若生のり子=誰でもポエットでアーティスト

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やりきれない結末ー京都教育大集団準女性暴行のやり取り

2009-07-09 | 時事問題
アカショウビン
>「やはりこうなるか」と、腹立たしく、やりきれない気持ちでいっぱいです。

 ★いやいや、ワコウさんのお怒りは如何ばかりか!と拝察致します。

 >寺田学長は6日の大学の経営協議会で、「学生の不祥事により社会に多大な迷惑をかけた。本学の教育に対する社会的信頼を大きく損ね、関係する方面に多大な混乱と迷惑をかけた」として、辞意を表明したという。

 ★この学長辞職という事態の重さを学生たちはどれほど理解しているか実に心もとないものがあります。

 >女子大生が告訴を取り下げ、不起訴処分になった。大学から3月末に無期停学処分を受けている。

 ★不起訴に至る過程が知りたいところですが公にできない事もあるのでしょう。しかし結果から判断すると「示談」に至る馴れ合い、とでも邪推される過程が不愉快極まりない感じを持ちます。それにしてもワコウさんが指摘される欧米の判例との、この格差は一体何なのでしょうか。痴漢大学教授にはあれだけ厳しく、レイプ(に近いと注釈すべきなんでしょうか?)には実に寛容な今回の事例は欧米とは文化風土の違いというところに落ち着くというわけなのでしょう。溜息を通り呆れ虚しくなるのは女性だけではないでしょう。

 >ところが処分の翌日、学生は知人の日記サイト上に≪あの書き込み内容は中立的にみた場合、誹謗中傷には当たらない≫≪僕は元々図太い方なので助かりました 彼女はそうすね…、示談になりさらに今まで同情してた何も知らない周りの人間まで不信な目で見るようになる≫などと書き込んでいたのだ。

 ★「そうすね」という文言にバカ学生の知的・倫理レベルを感知し恐れ入ります。これで何故あらためて退学処分にしないのでしょう?大学側も処置の甘さは、ぬる過ぎを通り越して殆ど痴愚的段階なのではないのですか?

 >西浦久子・次席検事は「捜査によって、大学の調査では困難だった真相解明と示談につながった。強制捜査に問題はなかった」と話した。

 ★真相がどのように解明され示談に至ったのか、これは公表されることは可能なのでしょうか? 女性検事だから被害者の立場で了解し示談に至ったことで被害者は納得しているのか本音が知りたいところです。

 ★以前の書き込みで事実がどうか知りたいだけです、という書き込みがありましたが、ほ~ら見てみなさい、「事実」はレイプではなかったではないか、と自分の判断が正しかったではないかとでも思っているのでしょうが、「真相」は示談で本当に明らかになったのでしょうか?むしろ私は「籔の中」になった、としか思えませんが。それにしても昨今のガキ学生共の低脳と不埒さはすべてではないとしても日本男子の矜持を失った敗戦国の悲哀の行き着くところを痛感するしかありません。いつの間にか私が憂国の士になってしまった(笑)感がありますが、先ほどNHKテレビで宮武外骨の生き様を放映したのを実に面白く見た後だけにお許しいただきたいところですが。

青い鳥
こんにちは。
この件もそうですが、以前も新聞記事を見て唖然としたことがあります。日本でのこの種の犯罪の刑罰の軽さについては、正直あきれ果ててものも言えません。
いったいどういう背景で、そんな軽い刑罰になっているのか、理解に苦しみます。

ワコウ
アカショウビンさん

いつもいつも、当を得たコメントありがとうございます。

<★不起訴に至る過程が知りたいところですが公にできない事もあるのでしょう。しかし結果から判断すると「示談」に至る馴れ合い、とでも邪推される過程が不愉快極まりない感じを持ちます。>

同感です、不愉快極まりなく苦虫を咬む思いです。

今度も、今度も、いつものように下司で低脳で口さがない被害者バッシングであるセカンドレイプの荒しが吹きまくり、被害者をこれでもかこれでもかと痛め続け、警察も検察も弁護士も判事も、被害者の心身ともの深い傷や悲しみに顧慮、配慮せず、無味乾燥な手続き上の慣行で事を運んだコトと思われます。
また、男性警官からの取調べの段階でもセカンドレイプがあり、益々傷ついていってしまいます。日本は、このような被害者を検察の冷酷な取調べから守る機関がありません。わが国は本当にそういうことでも立ち遅れています。欧米では24時間体制のレイプ緊急支援センターがあります。
誰もが、被害者の立場に立ってコトを言わなかったと推測します。
傷つき孤立した被害者は最もその場での弱者です。弁護士も含めすべて周りは強者です。
ですからオロオロと、ただただ早くこの嵐が過ぎ去ってくれることを望むばかりに追い詰められてしまいます。
そしてもうたくさん、これ以上傷つけられたくないと思うようになります。
それ故、結果、告訴を取り下げて示談に応じるようにならざるを得ない気にさせられます。このような図式は、レイプ犯罪では常態化しています。だから、真相はいつも解明されず、仰るように「藪の中」になってしまい、泣き寝入り同然のようなことになって、なんだか釈然としないのです。
たとえ検察官が女性でも、残念ながら決して弱者の味方(この場合女性の見方)になるとは限りません。権力を持っている立場ですと、男の論理に迎合して彼女達だってセカンドレイプをしかねません。今回もそうですが、昨年の沖縄の事件だって、巷では口さがないセカンドレイプをする女性達も、哀しいかな少なからずいましたから。

「宮武外骨」とは、忘れていた存在です。
今彼が生きていたら、どう言うでしょう?
昨今のお上に迎合したジャーナリストに爪の垢でも煎じて飲ませたいくらいです。
豪放快活、何者も恐れず、ユーモアーをもって、バッサバッサと今の政治家たちや、世論のダメさ加減を、小気味よく切っていったことでしょう。
見逃してとても残念です。いつか再放送されることを。
TVでこれはという良い放送があれば、お手数ですが教えてください。
時間がなくてTVを見る習慣がないものですから、ついつい見過ごしてしまいます。
よろしくお願いします。

ワコウ
青い鳥さん

コメントありがとうございます。

<いったいどういう背景で、そんな軽い刑罰になっているのか>

世の中、一見女性が強くなったといわれていますが、それは見せ掛けだけで、制度としてはまだまだ日本は、女性にとっては暮らしにくい後進国です。
決して平等ではありません。男女差別がたくさんあります。
この21世紀でさえ因習的な「男尊女卑」は根強く日本社会にはびこっています。

次に、レイプに関しての、日本の刑法について書きます。