若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

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光市判決ー報道の罪悪

2008-04-24 | 死刑問題
昨晩いただいたコメントのやり取りです。

興味深い記事 (博美&まりん) 2008-04-23 17:20:26
光市殺人事件の件で、興味深い記事がありました。
http://www.ohmynews.co.jp/news/20080422/23793
~「巨大なる凡庸」とまでいわれたテレビ報道~
ワコウさんはどう思います?
法律で仇討を禁じているのに、無知で感情的報道に流されて死刑判決、そんな風にも見える今回の事件でした。
死刑。。。本当にそれで良いの?日本っっ
不思議な国ですよね。
ではでは

武蔵の母ことワコウ 2008-04-24 12:55:15
博美&まりんさん
コメントありがとうございます。
おっしゃるとおりです。
コメントいただいたのに気づくのが遅くてごめんなさい。
昨晩、このことについては、ショック受けながら書きました。

メディアの感情を煽るような一方的な、事実と相違する報道を鵜呑みにして、無知、無批判に反応した世間の得々とした傲慢さに、ますます嫌気がさしたワコウです。

だから、日本が嫌いなのです。(笑)

低俗なメディアとそれを上塗りする世間のあり方。
そこには、人をまた殺すことに対する痛みはないのかなと思います。
殺された被害者に対する共感や痛みはあっても、ここに見られるのは、無責任なご都合主義的な痛みです。
どうとでも転ぶ、主体のないその場その場に応じての感情的な反応です。これぞまさに見境のない『マジョリティーのヒステリック」です。

権力が、上から来るのではなくて、ご近所に、身の周りに、我々同舟の市民の中に存在する怖い怖い世の中です。日本は!!!

昨晩は、いつもよりたくさんの足跡がありました。
追跡したところ、二人の方がこのことについて書いていました。その二人とも、反省のない残虐な殺害だから死刑は当然と書かれ。弁護団に対する非難がむき出しでした。これは橋下徹弁護士の煽動やその他の偏った報道をを鵜呑みにしたものです。
メディアは本当に恐ろしい!!! 市民がそれによって洗脳されてそのまま自分の意見としてしまうのですから。

報道の責任の重大さが問われます。
放送倫理検証委員会(BPO)は、差し戻し控訴審をめぐるテレビ報道の多くは、
「感情的で、公正性・正確性・公平性に著しく欠ける。刑事裁判の前提となる知識も不足しており、視聴者の知る権利を大きく阻害する」
と苦言を呈し、報道番組なのに、普通のショウ番組のように成り下がった報道を糾弾しながら、そのメディアを通じてしか知ることが出来ないに視聴者に対しても鵜呑みにすることの危険を指摘しています。