電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

2005年06月15日(水) トルファン1日ツアー

2006年06月15日 | '05中国旅行記
トルファン・蘇公塔
起床、どうやらカテキン君が悪玉菌と相打ちしてくれたようで とりあえずお腹はOK。

約束の8:40AM、ロビーで待つとすぐに一人の男が日本語で話し掛けてきた。彼はウイグル人、日本語ペラペラのドライバー。

古いBMWの車に乗り、一端マーケットのあたりでカップルを乗せる。
彼らは香港人。英語は当然のように話せる。なかなか感じの良い二人だ。
もともと今日のツアー外国人がもっといてマイクロバスでの移動だと昨日言っていたのだが、結局ドライバーを含めた5人のツアーとなる。

まず近くの蘇公塔へ。

トルファン・蘇公塔

トルファン・蘇公塔

トルファン・蘇公塔
イスラム建築のすごくシンプルなデザインの建物だ(入場料40元?)。

トルファン・高昌故城
そこから東へ進み、高昌故城へ。
入り口を入ったところで ロバの馬車(?)の客引きぜめに会う。皆20元と言い張り、値段交渉になかなか応じない。
もう歩いていくよとアクションを起こすと、若い少年が「10元!」と言って小走りに駆け寄ってきたので、その子に決定。後でドライバーに確認するとやはり相場は20元とのことだったので、これはお得。
この少年もほんの少し日本語ができる。よたよたと走るロバに日本語で「がんばれぇロバァ」と言ったりしていてかわいい。
10人ほど外国人を乗せている馬車と競争になったが、こちらは自分とSada氏と少年の3人しか乗っていないので楽勝。

トルファン・高昌故城

トルファン・高昌故城
4,5分くらい乗っていただろうか、そこには何かの城跡がった。あたりは土だけで出来た建物…というより壁だけだったりするのだが、なにか太古のロマンを感じる。
10分ほどうろうろして馬車に戻り帰る。

出入口を出たところで日本のツアー団体客がぞろぞろやってきた。町では全然みかけなかったが、日本人がこのようにたくさんやってくるようで、ウイグル人が日本語を勉強する理由がよくわかる。

次にアスターナ古墓群に行くが、いまいち興味がわかないので入らなかった。

トルファン
次の目的地に向かう途中、山々の眺めが非常に良かったので、ドライバーに頼んで車を止めてもらう。
乾いた山の谷間に緑があってすごく不思議な景色。ドライバーは見慣れていると言っていたが、自分達にとっては非日常だ。

トルファン・ベゼクリク千仏洞

トルファン・ベゼクリク千仏洞
次にベゼクリク千仏洞。いくつか洞窟内に仏画などが残っていたが、感想としては微妙。


トルファン・ベゼクリク火焔山
次に火焔山という山肌がヒダ状になっているところへ。
博物館のようなものがあったが、入らずに遠くから眺めただけ。

トルファン・ぶどう園
トルファンの市街に戻り、ぶどう園と呼ばれるあたりのレストランで昼食。
サービス(?)でスイカやらメロンやらを出してくれた。屋根の部分にぶどうがたくさん生っており それが強い日差しを遮ってくれているし、席のぞばに水路が流れていて涼しくて気持ちがいい。
焼きうどんのようなメニューを注文。すごく美味かった。
ドライバーはウイグル語はもちろんだが中国語(マンダリン)と簡単な英語と日本語を話せる。日本語は時々こちらが言ったことに対し「?」な顔をするが、それほど問題は無い。聞くと日本語を勉強して5ヶ月とのこと。彼曰くウイグルの言葉と文法が同じだからとこのことだが、たったの5ヶ月で…。
香港人カップルの公用語が広東語。英語が上手な理由は幼稚園の頃から英語を習っているからだそうだ。料理を選ぶ時は自分とSada氏の間で日本語。香港人の二人は広東語。具体的にメニューがどんな料理か確認する時は香港人はドライバーとマンダリンで相談し、そのふたりから英語で僕達に通訳をしてもらい、最後にお店の人にドライバーがウイグル語を使って注文。つまりこんな狭い空間で5つの言語が飛び交ったことになる。

トルファン・トルファン博物館
昼食を済まし、トルファン博物館。
地下水路カレーズ目当てで行ったのだが、なんか安っぽい小さなテーマパークのようなところでがっかり。

トルファン・交河故城

次に交河故城。ここはトルファン観光のハイライト的な存在で自分もテレビなどでここの映像を見たことがあった。結構 期待していたのだが、なんだろう…空の色がいまいちということもあるのだろうが、どうもピンとこない。あまりにも破壊されすぎていて、ただ単に土壁や奇岩などがたくさんランダムに並んでいるだけ、という感じ。

トルファン・交河故城
敷地は物凄く広く、照りつける太陽と乾燥した空気で心も身体もドライになってきた。最終地点で Sada氏と「たそがれ写真」を撮ったりして過ごし戻る。
売店でジュースを購入。涼しいですよという言葉に惹かれ建物にはいると、そこはお土産屋だった。しばらくイスに座って涼んでいると、日本語をしゃべるツアーガイドに連れられ、日本の団体客のおばさん達がトイレ目当てで中へぞろぞろと入ってきた。
店のサービスでスイカを切ってもてなし、サービスしていた。便乗して少し頂く。

香港人カップルもちょうど帰ってきたので、車に乗り町まで帰る。
一人たったの50元(約650円)。昨日 ホテルのロビーで声をかけられたという怪しさ抜群な勧誘だったが。ドライバーもいい人だったし、少人数で気持ち良く効率的に周れた。トルファンの遺跡などはびっくりするほどのものでもなかったが、ここ独特なものだし楽しかったからいいかな。バザールの辺りで降ろしてもらい、香港人と別れツアー終了。

トルファン・ソフトクリーム屋
そこの麺の店で夕食。
ついでに2元(約25円)のシシカバブーも注文して食べた。

トルファン
帰りに昨日きた交差点角のソフトクリーム屋に再び顔をだして、おやつタイム。
まずは冷たいアイスティーを頂く。昨日 何人かがここにソフトクリームを載せてフロートにして食べていたので、それをジェスチャーでお願いする。「ソフトクリーム汁だく」とでも名付けよう。(注;写真はアイス部分を食べた後)
食べている最中でも途切れることなくお客がやってくる。隣にも同様の路上ソフトクリーム屋があるが全然人気が無い。
アイスティーもおかわりしたし、ソフトクリーム乗っけてもらったので1元を払おうとすると。二人で1元でいいというジェスチャー。おっちゃんイイ人!このソフトクリーム屋は最高!

トルファン・ソフトクリーム屋
ここは トルファンに行く人にお勧め。盛城百貨大楼の角にあります。

ホテルに戻り、ゆっくりしていると日本人の55歳のおじさんが入ってきた。4ベッドルームを今日も二人で独占だ と思ったのに。いろいろ海外旅行をしているようで、定年前に会社を辞め上海からモロッコを目指して旅するようだ。

話し好きでなかなか会話が終わらない・・・一時間ほど話して就寝。



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1 コメント

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吐魯番いろいろ・・ (こまちゃん)
2006-07-02 04:58:40
ベゼクリク千仏洞は、マジ微妙ですよね。

こまも記憶が余り無い(印象薄)です・・・



火焔山、こんな駐車場みたいなのが出来ているんですね。こまが行った時は、道端に車を寄せて、適当に見栄えがいいところを見ただけ。

しかもこの駐車場の壁面には、将来的に広告を貼るみたいですね。壁面に「広告公募」って書かれています。

景観を損ねようがどうしようが、誰も構わない所は情けなさしか感じません。。。



今年の9月ごろに行く予定なので、維吾爾語でぼろくそに言ってきてやります。(爺ぃに頼んで・・・)



交河故城、こまの時は夕方だったので、地味な色に色彩が付き、日差しが作る陰陽が面白くて、結構楽しかったです。



一人旅の日本人おぢさんですか・・・

こまもあちこちで出会いますが、こちらから話しかけさえしなければ、中国人に埋もれているこまなので逃げられます。



爺ぃが「何か言ってやれよ!困ってるかも知れんよ」って言うので、最初の頃は話しかけたりもしましたが、繋ぎを取ると、いろいろ聞かれたり話されたりで大変ですね。

そういう場合に、大抵みなさんこまの事を羨ましがられるんですが、こっちは一応仕事で廻っているんですけど・・・



カテキン君は、旅の守護神ですね!
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