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究極の男尊女卑の因習大報恩寺『おかめ塚』が、夫婦円満にご利益があるとは、あの森氏が喜びそうな話、Mさんと若生のやり取りから

2021-02-28 | 時事問題
Mさん
日本の昔話にはそんなおかめが出てくる話があるのですね!面白いです。
おかめ伝説と云えば、京都の大報恩寺千本釈迦堂にも「えっ⁉︎どうしてそんな結末になるの?」と驚く話が美談として伝えられております。
林黒土さん作の「おかめ」という戯曲も面白いです。醜女のおかめが主人公で「真の美とは?』と問いかける作品です。昔おかめ役をしました(^◇^;)

若生
Mさん、どちらのお話も知りませんでした。やはり、脚本家で演出家で作家で朗読家で役者のMさんですから、当たり前のことかもしれませんが、門外漢のわたくしには、またまたスゴイ方と恐れ入ると同時に、色々と教えていただくことが大変ありがたいと思っております。
大報恩寺の『おかめ塚』の話は、夫の名誉のために妻が自分の手柄を隠して自死するのを美談としていてるとは、何が夫婦円満なのでしょう。おかめさんを死に追いやって、究極の男尊女卑の因習ですね。森喜朗氏は絶賛することでしょう。いずれにしても、おかめさんの物語には、その表面の福福しいお顔の裏に潜む、哀しい、そして人々の心に対しての戒めが裏物語として多いですね。



大報恩寺の『おかめ塚』の
大報恩寺にお参りすると、境内にある「おかめ塚」に因み、“縁結び” “夫婦円満” “子授け” にご利益があると言われています。
「おかめ」は本堂建築で棟梁を務めた大工「長井飛騨守高次」の妻。
高次が重要な柱の寸法を間違えて短く切り過ぎた際、枡組で補えば良いと助言して、窮地を救いながらも「専門家でもない女性の知恵で棟梁が大仕事を成し遂げたと言われては夫の恥」と上棟式を迎える前に自害した愛妻「おかめ」の物語が伝わる、全国のおかめ信仰の発祥となっています。
有名な「おかめ」のふくよかな笑顔は明るい人柄を今に伝えています。
悲話の主人公「おかめ」の“助け合う円満な夫婦であり続けたい”という強い思いがお参りする人を応援してくれるのかも知れません。
大報恩寺より