに買ってもらったコをなくしちゃって探しにこられたお客さんもいました。だから数少なくなっちゃったのはこうして、大事に探してらっしゃるお客さんにだけ、お売りしてるんですよ・・・」
どうしよ。でも、色が違うしなぁ。・・・そうだ!
「・・・じゃぁ、『くまくまのいとこ』がくまくまに頼まれておうちにやってきた、ってことにしますよ」
「まぁ! いいアイディアだわ~ それにしてもお母さん、ユニークですねぇ♪」
・・・へへっ
お買い上げです、白いくまくま。
「でも、ほんとにお子さん、感受性が豊かですね~ ほんとにくまさんを大事に思ってくださって。おもちゃを扱ってるものとして、とても嬉しいです」
おばさんの言葉が、嬉しかった。
「失礼ですけど・・・ひょっとしておかあさん・・・」
「え?」
「AB型ですか?」
「い、いえ~ B型、です(笑。)」
階下のこじぱぱ両親が外に出ていたので、いつものようにしたのこじぱぱ家から家になだれ込みそうだな・・・(玄関は別なのだが、中に繋がるドアがあるんです)と思った私は
「こじぞう、今日に限っては、おばあちゃんちじゃなくて、おうちの玄関から入ると、いいこと、あるかもよ」
「えっ? なになに?」
玄関を開けると・・・
かぼちゃ大王の上に、白いくまくまが乗って、お出迎え。
「わぁ! 白いくまくまだ!!」こじぞうの顔がわぁっと、嬉しそうになった。
「こじぞうがくまくまがいなくなってしょんぼりしてるからね、くまくまが『いとこ』の白いくまくまにね、こじぞうのところにいってあげて、って頼んだんだよ。かぼちゃ大王の魔法だね!」
こじぞうは、白いくまくまを抱きしめて
「白いくまくま、いらっしゃい! 大好きだよ! 仲良くしようね!!」
くまくま、城南島でなくしたこじぞうのは、黒熊でした。
Tyのビーニーベイビーのくまなので、もしかしたら同じコがまだいるかも?と、商店街に行ったときにTy社のをたくさん扱ってるおもちゃ屋さんで探してみたのです。
でも、くまは数あれど、こじぞうのと同じくまくまはいなかった。
それにこじぞう「同じコがいても、くまくまは、ひとりだけだよ。」と言っていたので、いても納得はしないかもしれない。でも、少しは慰めになるかなぁと思っていたのだ。
ぽこ坊そっちのけで散々探した挙句、あきらめて帰ろうとすると、おもちゃやのおばさんが
「何かお探しですか?」と声をかけてくれた。
それでこじぞうの城南島での顛末と、くまくまがさみしがってると言って時折思い出してはべそをかくこじぞうの話をしてみた。
こじぞうのくまくまの本名も伝えてみた。cinders、ってほんとはタグに書いてあったのよね。
ハートのタグの中に名前とお誕生日と、そのぬいぐるみのエピソードの小さな詩が書いてあるの。
「まぁまぁ・・・男の子って、そうなんですよねぇ・・・ お時間、あります? ちょっと待っててくださいね ぼくはここで一緒に遊んでてね~」
そういっておばさんは店員さんに店を任せて奥のほうに入っていった。
ぽこ坊とお店のアンパンマンのおもちゃでしばらく遊んでいた。ほんとにしばらく、おばさんは探してくれていたようで。
そして、袋に二つ、ぬいぐるみを入れたのをもって戻ってきた。
「このコね、人気あったんですよ~ こういう(と言ってお人形のように二本足で座るくまを指して)コはいっぱいいるんですけど、こういう(4本足で座るタイプの)くまは、あまりないから人気があるんですよ・・・ 2000年の限定品だったし・・・」
そうだ、こじぞうがあかんぼの頃に買ったんだから、やっぱ2000年だ。たまたま限定品をつかまえちゃったんだ。こじぞうの親友のクワック(まゆげあひる)はまだ店にいるもんなぁ・・・いっぱいいるコの一人だからそれ程思い入れてないと思ったんだけど、やっぱり大事な友達だったんだなぁ・・・
「で」
とおばさんはつづけた。
「黒いコはね、もう売り切れちゃったんですけど、白いコがね、まだ1匹だけ、いるんですよ。こっちの黒いコは、やっぱりお顔が違うでしょ!?」
と袋の中のふたつのぬいぐるみを見せてくれた。お、くまくまと同じ顔! 色違いだ~
「たくさん出るんですけど、やっぱり『このこが』と探しにくるお客さんもいらっしゃるんですよ。アメリカでボーイフレンドに買ってもらったコをなくしちゃって探しにこられたお客さんもいました。だから数少なくなっちゃったのはこうして、大事に探してらっしゃるお客さんにだけ、お売りしてるんですよ・・・」
どうしよ。でも、色が違うしなぁ。・・・そうだ!
「・・・じゃぁ、『くまくまのいとこ』がくまくまに頼まれておうちにやってきた、ってことにしますよ」
「まぁ! いいアイディアだわ~ それにしてもお母さん、ユニークですねぇ♪」
・・・へへっ
お買い上げです、白いくまくま。
「でも、ほんとにお子さん、感受性が豊かですね~ ほんとにくまさんを大事に思ってくださって。おもちゃを扱ってるものとして、とても嬉しいです」
おばさんの言葉が、嬉しかった。
「失礼ですけど・・・ひょっとしておかあさん・・・」
「え?」
「AB型ですか?」
「い、いえ~ B型、です(笑。)」