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7/22同志社大学で開かれたシンポジウム「一神教と国際政治 - - 米大統領選挙を中心に」を聴いた。断片的であるが、注目した言葉を記録しておきたいと思って記事にした。


「初の女性大統領」とか「初のアフリカ系大統領」のように「初モルモンの大統領」に米国民は熱狂しない。(北海道大学 渡辺将人准教授、M.ハルペリンを引用)


「モルモン教の位置づけ」について、依然異端視されていて、これはすぐにはなくならない。しかし、社会的に受け入れられているかどうかと言えば、州や国政に参加する教徒もいて社会的には認知されている。(同志社大学 小原克博神学部教授)


宗教が大統領選挙に影響を及ぼすかどうかに関心が寄せられているが、逆に大統領選挙が宗教に影響を及ぼすこともあり得る。(小原教授)


「大統領選挙について。党を割った方が負ける。今共和党の方が割れている。」(キャノングローバル戦略研究所主幹 宮家邦彦)


「アメリカの中東政策の軸は現状維持であり、力の真空が生じる時に自国の利害を計算して国際政治を動かす。今、シリアが新しい真空になろうとしている。」(宮家邦彦)


「米海軍は将来、中東と東アジアに集中する。しかし、両方に全力を注ぐことはできない。日本は米が退いても大丈夫なように対中抑止力を持つ必要がある。」(宮家邦彦)

宮家氏は相変わらず、明快に分析しダイナミックに解説してみせる。(自信にあふれた口調)。オバマ有利かロムニー有利かという点では総じて参加者の見方はオバマ有利ということであった。興味あるシンポジウムであった。


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