長島音楽教室~守口メイプルパーク

守口メイプルパークのピアノ教室です。
リトミック・絶対音感指導も行っています。

チャイコフスキー

2010-03-06 14:27:18 | ピアノ・ソルフェージュ
先日のH先生の勉強会では、チャイコフスキーの「ひばりの歌」などをしました。
「ひばりの歌」は“四季”の三月の曲です。
演奏された先生も言われてたように、ひばり、そして三月というのに、寂しげな雰囲気の曲です。

H先生は、ひばりの声の録音、声紋、読まれた詩など、“ひばり”に関するありとあらゆる物を提示して下さいました。
いつもながら、本当に深い知識と理解。

録音を聴いて、これは!と思いました。
雨上がりなど、うちのマンションの窓外から鳥のさえずりがよく聞こえ、この鋭いさえずりも、その中にあるのでは?
ベランダに来るのはほとんど雀か鳩(来過ぎ…)ですが。
今も雨上がり。
いつまでも窓を閉めていないで、解き放ち、戸外の鳥の声に耳を澄ましましょう

聴こえます、いえ聞こえます、鳥たちのさえずり
もう大変なおしゃべりです
さて、ひばり~雲雀はいるでしょうか?

チャイコフスキーの母国ロシアは、非常に寒い国です。
三月といっても、マイナス何10度だったりするのでしょう。
そんな中で、鋭い雲雀のさえずり。
静けさ、寂しさをつんざく、春を切り開く、それが雲雀の声、3月の声なのでしょう。

ですから左の導入は寒く沈んだタッチで、旋律のスタッカートは奏法を変化させ、表現するのです。
家へ帰って演奏してみると、今までと随分変わりました

心情・情景を「(タッチを変えて)表現」する、それがピアノ演奏の面白さ、楽しさ、美しさの根源であることを改めて実感しました。





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