電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2005年7月28日(木) インド最悪のスタート

2006年07月28日 | '05ネパール旅行記
ネパール・スノウリ
男に起こされ目を覚ます。どうやら4:00AMのバスの出発の時間らしい。今考えると、男に起こされなかったら危ないところだった、というかこんなところで寝るなんて無防備すぎ。
車に乗り込む。

8:00AM頃バイワラのバスターミナルに到着。
すぐにリキシャに囲まれる。一緒に来た日本人の男シロウと一緒に交渉し、リキシャでスノウリへ(一人20Rs)。牧歌的な風景の中 走る。


ネパール・スノウリ
カトマンズの宿で指示されたチケットがもらえる○○(名前忘れた)Cotageへ。この時点で8:30am。インドとの時差マイナス15分を考慮しても8:30AM発のバラナシ行きツーリストバスに間に合わない。最短の時間でバラナシまで行く予定が、想定外の4時間待ちでもろくも崩れ去る。7:30PM発に綺麗な新しいツーリストバスがあるというのでそのチケットをもらう。シロウもそのチケットを225Rsで購入。
ここで50Rsのチョウメンを食べ、バスまでの空いた時間ルンビニに行くことに。

11:00AMにスノウリを出発。
7Rsで市バスでさっきのバスパークへ。聞くとここからルンビニ行きは出てないという。バスを降りるのが早かったのか?ルンビニ行きのあるバスパークまで、リキシャ曰く4Rs(←日記? 40Rsの書き間違いか?)という。他のやつらに交渉しても皆高すぎ。歩いて向かうと一人のリキシャが並走。一人5Rsで交渉成立。
ルンビニ行きのバスをつかまえ25Rs。


ネパール・ルンビニ マスタープラン
一時間ほどかけルンビニへ。ここはブッタ生誕の地、菩提樹があるところだ。タダだと聞いていたが菩提樹のエリアに入るのに150Rs(正確な値段忘れた)必要。余分にお金がないのと特に菩提樹そのものには興味が無いので、そこに入るのを諦める。

ネパール・ルンビニ

ネパール・ルンビニ

ネパール・ルンビニ
日本寺(写真は違うところ)に行くため歩くが暑すぎ。ここは日本の建築家 丹下健三がマスタープランを設計したところ。たしかにプランは美しいが、建物間の距離が不必要に長い。同じく都市計画でできたオーストラリアのキャンベラを思い出した。設計都市というのは「歩行」する者にとってはロクなことがない。距離が長い、道幅が広い、風景の変化が薄い、得てしてつまらないものになる。


ネパール・ルンビニ
日本寺は建設中だった。遠くにも日本寺があるがあまりに暑いので諦める。

バスに乗りスノウリへ戻る(22Rs)。

3:30PM到着。歯磨きを済ませ、ネパールのイミグレで手続き。他にいっさい観光客らしき人が居ない。すんなり手続き終了。


ネパールとインド国境
そしてボーダー越え。インドに来たといってもネパールとはそれほど印象が変わらない。劇的変化のあった中国・ネパールとは違う。商店にまぎれて分かりづらいインドのイミグレで入国手続き。
ガンジーのようなおっさんに自分のペンを取られる。返せというとシロウの分がまだなのでその後だと言う。シロウの手続きが終わった頃はペンのことを忘れていた。奥のおっちゃん達になぜかお菓子とチャイをおごってもらう。

そこを離れ、ネパール側の○○Cotageで指定されたBana Restarantへ。ここでどのバスに乗るか指定されるとのことだった。ここでさっきイミグレでペンを取られたことを思い出し戻る。おっちゃんは間違いなく確信犯、自分の顔をみると顔色一つ変えずにペンを返した。周りの人の様子から見て常習的にやっているのだろう。まったく・・・。

Bana Restarantで待つが、バス出発の7:00PMになっても反応が無い。この待っている間、店の男達が僕のデジカメに興味をもって見てきたので、写真を撮ってあげようかと合図すると露骨に拒否する(今思うと これが怪しかった)。

少し遅れて店員のオレンジ色の服の男がバスに案内。そしたらまたオンボロのバス。
「どこがツーリストバスだ!」案内したオレンジ色の服の男に抗議すると「それなら、ネパールに戻って飛行機で来な」とのこと。なんだよ ムカつく言い方。腑に落ちないままバスの中へ。シロウもこの状況を諦めている。一番前の席に誘導される。
発車間際、わらわらと地元民が乗ってくる、30分遅れて発車する頃には満席だった。

5~10分ほど走った頃、真っ暗であたりが人気の無いところに来た頃、さっきのオレンジ色の服の男が目の前(ドライバーの横のスペース)に座り「EXPRESS代、250Rsを払え」と言ってくる。チケットを見せ、もう払ったんだといっても「I Know」を繰り返す。何度も抗議していると、相手は大声で怒鳴りだした。バスも止まる。その男との雰囲気からすると明らかにドライバーもグル。
こちらは何度も抗議。まわりの乗客に目で訴えるが知らん顔。「払えないなら降りろ」と荷物を持とうとする。こんなところで降ろされたら叶わない。男の剣幕とバス内の異様な雰囲気に負け泣く泣く支払う。シロウも同様に払わされる。
男が去ると別の男が交代に目の前に座る。今度は「荷物代190Rsだ」。アホかこいつら・・・。さっきの男と一緒になり脅してくる。そして金を握り二人は降りていった。

車窓から見える綺麗な田舎の風景に落ちていく夕日がなんだか余計に物悲しかった。
それ以降 荷物はいくら鍵をかけているからといっても安心できず、荷物を見張るため ずっと寝ないで我慢することに・・・。


※注意!
日記にも登場したインド国境にあるBana Restarant。イミグレから3分ほど歩いた左側にあり、日本語の(文字もある)立て看板がある店です。僕が利用したインド国境→バラナシの夜行バス又は昼間のバスにおいても同様の脅しが頻発。僕がバラナシの宿であった日本人4名 全員被害を受けていた。この店以外でバスチケットが買えるかどうか分からないが、要注意のこと。
僕がこのことを事前に知らせた旅友はチケット購入時に「これ以上Extra金を取りません」と店側に誓約書を書かせたら大丈夫だったらしい。ちなみに「なぜそんなことを書かせるんだ?」と尋ねられ「お前らがインド人だから」と言ったら納得したらしい・・・。
(2005年7月時の情報として)



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2 コメント

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Unknown (izumi)
2006-11-18 04:06:13
ひゃー、チョウメン?おいしそー
ところでここのボーダー、とっても覚えてるっ。インド側の門みたいなんとネパール側の門みたいなんを何度も何度も何度も往復した。なかなかバスが決まらなくて。。一回通ったら何度も行き来できてなんかぬるーい感じやったね。あなたが撮るとこうなるのかぁ。私のと全然違うなぁ・・
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>izumiさん (のり)
2006-11-23 23:40:12
izumiさんもここを通ったんですね。バスは大丈夫でした?あのインド人の名前デスノートに書きたい!インドの文字難しいから書けないか・・・。
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