若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

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癌の転移で4回の手術をした大切な友人を見舞う

2009-08-28 | Weblog
昨日の午後、東京女子医大に、一昨日胃癌で手術をされた74歳の尊敬する友人のお見舞いに行ってきました。想像しておりましよりも、お顔の色もよく大変お元気そうに見えましたので、少し心が晴れました。
この12年間で4回の手術です。舌癌、喉頭癌、大腸癌、そして胃癌、医学の進歩で、今回はお腹を切ることなく、内視鏡で切除したそうです。はっきりした結果はまだ出ておりませんが、1週間ぐらいで退院できるのではないかと仰っていました。
温かい心と最強の精神と体力の持ち主です。
普通、一箇所の癌でも、精神的に参ってしまわれる方が多いのですが、体中あちこちに転移していて、大きな手術でも4回、それでも気丈に、色々と自ら率先して活動や研究会を率いていらっしゃる方なのです。
どうしてこんなに良い方が、こんな辛い目に4回も遭わなければならないのか、その不公平に、何も出来ないでお近くに居る者として地団駄を踏まざるを得ません。
「もうたくさんです」過酷過ぎます。
実践的研究者(ご専門は農業経済であり、大学の教官でもあります)活動家故に、お若い時から色々と大変なことがおありの方ゆえ、ご身内で氏を支えて続けていらっしゃいます奥様のご心中は如何ばかりと想像もつきません。(奥様ご自身もご病気を抱えていらっしゃいますのに)

このように筋金入りですし、お人柄と頭脳明晰と屈強な精神と体力故、殆どの世直しの団体や学術研究の組織の長または要人としてお世話をしていらっしゃいます。
昨日の病床の上でも、この手術の結果や今後のご自身の体のこと等よりも、当面の問題としての9月からのちきゅう座の運営委員会や編集委員会をどうするのかとか、また長年関っていらっしゃいます砂川闘争の「伊達判決」のことなど色々の懸案が山積みでそのことを力強くお話されていました。
(ちきゅう座は、わたくしが波紋を投げかけた張本人ですので、どうすれば良いか、わたくしも考えあぐねているところですが)

ちなみにわたくしも大腸癌サバイバーです。

今年になって、不思議に思っているのですが、やにわに極身近に末期癌の方々が、私の周りに増えています。
これは私にナニカをせよといわれているのではないかと思うのですが、、。

生徒のお父様(お医者さんでしたが8月10にお亡くなりになりました。生前にお尋ねくださり、色々とお話をしました)、Aさんのお母様、上記の友人、最近知り合ったミクトモさん。(お電話で色々とお話しました)

癌は早期発見が何より大切なことです。
どうぞ皆様、癌検診を怠り無く。

写真は、盛りを過ぎたベランダの朝顔です。
まだたくさんの花をつけているのですが、心なしか小振りで、なぜかもの哀しく感じられます。

ここにも夏の終わりが。

嗚呼、魂の虚空が見えて、、、。