若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

文字さえ書ければ、ポエット
感覚次第で、何でもアート
日日を豊かに遊び心

2014“ ノー・ウォー横浜展”(第12回)への若生のり子の出品作品「Sharing the Waves]

2014-10-23 | 現代美術
会期: 2014年10月21日(火)~10月26日(日)
午前9時~午後6時 (初日午後2時開場、最終日午後4時終了)
会場: 神奈川県民ホールギャラリー 全室
ノー・ウォー美術家の集い横浜/美術・九条の会 共催
http://www5c.biglobe.ne.jp/~kanazuch/tsudoi_index.htm

いま最も大切なことは憲法九条を守ること

―美術家の心を持ち寄りましょう―

昨年暮、国民的な反対の声を無視して国民の知る権利を奪う秘密保護法の制定を強行した安 倍首相は、憲法9条の解釈を変更し歴代内閣が固く禁じてきた集団的自衛権の行使容認に踏 み切ろうとしています。集団的自衛権を行使することは、日本がアメリカと共に戦争をし、場合に よっては日本独自にでも海外で武力行使をするということで、世界の宝と言われる憲法九条を 根本から破壊することです。しかも憲法解釈の変更を「閣議決定」で行うことは、立憲主義を否 定して国会さえもないがしろにするもので、許すことはできません。安倍内閣はその口実に中国、 韓国、北朝鮮との様々な“摩擦”をあげ、「積極的平和主義」と称して、軍事力と日米軍事同 盟の強化を押し進めようとしています。

しかし、憲法前文が明記する「平和を維持し、専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去し ようと努めている国際社会において、名誉ある地位を占めたいと思う」という願いと、「国権の発 動たる戦争と、武力による威嚇または武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、これ を永久に放棄する」と高らかに宣言する憲法九条を守ることこそ、アジアと日本国民に悲惨な 体験をもたらした先の戦争の教訓に導かれて、いま求められる本当の積極的な平和主義では ないでしょうか。

安倍政権の暴走をこれ以上許すわけにいきません。安倍政権の解釈改憲の動きに、自民党内や内閣 法制局長官経験者をはじめ、海外からも批判が相次いでいます。世論の多数も反対していることが 最近のいくつもの世論調査で明らかになっています。この声をさらに大きくすることが大切です。 2014年ノー・ウォー横浜展は新たな気持で足を踏み出します。







今回出品者数は118名(6グループ含む)、うち新出品者は15名です。
昨年 (103名、過去最少)より も美術家たちの政治的関心が高まったため、でしょうか。
第二次安倍政権は先ず憲法改定をと、「第一条、天皇を国家元首とする。
第九条、自衛軍の設 立」を主眼とする草案を発表し、
予想外の国民的反発に遭うと、次は日本を70年も昔に戻すよう な国民の目・耳・口をふさぐ「秘密保護法」を強行成立させました。
改憲案には中国、韓国が 批判するだけでなく、イラク戦争に自衛隊を引っ張り出したアメリカまで難色を示しました。
安倍政権は正面作戦の改憲案を引っ込め、それまで歴代政権が否定してきた「集団的自衛権の 行使」を国会にも諮らず「閣議決定だけで可」とする暴挙にでました。
これには自民党の元閣 僚をはじめ、全国各地の首長、法曹界、宗教界、学者・研究者、文化・芸術、芸能分野に怒り と抗議の声が広がり、国民の過半数が安倍自公政権の「戦争する国づくり」に明確に反対する 形になっています。

10余年前、イラク戦争反対no war! の運動が世界中に起こった時、横浜の美術家たちも「ノー・ ウォー、憲法を守れ!」を掲げて開催しはじめた「ノー・ウォー横浜展」ですが、今日の情勢の 中、ますます必要なものの一つではないでしょうか。
ノー・ウォー美術家の集い横浜・ニュースより抜粋