事情で3/19仙台における「LDS聖研グループ研究会」に来られなかった瀬座兄弟から、講演用のスクリプトが送られてきた。そのほぼ全文をここに紹介したい。(以下引用)。
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2011年3月11日の震災の被害が甚大に及ぶことから、教会はまず被災地の担当地域七十人の西原里志長老と地域福祉部長のハルヴォーソン兄弟、被災地を管轄する施設管理事務所長の瀬座の3人を仙台に派遣し、現地対策本部を設置することを決定。4日後の夜、3人は新潟に入り、翌朝バス(仙台への唯一の交通ルート)で新潟を出発し仙台に向かいました。途中、高速道路の不通箇所があり、通常よりもはるかに時間がかかりました。
当初は仙台ステークセンター(上杉ワード)に寝泊まりして、早朝から深夜まで救援物資の受け入れ、配送、被災地のニーズの把握、自治体との調整、地元教会指導者との協議を行いました。現地対策本部と言っても、3人だけのスタッフですので仙台ステークの会員と指導者の全面的かつ献身的な奉仕がとても大きな助けになりました。実質、仙台ステークの会員が実働部隊となっていました。自らも被災者であるにも関わらず、もっと困っている人々の支援のために自分の家のことはさておいて奉仕に専念した会員も大勢います。
4月になり、地元仙台ステークの会員に疲労の色が濃くなり、専属のスタッフが必要となる時期が来ましたので、教会は東日本大震災復興支援調整評議会の下に教会職員からなる支援体制を構築しました。主に①人道支援・復興支援部門、②物流部門、③ボランティア部門、④被災地の神権ラインの支援の4つの部門で組織化を行いました。
①の人道支援部門は地域福祉部が直接担当し、②の物流部門は資材管理部が担当、④の神権ラインの支援は地域七十人の西原里志長老が担当しました。③のボランティア部門は財務部トップの土門淳平兄弟がディレクターとして東京で、施設管理事務所長の瀬座がアシスタントディレクターとして現地でボランティア部門の担当することになりました。
ボランティア部門の役割は、震災直後から個人で被災地入りして支援活動をしている会員を支援し、会員によるボランティア活動を効果的に行われるよう調整することでした。現地で一人ではとてもできませんので、被災地にボランティアとして活動していた戸浪姉妹をシニアコーディネーターとして採用、自らも津波被災者でありながら献身的に支援活動を行っていた浅野兄弟を同じくシニアコーディネーターとして採用し、後に同じくボランティアとして被災地で活動していたハルヴォーソン姉妹をコーディネーターとして採用し、4人体制で日本で初めて正式な「モルモン・ヘルピングハンズ」がスタートして、モルモン・ヘルピングハンズ仙台事務局として活動を開始しました。また、後に配送の才能を持つ文屋姉妹が採用され、各被災地やボランティアセンターへの物資の支援、配送業務で大きな働きをしました。
まずはゴールデンウィークに押し寄せるであろう、教会員のボランティアとその受入先(活動先)の調整、ボランティアが活動する拠点作りから始まりました。仙台ステークの古川支部と仙台ステークセンター、盛岡地方部の一関支部がボランティアの活動拠点として必要な資材が集められました。後に、古川支部近くにボランティア用のアパート(男女1棟ずつ)を借り上げ、そこから東松島市、石巻市、塩竃市、女川町に活動区域を拡げていきました。一関支部からは気仙沼市、陸前高田市へ支援を拡げました。
この時期のボランティアは、食糧・水、寝袋持参で、一日中泥だらけになりながら活動していました。全くの自費で、献身的に働いた彼らの奉仕は最大級の称賛を受ける価値があります。
労働ボランティアだけでなく、被災者の心のケアをするための傾聴ボランティアも精力的に活動しました。ただ、自治体の体制が整うにつれて、専門の資格をもっているボランティアしか受け入れてくれないという状況が生まれ、傾聴ボランティアを被災地に送り込むことが難しくなりました。
被災地全域の社会福祉協議会および各ボランティアセンターを周り、ヒアリングし、被災地にできるだけ大勢のボランティア送り込むことが必要であることから、教会は組織的に教会員をボランティアとして被災地に送り込むことを決定しました。それにより、教会が東京から被災地までの交通費・宿泊費を負担して、全国からボランティアをつのることになり、7月からヘルピングハンズ・ボランティアツアーが始まりました。これと並行して交通費・宿泊費を教会が負担してステーク・地方部サイドのボランティアツアーも始まりました。これにより延べ6,832名のボランティアが被災地に赴き、労働ボランティアとして働きました。これは東日本大震災の支援に動いた団体でトップクラスの動員数です。別表にありますように、後方支援も含めたボランティアの総数は2万人を越え、総時間数は18万時間を越えます。これは驚異的なことです。もちろん日本の末日聖徒イエス・キリスト教会では初めてのことです。
被災地では手作業で行わなければならない作業が山ほどあり、これらのボランティアは地元にとって大きな助けとなりました。毎週のように大挙して駆けつける、黄色いベスト、黄色いTシャツを着たモルモン・ヘルピングハンズの知名度があがり、ベストやTシャツを着て歩いているだけで感謝の声をかけられるほどになりました。
陸前高田市ではヘルピングハンズのボランティアが全ボランティアのうち8%を占めるほどで、陸前高田市のボランティアセンターおよび社会福祉協議会からは感謝と称賛の声が届きました。
・・ボランティアツアーに参加した会員からかけがえのない経験を聞いたことにより、より多くの会員がボランティアツアーに参加するようになりました。と同時に課題も見えてきました。一番大きな課題は、ボランティアとして自分を捨てて人々に奉仕するという覚悟ができていない参加者もいるということです。旅館や食事について不平を言ったり、必要な装備を用意せずに遊び感覚で参加し、ボランティアセンターに迷惑をかけたり、ひんしゅくを買う会員もいました。事前にボランティアツアーについての注意事項を配布しているにも関わらず、準備をしていない参加者も少なからずいました。
しかしながら、参加者の多くは良い経験をし、本当の奉仕は何かということを体験を通して理解しました。大震災後も他の地域での洪水や竜巻の被災地にステーク・地方部単位で自発的にボランティア活動が行われたのもその良い結果と言えるでしょう。
課題はあるものの、モルモン・ヘルピングハンズが会員や教会外の人々に与えた影響は大いなるものがありました。」
(引用終わり)
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ご多忙の中、瀬座兄弟から動画と発表用スクリプトを送付いただき感謝しています。
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お忙しいのでしょうけど、日本中、世界中で発表し続けて欲しいです。
>もっと困っている人々の支援のために
>自分の家のことはさておいて
>奉仕に専念した会員も大勢います。
これはちょっと違うんじゃないかなと思います。なぜ被災者が自分の家をさておいて教会の動員に応じなければならないのですか?
かつて親の反対を押し切ってバプテスマを受けるとか、伝道に行くとか、駆け落ちのように神殿結婚するなどという武勇伝がモルモン教会で広まっていた時期がありました。それと同種の極めて危険な感覚を覚えます。
結局そうした周囲と軋轢を生むような行動は何の益にもなりませんでした。独りよがりなカルト宗教と変わりないのでは?
教会が主導してトップクラスの人員を動員したと誇らしげに語っても、その中には自分の家族を放ったらかしにして教会の呼集に応じた人がいたのなら果たしてその動員数に意味はあるのでしょうか?
単に数字を誇るのならあの1980年当時のバプテスマ数はどうだったか思い起こしていただきたい。
結局、ボランティアで実績を挙げたい指導者に焚き付けらた思慮の浅い会員が後先考えずに集まってきただけの印象を受けます。
なぜ被災者が自分の家をさておき、教会の呼びかけに応じなければならないのか、それは誇れることなのか、よく考えないといけないのではないでしょうか。
被災地 強姦
http://search.yahoo.co.jp/search?ei=UTF-8&p=%E8%A2%AB%E7%81%BD%E5%9C%B0%20%E5%BC%B7%E5%A7%A6
賢い方法だとか言う前にそこら辺はちゃんと考えた方がいいと思います。
うぅぅんと、被災地危険度ですが、やはり支援は男性が中心でしょうか、現地で役場、警察、自警団の責任者方々からどこで何をと割り振られる時、女性子供らはグループ行動ということでは。
ボランティアはもちろん強制ではないでしょう。
自分が被災しても、命があり、住居が助かっていたのであれば、目の前で苦しむ人を助けたいと思うのは末日聖徒に共通する思いだと思います。
食糧貯蔵をしていれば、食いつなぐこともできますので他の人を助ける心の余裕も出てくるかもしれません。
社会科学者が知っていて多くのマネージャが知らない「伝統的な報奨は我々が考えているほど有効ではない」という事実を手始めに、やる気の謎を調べます。
〜〜〜〜
ニンジンをぶら下げるとかえって効率がさがる。
モルモン書にも強いられて行うよりも喜んでやることが大切だと語られています。
「昇栄」という最大のニンジンがありながら、モルモンは栄光を求めないという思想に通じるも思いがしました。
そうおっしゃいますが、モルモン教会できちんとした組織的な働きができていたのであれば、「自らも被災者であるにも関わらず自分の家のことはさておいて」参加するようなことが無いように、控えていただくべきではなかったかと私は思います。
NJさんの記事を拝見しますと、そうした無理をした人について、いい話として紹介しようとしています。その感覚は見過ごしてよいものなのだろうかと疑問が湧きます。
たとえば皆勤賞をとるのは素晴らしいことですが、インフルエンザに罹ったにも関わらず大して苦しくないからと学校や職場にやってくるのは誉められた行為ではないと思います。周囲への影響を全く考えておらず利己的ではないでしょうか?
自分たちの教会を誉めたい、賞賛したいという気持ちの人がモルモン教会には多いように感じます。そういう気持ちは分からないではありませんが、モルモンを誉めることは外部の人に任せておいて、末日聖徒はひたすら自分たちの器の内部を磨くよう、どうすればもっと良かったのかを追及していく姿勢が教会の活動の質を向上させると思うのです。
たまWEB的には2011年9月くらいだったか有栖川の都立中央図書館で、たまたま宗教系新聞記事を目にし(生長の家だったか?)ボランティア支援を継続してやってきた内容でしたか、その時大きめ宗教団体はどこも支援活動してるんだなぁと知ったものでしたぁ・・・
ボランテア支援の人々を組織リードするといったことは全国それぞれ地元の教会指導者たちで研究されてるんでしょうかね?普段から大所高所からスタンバイで出来てるような・・・
http://blog.goo.ne.jp/yoriissouno/e/921b82dbc24b326ec889339653bac104
あれは1994年9月ことだった。
「大地震で強姦が幾つも発生する」
という夢でした。
私はそれで当時は関東大震災、首都直下地震だと思い、東京周辺に住んでいた何人かの知り合いの姉妹や女性に「大地震があったら性犯罪に気をつけるんだよ」ということを伝えたことがあります。
阪神大震災では、ボランティアの女性が被害に遭ったと聞きます。また、両親を亡くして、食べ物が無くて、「食べ物をあげるから」とその若い子(中高生)を連れ出して何人の男に強姦されたという話を聞きました。他にもいろんな話を聞きました。
もうすぐ札幌神殿が奉献されます。私の啓示・示現では、奉献されるまでは首都直下地震などのこの地域周辺ではないとのことです。(奉献後は)いつきてもおかしくありません。
以前にも書いたと思いますが、親の皆さんは自分達が死んだ場合のことを考えて、防災を教える必要があります。特に女の子のいる家庭では。さらに進学や就職で首都圏で働いていたり、学んでいる女性も性犯罪の被害に遭うかもしれません。
自分たちが死んだら、また何日も帰宅できなくなったら、どうすればいいのかと。学校に居るから安全安心とは限らないからです。それは避難所にもなるからです。
ジョンドゥさんが言うことは間違いありません。
多くの人はボランティアは現地へ行って働くことだと思っているかも知れませんが、自宅を解放して児童、生徒の皆さんの避難所にもできるのです。特に女の子たちは必要となります。
女性ボランティアの場合は安全確保しないとなりませんから、日帰りボランティアが望ましいでしょう。
全ての人があらゆる犯罪に巻き込まれないように と祈ります。
当時、私のユニットに自衛隊員の兄弟がいまして、自己完結型ボランティアでした。その話を聞いて、やっぱり自衛隊の方だなと感じました。
現地へ行っていろんな経験をすることは、たとえそれが問題や失敗があっても仕方がないですが、これらのことを学んでほしいと思います。
中越地震、他などボランティアにさせていただきましたが、
「被災者にボランティアしに来たのに、弁当は買ってこないのか」と言って買いに行かせたボランティアがいまして、暑くて体調が悪くなった私は後で平謝りしました。言った本人がグループリーダーなんですけどね。もちろん本部には報告しました。
またこういうケースがありました。その地区の方々とボランティアさんらがトラブルになって、この地区では、ボランティア派遣を拒否したそうです。その後、私も含めて何人かで信頼関係を築いて、ボランティア派遣ができるようになりました。私がしたのは、私が派遣された地区は、この地区の道を必ず通らないならないので、派遣先の自治区代表さんらの口添えもあってうまくいったようでした。
まずは、いろいろ経験されて、自分が被災者になったらどうするかと考えで、今後の準備をするべきです。
最たるものは教会員の心の向きと準備という点ですが、それがわかっていることは次につながります。
自分の家族をほっといてボランティアをしたから不平が出たのかどうかわかりませんが、
やはり奉仕では無私が必要です。
すべての参加者にそれが理解出来ていたら質の良い活動ができることでしょうね。
一番は自分の家族ですが、そこに問題があると他人へすべてを捧げることはできないでしょうから、まずは家族が安泰でないとできないとは思います。
結果から言うと、近隣の隣人を大いに助けたと感じます。
被災された方に喜ばれたと思います。
それを表に出して誇ってはだめですが、今回は報告ですから妥当と思います。
私は自慢がなければ良いことだと思います。
ボランティアも経験を通して、質の向上が図られるのでしょう。
最初は素人ですが、経験や艱難が人を玉にしていくのでしょう。
だから批判に対して向き合うことはないんだろうなと思います。教会に問題はなく全て会員の勘違いだっと子供だましの話術で丸め込もうとしたり、社会学者のロドニー・スタークさんはこんなにモルモンを誉めてくれてるんだぞと幼稚な自慢をするのは、実にモルモンらしい反応です。
モルモンは古くからそう言う体質です。ブリガム・ヤングの呼び掛けで何万人もの教会員が大西洋と大陸を渡りソルトレークへ移住したとその業績を自画自賛し、途中で命を落とす者もいたが危険をかえりみず信仰を示し・・・などといい話にしてますが、普通に考えれば遭難者が出たのならは準備不足、計画に無理があったなど山ほど反省点が上がるはずです。けれどもそんな反省を聞いたことがない。
マウンテンメドウ事件でさえ、モルモン教会は一切言い訳せず、などと呆れ返るような自慢話に切り替えてしまうウマシカさんが出てくる始末です。
ボランティア活動そのものを批判する気はありませんが、モルモン教会には『自慢にならないことを自慢する』気質が昔からあります。それはどうしてか?第3の視点を持っている人にはそう言うところも追求して欲しいですね、その問題意識があれば、ですが。
全く問題ないのでは?
教会は緊急時あえてそうすべきとも教えていませんし、ボランティアスタッフは子供じゃないのですから、自ら考えて自己責任で決めたことを、他人があれこれ批判する必要がないだけのことでしょう。
現在各公共施設や企業などで、災害時の非常用物資の備蓄がなされています。
もちろん、民間企業でも自社の社員だけではなく、その他の人も受け入れる姿勢を示しているところが少なからずあります。
ところが、モルモン教会の規則では、教会堂に非常用の物資を置くことが禁止されています。
私は、震災の後に、災害の際一般の人も含めて避難所として教会堂を活用するために、非常用の物資を備蓄するように提案しましたが、「規則でダメです」との返事でした。
阪神淡路の震災の時、神戸や西宮の教会堂に物資を運びましたが、道路が寸断されていまして、大変でした。
会員の家庭では、「備蓄」を呼び掛けているのに、当の教会はまたくそんな事はしないんです。
災害が起こったら、自力で聖餐会すらできない(パンも水も無い)のではね。
その点について誰も言及しないのが不思議ですね。
はい!モルモンは非常時でなくても、いつもそうしていますから!
>ところが、モルモン教会の規則では、教会堂に非常用の物資を置くことが禁止されています。
それは良くないですね。 PBOの規則が福音と相反して、この世よりも後退しているようでは困りものです。
もちろん、自身の家族の安全が優先ででしょう。
それが確保されてのことだとおもいます。
http://jp.reuters.com/article/idJPJAPAN-20291920110328
被災者自らがボランティア活動、広がる助け合いの輪
「一日中、避難所に何もせずにいたら退屈してしまう。自分の家も津波に流されてしまったが、もっと悪い状況の人もいる」とその男性は語る。このような団体が被災地各地で結成されているという。
だから、モルモン教会が組織として何をしたかが語られているワケで、その中に自ら被災者だけれども家のことをさておいて教会の呼び掛けに応じた人がいた、と報告(自慢?)してますね。
オムナイさんが擁護のために引用した記事は、安全を確保された人が何もすることがないのでそれならば他人を助けようとする気持ちが読み取れますが、トピックのスクリプトでは『家をさておいて』ですから意味あいが全く異なります。
このスクリプトの文面が意味するところは、モルモン教会が交通費や宿泊費を投入して得た動員数の凄さと言う組織的な行動です。そりゃあ教会に関係なく勝手に行動してボランティアしたモルモン会員だっていたかもしてません。でも件のスクリプトはそれについて語っているものではありません。
ですからこのトピックについての感想として、教会の呼び掛けに応じて家のことをさておいて参加した被災者がいる、なんなんだこれは?と疑問が出るのは自然なことだと思います。
生活保護の中から什分の一を納めてる人の信仰を誉めているような感覚ですね。
>まずは、いろいろ経験されて、自分が被災者になったらどうするかと考えで、今後の準備をするべきです。
に尽きるのでしょうね。
モンソン管長が「奉仕」を教会の目標に加えて以来充実しつつあるものの、モルモンヘルピングハンズの歴史はまだまだ浅いですもんね。
末日聖徒は多様人々のな集まりで今後もボランティア初心者というひとも加わるわけです。
ひとつの解決策は他の歴史あるボランティア団体と協力し学ばさせてもらうことかもしれません。
アメリカ赤十字とは永続的な協力関係にあるとのことですし、退役軍人さんを中心にした有名なブランティア団体とも協力することも少なくないようです。
ペルピングハンズもメディアで取り上げられることも多いようなので日本の経験豊かなボランティア団体とのコラボを推進するのが良いかもですね。
わたし自身は環境調査が専門のこともあって省庁からのボランティアの要請に応えて神戸や東北での調査に協力したことがあります。
確かに放射線量やアスベストの濃度は上がっていたのですが、地球の拡散の力は凄いもので数ヶ月もすると多くの地域で平常時近くまで戻ります。
人間も地球も神様の被造物というのは凄い自浄作用があるのだなと感動したことを覚えています。
蛇足ですが、
福島の原発の高濃度汚染水漏れが問題になっています。しかしあれは日本の基準が厳しすぎるのであって、西欧の基準では飲料にも適する濃度でしかありません。
年間1ベクレルも女性議員が科学的根拠に欠けると発言して問題になりましたが、分析屋からすれば「ごもっとも」とも思えます。
問題なのは日本人の潔癖すぎる性質なのかも。
バプテスマ受けて1年たったからメルキゼデク神権授与します。ついでに神権役員もお願いしますってモルモン教会ではよくある光景。改宗まで聖書なんて見たこともなかった人が日曜日の集会の合間に教師養成コース12回受けて、じゃ来週からクラスレッスンお願いしますとか、もうデタラメも良いところですね。
伝統的キリスト教会なんて神学校出てもまだ見習い牧師ですよ。仏教で有名な高野山大学だって卒業してから養成所に入ってちゃんと認定試験パスしてやっと僧侶です。
モルモンはと言えば按手任命されたらもういっぱしの牧師気取りで、なんか自分の行動を『牧会』とか呼んでる勘違いちゃんまで出てくる始末。挙げ句は他の教会を『悉く誤っている神の目に憎むべきもの』と誹謗中傷しながら、モルモンをキリスト教会に加えないのはけしからんと逆ギレ。
本業の宗教でこんなことやってる団体が、ボランティアだ、赤十字とコラボだとか組織行動してる場合かな?まず本業ちゃんとやれよと思うね。ボランティアはやる気のある会員個人に任せりゃいいじゃん。
それより何より、教会員が福祉課に援助を求めると、まずあなたの親、兄弟、親族に援助を求めて、次に生活保護など公共の福祉を申請して、どうしても手立てがない場合に教会の福祉を受けられますって説明されるらしいけどね。直ぐに援助するのは自立を妨げます、それが神様の方法ですと有り難い説教をたまわるらしい。ただ、抜け道があって地域幹部クラスにコネのある教会員に話をつけてもらうと一発で援助がとおるのだとか。
会員からの援助を求める声は厳しく切り捨て、目立つボランティア活動には大々的に総動員して感謝の声を集める。いやぁ 素晴らしい組織ですね、モルモン教会(笑)。これも初期のキリスト教会にあった組織が回復されたものなのでしょうか?
今回このような形でお話しをしたのは、教会員であろうとなかろうと、無私の心、犠牲の心で働いている人は沢山いるということです。しかしそうではない人も確かにいます。
そして、ゼッケンを着て活動している以上は、貴方は教会の代表者であり、顔であるということであり、それを忘れないて覚えておき、さらにイエス様の代わりにするということです。
だから、行く前の最低限の準備は必要なのです。
「ボランティアしにやって来ているのに」「せっかく来たの仕事無いのかよ」「料理は美味しくない」こんなことではダメですね。
つまり何が言いたいかと、強い信念や動機付けを持ってしないとならないということです。
それにジョンさんが何を言いたいかが分かる気がします。
ただここ最近では、福祉制度が変わってきたという話を聞きます。生活で困っている教会員に対しては、ビショップから密かに面接して、制度を利用するようにと促すみたいですよ。ただし、これはやはりビショップ次第かなと思います。
教会の組織をきちんと理解しているかどうかですが、ビショップが偉いかというとそうではないそうですよ。ワードの他の組織がうまく機能しないとビショップの負担が大きくなり、本来しなければならない人に対しての目を向けることができなくなってしまうのです。ビショップしかできない仕事はビショップが、そうでない場合は、他に委任すればよいのです。
ジョンさんが言うのにどれだけ訓練したかどうかですよね。なんでもそうだと思いますが。
ヘルピングハンズを始める前は、当初から夫婦宣教師の方や夫婦で1ヶ月間行ける教会員を募集するなり、そうふうにすれば良かったのかなと思います。
ただ今回は初めての大がかりな組織で、また大規模な地震被害でしたので、うまく組織が機能するのもとても大変だったと思います。
さて、ジョンさんが言ってたのかな、教会堂にも食料貯蔵するべきだって。私もそれは正しい考えだと言えます。以前に松戸ステークセンターに置くべきという話をしたことがあります。ただそれは、ステークセンターは避難所ではなく、一時休憩所として解放することで、体調が悪い人、足が疲れている人、子ども連れなどに手を差し伸べるためです。ヘルピングハンズよりも重要なことですね。
東日本大震災でどのような活用されたかはわかりませんが。
また松戸ステークセンターは別の要素もあるそうですが。
>後方支援も含めたボランティアの総数は2万人を越え、総時間数は18万時間を越えます。
>これは驚異的なことです。
いざという時の末日聖徒の動員力に驚嘆します。
日本ではスカウト活動がいまひとつ盛り上がりませんし、アメリカでは同性愛者の問題でケチがついた感があります。
男女年代関係なく参加できるヘルピングハンズに奉仕の訓練を移行すれば様々な問題が解決するような気がします。
>それにジョンさんが何を言いたいかが分かる気がします。
そうですか、有難うございます。
みんな私が何か言う度に、批判だ、攻撃だと耳をふさぐんですよね。まぁ確かに批判してますが。(笑)
私、ボランティアや被災者支援を否定してるワケではありません。そのやり方としてもっと適切な方法はないか、またそれに便乗した売名行為はどうなのか?と言う点を指摘してるのです。
またモルモン教会の(被災地支援以外のことでも)プロジェクトって会員の意見を汲み取ることなく上層部で勝手に決めたことが降りて来るだけなんですね。会員にできるのは、我々の教会の動員数は凄いと褒め称えるだけ。そう言う北朝鮮みたいな方式はどうかと思います。
またいつかこうした支援活動の報告を聞くときは、被災者であるにも関わらず自分の家をさておいて何人も集まった、みたいな的外れな称賛はなくなっていると良いのですが。
しかしスクリプトを転載するときにNJさんは何も気付かなかったのかな?
ジョンさん、やり方ですが、これは何度も経験しないと変わっていかないと思います。例えばボランティア本部運営が中越地震よりは中越沖地震の方がうまく行ったという話を聞きました。
今回の教会が取った方法などは準備不足であることは歪めません。
例えば調整役はなるべく被災された会員ではない方がいいですし、初めの期間は被災された会員は、避難所やボランティアセンター本部のできれば現場情報発信者として動いてもらうべきだったと感じています。
被災されていない地域からいち早く人的投入ができるシステムが必要かもしれません。
それにはオムナイさんが言うように訓練を積み重ねる必要もあります。
次に、便乗した売名行為ですが、「間接的に伝道することになる」と書いてありますね。
着用して災害ボランティアをする場合には私は特に全然問題はないです。その理由は、安心感があることです。どこのわからない得体の知らない人がやって来て手伝うのですから、大丈夫かなって思う人もいるでしょう。
中越沖地震の時、ある地域から着た消防団の皆さんがいたのですが、きちんと動いていたからかもしれません、すごく安心していたのを覚えています。
だいぶ前にコメントされていた教会員の人がいましたけど
心理的応急措置を訓練し学ぶことです。
東日本大震災での傾聴ボランティアができなくなったという話がありましたが、私が聞いた話によると、いろんな団体ボランティアが来て、独自の方法や心理的応急措置以前にできた手法をやっている方がいるので、被災者の心に悪い影響があるといけないからという話を聞きました。
防災士の資格を取ることです。
私はとってはいないのですが、やはり教会員は勉強して取った方がいい。教会は常日頃から食料貯蔵を言っています。防災アドバイザーとして啓発できるので、地域に貢献することができます。
ボランティアセンター本部でスタッフとして働くことができますので、情報を教会に伝わりやすくなる場合もあります。
YMさんは表面的に考えておられると思いますよ。ボランティア活動をすすめるためにはもっと訓練が必要とか、反省点があるとか、それはそうでしょうね。
では何のために?と考えているのです。
そうですよね・・・。
ジョン・ドゥさんとは意味合いが違うかとは思いますが、時々「人助けって何だろう?」って思うことが有ります。
モルモン、クリスチャンに関わらず、宗教者で有っても無くても、「良い事をしたい」って思う人は沢山居ます。
それが高じると、「困った人探し」を始めてしまう。
冷たいようですが、私は基本的には、ボランティアの居ない世界を望んでいます。
社会の福祉制度が充実していれば、ボランティアなんて必要ないと思いますから。
それと、モルモンのホームティーチャーも、なんか「困りごと探し」をしてるみたいで、あまり好きじゃないんですよね。
可愛そうな人を探して、何かしてあげることによって自己満足を得るって、なんか違うような気がします。
確かに、助けられて「有り難い」って思う人もたくさんいると思いますので、強く否定するわけじゃないんですが。
宗教って、「人助けをするための集まりなの?」って時々思いますね。
私は、宗教ていうのは、なんか人間が生きて行くための方向性とか、勉強するところかなって思ってますので、その人が、自分の生き方の延長線上に、自然と「ボランティア」って言うものが存在するのなら、それで良いんですけど、「やらねばならぬ!」って感じなら、そんなに意味が無いって思います。
話は戻りますが、ボランティアって、政治や行政の不備が有るから、存在価値が有るんでしょ?違うかな?
国家や自治体が、相応の予算を組めば、もっと効率よく被災者の援助が出来ると思います。
被災者の援助を、国が予算を取ってやれば、それだけ雇用も生み出せる。でも、それをボランティアがやってしまうと、雇用が発生しない。
モルモンのボランティアでも、遠方から高い交通費を出して行くのなら、その金で近くの業者を雇った方が効率的で、経済効果も生まれるって思います。
はっきり言って、「この人現場に行って何が出来るのだろう?」って思う人も居ますからね。
失礼ながら、暇じゃないと行けないでしょ?
ボランティアに行く時間を働いて、その収入と、交通費などかかる経費を金で送った方が、喜ぶと思いますけどね。
なんか怒られそう
阪神大震災の時に行って思ったことで、ここまでの費用を出すなら、寄付金した方が良いと思ったからです。それと仕事を求めている人に働いてもらうべきだなと考えたこともあるのです。しかしそれは、現場に行かないと分からないこともあるのですね。
「災害ボランティアはない方がいい」そういうことも話したこともあります。
それにベーシック・インカム制度の導入すれば、ボランティアは減らすことはできるでしょう。っていう話を少し前に話したことがあります。
私自身は、災害ボランティアや復興ボランティアという言葉が嫌いであまり使いたくはありません。そういうこと言ってました。
◆本質的、中身の部分ですが、何でもそうですが、「自己満足」「人の誉れ」を求めて何事にもするのであれば、それは正しくありませんね。正しい思い、正しい動機づけが本当になければ、良い働きはできない。何のためにするのかと。
もちろんジョンさんがそのことに対して否定したりしているとは思っていません。
それよりはずっと前からコメントをお読みして、お店の喩えで言うなら、初めはクレーマーの人だと思ったことがありますが(笑)。しかし、苦情を言う人なのかな、理論的な人なのかなとは感じましたが。
そういう理論的なことをいう人に限ってあまりすぐに動けない場合もあるなと、思ったことありますが(すいません)。そういう人が何人も周りにいたものですから。
でも時々大切なこと言っているこもあります。
防災士の話を私しましたが、防災士の資格習得には、必ず救命救急の講習を受けなければなりません。それは災害時ばかりではなく、事故や急病などの日常生活で救護活動に備えとして学ぶそうです。資格を持った人が生半可な気持ちではできないと。
では、ジョンさんに聞きたいのは「何のためにする?」とお考えなのですかと。
>「何のためにする?」とお考えなのですかと。
モルモン教会が何のためにボランティアをするのか? これについて結論だけを先に言ってしまいますと好ましくないリアクションが発生するかも知れませんし、そのために他の方々に迷惑が掛かってもいけませんので、これが答えだと言うものを示すつもりはございません。
ただでさえモルモン教会員にはナーバスな人が多く、教会について誉めていない(批判はしていなくとも!)だけで敵対者だと見なされることもあるんですよね。
ですので、私にできるのはせいぜい『教会ではこう教えているけれど実際にやってることはこうだよね、どう言うこと?』的なツッコミを入れるだけなのです。
まぁその後、熱心なモルモン会員から『それはすでに過去の事です』『教会幹部の個人的見解に過ぎません』『一部の地方だけのことでしょ、本場のアメリカではそんなことはありません』などと毎度同じパターンの予定調和的な反論がやって来るのですが。でもそれ以上やり込めてしまうと色々と問題が出てくるので、そこら辺で議論は終了となりますね。
私は、敬虔なモルモン会員であるNJさんのブログに、教会への突っ込みコメントを投稿させて頂いているだけの厄介者ですので、分をわきまえないといけないのです。
最近耳にしたので書いておきます
「お寺おやつ倶楽部」
http://otera-oyatsu.club/
教会員も、人助けが希望なら、この様な活動に参加したら良いと思います。
理由は、気軽に参加できそうなのと、そこそこのネットワークを築いている事です。
モルモンは、日本ではまだ社会奉仕活動に関する基盤が出来ていません。ここのワードでやっても長続きしない。
以前、ワードで、障がい児の施設の助けをしようと訪問したことが有りましたが、「ずっと続けてくれるのならいいけど、たまに来るのなら迷惑だ」って言われまして、それならと、頑張って1年以上は定期的に訪問したのですが、やっぱり、恒久的には続かなかったです。
基本的に、モルモンの会員は「召し」と「集会」に無駄な時間を取られすぎていますからね。(無駄な訓練集会や会議が多すぎ)
上記の様な既存のネットワークを利用すれば、効率よく活動できると思います。
家に有るちょっとしたものを持って行けば良いだけですからね。
教会の名前が出ない事は、人助けでもやりたくないって人にはお勧めしませんが。
ちなみに、NJさんは、家の近所の手入れの行とどかない公園に草抜きを、黙々とやってられるそうです。
名前の入った黄色い服は着ていないそうですが(笑)
高齢なので、夏場は心配ですが。