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昨年、第2次安倍政権下計8人の死刑執行 

2014-01-06 | 死刑問題
今日は6日、明日は七草粥をいただく日、お正月気分もやや冷めて日常に戻りつつあるところで、新年の晴れやか気分にズボッと棹をさすようで恐縮ですが。
シビアーなことで、ずーっと気になっていたことを書きます。
それは、安倍政権になって8人目の死刑執行が12月12日にありました。

原発再稼働、消費税増税、靖国参拝問題、 集団的自衛権、特別秘密保護法、憲法改正、尖閣諸島問題、普天間米軍基地の移転問題、TPP、フクシマ汚染水・復興問題、などなど、ざっと挙げてみましても、今後の日本の動向にとってたいへん重要且つ厳しい判断を迫られる問題が山積してあるにもかかわらず、どれもこれも、国民的議論や当地の民意をないがしろにし、また隣国への国際外交としての配慮もなく、 独裁政権の如くに振る舞う安倍首相の思うがまま恐ろしい方向に進んでいる現況があります。

ですからさほど問題にされませんでしたが、この死刑執行についても抜かりなく着々と実行しているのです。これも恐ろしいことの一つです。
昨年一年間の執行数は、過去十年で、二〇〇八年の十五人、〇七年の九人に次いで三番目の多さです。

私は、死刑制度に反対する者です。
死刑は殺人です。
どんな人でも生命を守る人権があります。
死刑は、国家という圧倒的な権力をもって無抵抗な囚人を殺す惨い残虐な刑です。

特に今の安倍政権は、国家に不都合な人間を如何様にでもできる「特別秘密保護法」なるものをあれよあれよという間に強引に国会を通過させたのですから、尚更怖いです。
戦前のような怖さ、すべてが権力を持つ者の腹づもりになります。
日本の社会はつい60数年前までは治安維持法があった全体主義の社会だったことを忘れてはなりません。

前にも色々書いておりますから、カテゴリーの死刑問題を参照してください。

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アムネスティより

死刑廃止へ向かう世界の動向
  G8カ国で死刑を執行したのは、日本と米国のみ
 国連加盟国193カ国のうち174カ国で死刑執行なし
 米国は、南北アメリカで唯一の死刑執行国
 ベラルーシは、ヨーロッパと中央アジア唯一の死刑執行国
 アフリカ連合54カ国中、死刑執行は5カ国のみ。37カ国は、法律上または事実上、死刑を廃止
 アラブ連盟21加盟国のうち7カ国が死刑を執行
 ASEAN では10加盟国のいずれでも、死刑執行なし
 英連邦54カ国で死刑執行は、5カ国のみ