昨日、僅かな田んぼの田植えも終わりました。
たとえ、僅かな田んぼでも田植えが終わったことは一安心です。
自宅の周囲にですので、せめて田んぼだけでもと農作業をやっています。
両親から引き継いで以来、農薬を使わないことでやっています。
梅雨のあとはイモチ病になるから、薬剤散布をと言われていましたが、やった、やったで飛ばしていましたが、何とかできるものです。
その梅雨入りが四国地方発表されたと思いきや。
猛烈な台風2号、29日に沖縄に接近の見込み
(読売新聞) 2011年05月27日 06時56分
猛烈な台風2号は27日午前6時現在、フィリピンの東を時速20キロの速さで北北西へ進んでいる。
気象庁によると、台風は28日午前に先島諸島に接近し、29日未明には沖縄諸島に接近する見込み。同庁では暴風や高波、大雨の最新の情報に注意するよう呼びかけている。
同庁によると、中心の気圧は920ヘクト・パスカル、中心付近の最大風速は55メートル、最大瞬間風速は75メートルで、中心から半径130キロ以内では風速25メートル以上の暴風となっている。
こんな大型台風が沖縄に・・日本列島を縦断すると大変なことになりますが、どうか被害がありませんよう祈ります。
本日も菊谷先生の、仏語『諸行無常』です。
「いつまでも"旬"でいたい」「旬の人」いつからか人生に
「旬」という言葉を使うようになりました。
本来、野菜や果物が瑞々しく、美味しい時期を「今が旬」と使いますが、
この一語には確かに美や強さ、瑞々しさや明るさなど、
陽性で前向きなメッセージが込められていますね。
しかし野菜や果物も、おいしい時期は短いものです。
人生も同様です。
「旬」を長く保ち、いつまでも生き生き、元気に過ごしたい、と
多くの人は願っています。
が いい時期はすぐに過ぎ去ってしまうものです。
最近テレビを見ないせいもありますが長門浩之の葬儀をニュースでやってまして、
往年の俳優が参列しているのをみて、「うわ~、老けたなぁ。」「太ったなぁ」
と感じました。
アイドルにしても2,3年すると「若いときの透明感、無いなあ」
とどことなく感じます。
本当にきれいで輝いているときはほんの一時期です。
若い頃は会社に貢献しても年齢が高くなり、上司からしても扱いにくく、
ITリテラシーもなく、無理もきかない身体になるとフヨウ社員と言われる
ようになります。
不用社員(用事のない社員)は扶養社員(会社が扶養している社員)だから
不要社員(要らない社員)だ、と。
飛ぶ鳥を落とす勢いで目立っている人もこれもほんの一時期です。
団結とか和といっても、「まとまっているな」と思えるのも
あるわずかな一時で、一度築いたらもう変わらないと
いうものではありません。
信頼、仲間意識、愛情というのも、常に流動的で、付いたり、離れたり、
常に変化し続けます。
カップルがお互いを認め合って、晴れてゴールイン、となっても
その後、またいつ何時、その和が崩れることかわかりません。
■『諸行無常』とは
仏教できわめて大事な教えの一つです。
全てのものは続かない、ということです。
インドでも中国でもアメリカでも何千年前でも今日でも
世の中は常に変わり続ける、これはいつでもどこでも変わらぬ真理です。
だから何を信じても何に向かっても何を手を入れても
安らかな心になれないのです。
だからお釈迦様は『三界は火宅の如し』
(私たちの住まいしている世界は
火のついた家のように不安に満ちている)
と喝破されたのです。