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「調べるに『トビケラ』には人類が学ぶことが大いにあると思えてきました」生き物語 自然は尋常ではない85話

2021-04-30 | 小さな生き物




図鑑やWikipedia などで調べてみましたら、おびただしい数で何種類もいました。翅の模様が色々あり、美しく可愛い子たちで、黒い子、茶色の子、黄色い子、まだらの子、白い子等たくさんいました。全世界で46科、12,000種以上、日本ではそのうち29科、400種以上が生息していて、昆虫です。完全変態で、チョウ目との共通祖先から進化したと考えられています。だから美しい模様の翅をもっている種がいるのだと理解しました。
トビケラ目は毛翅目といって、ほとんどの種で翅が刺毛に覆われています。幼虫は細長いイモムシ状ですが胸部の歩脚は発達していて水生です。水陸両用で、トンボ類にも似ていますね。だから、玉川の河川敷にたくさんいたのに合点がいきました。
砂や植物片を自ら出す絹糸に絡めて円筒形その他の巣を作るものが多いです
絹糸を出して巣を作るのは、カイコ(チョウ目(鱗翅目)カイコガ科に属する昆虫の一種 )の繭と同じなのです。
巣の中で蛹になり、羽化の際は、蛹自ら巣を切り開き、水面まで泳ぎ上がり、水面や水面上に突きだした石の上などで成虫になります。困難苦難を乗り越えてのスゴイ旅路です。この様な羽化様式が多いのですが、クロツツトビケラなどでは、水中羽化も報告されています。
こんなに多くの同種が存在していて、様々に生き方が色々と異なっているにもかかわらず、共生できているということは、現代まさに問題になっているキーワードの『多様性』の見本の如くで、人類は見習わなければならないと思いました。
人類は、特に20世紀の2回の大戦や、21世紀の今現在でも恐ろしことに継続しているジェノサイトや、植民地主義を覆す民族独立戦争、民族自決闘争、資本主義が引き起こすナンラカの利権の確保での他国干渉で引き起こす戦争など、様々の人類間の殺戮を鑑みると、同じ種でありながら殺し合いをする人類よりは、ずっとトビケラの方が賢明に思います。
トビケラから学ぶこと大いにありです。

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飛躍し過ぎだ、と笑われる方がいるでしょう。
ですが、、、。
先の見えない行き過ぎた資本主義の問題や、人口が爆発的にこの短期間(歴史的に見て)で増加してきたことや、その関係での気候変動や、シンギュラリティ―、技術の急進歩などが主な問題でしょうが。
人類の英知(政治学や経済学や史学などを含む哲学だけでなく心理学やとりわけ現在において重要な社会学分野(当然、芸術文学、音楽、美学等を含む)の研究の結集が、出来るだけ早く、これらの様々な問題に対して、全人類の為に、解決の道筋を示唆する『よすが』や、新しい価値観などを教示されんことを! 一つ、スローライフが提示されていますが、、。
わたくしのような凡な表現者は、ブログやサイトを通して、このようにシコシコとささやかな抵抗に甘んじざるをえないのが、口惜しい限りです。