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死刑執行の放送と永山基準

2008-04-29 | 死刑問題

<文化放送>「死刑の瞬間」放送へ 昭和30年代録音

ラジオの文化放送は15日、死刑執行の瞬間を録音したテープを来月6日の報道番組の中で放送すると発表した。
 放送は5月6日午前10時から55分間、仮タイトルは「死刑執行」。
 同局によると、執行の瞬間を収めたテープは、昭和30年代に大阪拘置所が刑務官の教育や死刑囚の待遇改善を目的に作成。
当時の法務省矯正局長にも提出されたという。
録音時間は30~40分で、たばこをすすめられた死刑囚が刑務官と談笑したり、読経の声、ロープがきしむ音など、執行の瞬間と前後の音声が入っているという。

◇永山基準
 最高裁第2小法廷が83年7月、連続射殺事件で4人を殺害した永山則夫元死刑囚に対する判決で示した。

(1)事件の罪質
(2)動機
(3)事件の態様(特に殺害手段の執拗=しつよう=性、残虐性)
(4)結果の重大性(特に殺害された被害者の数)
(5)遺族の被害感情
(6)社会的影響
(7)被告の年齢
(8)前科
(9)事件後の情状--を総合的に考慮し、刑事責任が極めて重大で、やむを得ない場合に死刑も許されるとした。
以降の死刑適用指針となった。

毎日新聞より