来たる日曜日に思いを馳せて、空いた時間に遠くを眺めては、ようやく紡ぎ出した行動予定。
あっちへ行ってアレを見て、こっちへ行ってコレを見て、ついでにご飯も食べて・・・
ささやかな楽しみを抱いて、土曜の夜を眠るんだよ。
・・・で、翌朝、寝坊すんだよ。
朝起きたら7時だった。
2度寝、3度寝したからなぁ・・・
そこで急げばいいものを、自分ときたらノンキを決め込んで
PCの前にどっかりと座りこんで 「さて、どうしたものか?」 と
新たな試案を練り始める。
そう簡単にお出かけ先なんて見つかるわけないし
良い案なんか浮かぶわけないんだよ。
なんせコンセプトは “無賃遊戯”
1週間かけて考えたって、出ないときは出ないんだから。
仕方がないから、そこら辺をテキトーに彷徨ってみることにした。
そのうちに「猛禽類を見に行こう!」ってなった。
2~3年前にオオワシとオジロワシを見ることができたあの場所へ。
やがて除雪もしてない道に入って行く。
この近くでオオワシとかを見かけたんだよ。以前にね。
だからっていつもいる訳じゃない。
今回も空振りか・・・
諦めて帰ることにした。
あんまり奥に行ってスタックしたら・・・
あるからね。そういうことが。過去に。
で、方向転換しようと思った時に、目に飛び込んできた景色は眩しかった。
時間は午前10時ころ。
なのに霧氷が!
気温は車の温度計で-3℃。
決して低くない温度。少し風が吹くと
霧氷が光を受けながらキラキラと舞った。
・・・フケのように。
実際はダイヤモンドダストみたいで綺麗だった。
本物みたことないんだけどね。
有刺鉄線もしばれてる。
見る人みれば大したことない景色だし
もっと立派な霧氷が見られるところもあるんだけど
今回は、これで満足できた。
ついでに1つ思いついたことが。
独り気兼ねなく真っ暗闇に紛れたいときにも来よう。
で、人も光も気にしないで星空が撮れたらなぁ~と。
偶然、出会えた景色に満足して帰ることにした。
来週の日曜日も晴れてたらまた行ってみようと思う。
帰り道。
道路わきに黒い塊があった。
汚れた雪か?と思ったけど違う!
キジか?と思ったけど違う!
車を止めてカメラを構えたらやっぱり飛んじゃった。
誰だ?
トンビだった。
これで猛禽類見たいってのも満たされたかな。一応は。