電気羊に旅を

「東南アジア一人旅32日」からブログタイトルを変更。東南アジア・中国・ネパール・インドの旅日記あり。南米ネタを公開中

040708(木) 古都アユタヤ

2004年12月08日 | '04タイ旅行記
PSゲストハウス外観
 もっとバンコク見所があると思っていたが当初の2泊は変更せず。今日アユタヤに行くことにした。
 朝はセブンイレブンでパンとコーヒー。コンビニにたくさんのお弁当が置いてあるのは日本くらいなのか。菓子パンもたいしたものが無い。サンドイッチなんて一種類のみ。まあ、カップでセルフで飲めるアイスコーヒーはGOOD。

 カオサンに停まって客待ちをしているドライバーは相手にしたくないので大通りまで歩き、走っているタクシー止める。駅までいくら?と聞くと200Bという。無言で扉をばたんと閉め、すぐに次に来たトゥクトゥクを止めホアランポーン駅までいくら?と聞くと100Bと言う。「NO・・・ 50B」と言うとすんなりOK。おそらく50Bでも高いのだろう。
 
 駅に行き11:15AMアユタヤ行き(12:48PM着)のチケットを15B(約40円)で購入。安すぎる・・・。
 40分ほど待ちプラットホームに行き列車に乗り込む。もちろんエアコン無し。窓は開けっ放しでそこからの風が唯一の冷房となる。自分の乗った車両には外国人観光客と思われる人は一人もいなかった。

 最初に30~40分ほどは、なんの面白みの無い車窓からの眺め(まるで名古屋→多治見間のよう・・・)だったがアユタヤに近づくにつれ、いい感じに。車窓からワットが見えると、2,3人軽く手を合わせる人がいた。こういう地元民の「顔」が見られるのもローカル3等席の良いところ。時刻通り目的地に着くのも列車の良いところなんの不安も無い。
 しかし自分の「地球の歩き方 東南アジア」にはアユタヤのマップが乗っていない。宿も一件アドレスのみの紹介。
 
 プラットホームに降りマップの載っている看板を見つけた。でもそうしているのは トゥクトゥクとTAXドライバーのよいカモなんだろう、次から次へと声をかけてくる。中には勝手にここのホテルがいいから行こうとか言ってくる奴がいる。大嫌いな「片言の日本語で話し掛けてくるヤツ」もいる。とにかく観光客をカモにしているヤツとはかかわりあいたくない。
 
 駅の受付で現地マップはあるかどうか聞くが看板のみらしい。どこの観光地いっても「i」のマークのインフォメーションセンターがあり、簡単にいろいろな情報がゲットできるオーストラリアとは違うところ。
 困ってしまったが、ホームに列車待ちの2人の日本人がいて声をかけた。「今日まで泊まっていたところどこですか?」と聞くと、P.S.ゲストハウスを教えてくれた。汚かったが人は凄く良かったとのこと。タイのガイドブックを見せてもらい、簡単にそこに行くまでのメモを書き取った。その「地球の歩き方」の場所からは引っ越したらしい。
 
 駅から歩いてすぐのところで、3(2?)バーツの渡し船に乗り対岸へ。降りるとすぐあるおばちゃんが結構上手な日本語で話し掛けてきた。P.Uゲストハウスらしい。
 さっきの日本人もここは200Bするけど部屋は綺麗らしいよと言っていた。しかし自分はP.S.ゲストハウスを探しているんだというと「あそこは潰れた」と言う。「違う場所移ったんだ」というと「何で知ってるんですか?」と日本語で「それならお任せします、そこ部屋汚いから気が変わったらうちに来てください」と言っていた。
 日本語で話し掛けてきたということと「潰れた」というウソを言ったことで もう絶対ココへは行かない。後ろからきたヨーロピアン二人組を今度は流暢な英語で勧誘してトゥクトゥク乗せて連れて行った。

 自分はメモを頼りに歩いて行く。さっきの日本人が英会話のECCの看板近くにあると言っていた。すぐにそれを見つけることが出来たが、すぐそばには宿の看板は見当たらない。
 ちょうど通りかかったヨーロピアン2人組にP.S.ゲストハウス知ってるか?と聞くが知らないと言う。
 なぜかそばで聞いていたバイクタクシーのおじさんが割り込む。「I know. Too far、1km!」と言った。バカ!そんなわけ無いだろ!!
 無視して歩くとそこから20M先に看板発見。いかに話し掛けてくるドライバーが信用できないかよくわかる。
 
 宿に着くと人のいい若い男とおばちゃんが対応してくれた。シングル空いてないがダブルルームをシングル料金の100Bで良いよ、とのこと。
 部屋は問題なくGOOD。小さいベランダ付き!さすがに便所とシャワーはGOODとは言えないがジャカルタで泊まった宿よりは全然いい。
 アイスティーは無料といってクーラーBOXから ガバッってすくい渡される。マップ欲しいと言うといろいろ解説してくれながら丁寧に教えてくれた。自転車もボロいけど30BでレンタルOKとのこと。


色のコントラストがGOOD
 荷物を置いてすぐに出発。まず東に向かって走る。
 地図に載っていないWatphlap Phla Chaiという遺跡を見つけ何枚か写真を撮る。次にWat Ratcha Buranaというところ入場料30Bを払い中に入ると、ある女の人が手を振っている。アユタヤの駅に降りた時に道を聞いてきた台湾人(14年USAに住んでいる)だ。
 彼女はバンコクから1DAYトリップに来たとのこと。ここから半日一緒に周ることになった。


Wat Ratcha Burana
 赤レンガで積み上げられた柱・塔。そのほとんどが頭や胴体がなくなっている多くの仏像。遺跡のいたるところに後世の修復した跡がある。塔の急な階段を登り見下ろす上からの眺めは素晴らしい。強い太陽の光に照らされた芝生や木々の緑色と朽ち果てた遺跡のコントラストが美しい。アユタヤにきて良かったと思った。


Wat Mahathat仏頭 偶然埋まってしまったのか?
 そこを出てすぐ隣のWat Mahathatへ。
 アユタヤに強く来たいと思ったのは「古都アユタヤ」とどこかで聞いたことのある響き、世界遺産であること、そしてバンコクで見つけた仏像の頭部が大木の根にうずもれるようになっているポストカードを見つけたから。それがここにある。


コメント
 かなり期待して真っ先に向かうと・・・日本人団体観光客20名程に囲まれていた・・・。周りは木の柵でとり囲まれていて、そばには注意事項の看板など。すっかり観光スポット化されていて、神秘的雰囲気半減といった感じ。

 ここもさっきと似たような遺跡、台湾人Nazyと会話しながら見て周る。話しているとなんとバンコクで同じホステルだった。


Tourist
 次の遺跡へと東へ歩いていると30M先に誰も乗せていないJTBのバスが動いていた。よく見るとその近くを象の背に乗った団体観光客がいた。象は10匹くらい見える。うーん、楽しそうだね・・・。
 ここでNazyがいいことを言ってくれた。「彼らは Touristだ、だけど あなたはTravelerだ。」と 日本語で言うと 観光客と旅人の違いに相当するんだろうか。とにかくTravelerという響きがかっこいい。
 
 Wat Phara Ramという遺跡が目に入りそこに行くことに。受付らしい人がいたがココはフリーとのこと。
 さすがタダ、しかも天気が悪くなったせいもあり、いまいち。
 グルっと歩いて出口に向かおうとすると15M程先の制服を着た男がこっちへ来いと手招きしている。
 きっと見逃してはいけないベストスポットがあるのだろうと思い近づくと、30B払え と言う。コイツもか・・・。さっきフリーと言われて入ったし、なんで出入口でもないこんな中途半端な場所で入場料を徴収するのか・・・。すぐに無視して出口へ。
 その男ちゃんと遺跡の関係者らしい制服を着ていたし、何者なんだ?用意周到というかおバカというか。

 Nazyがお腹空いたし、もう帰りの列車のこともあるので駅の近くに行ってご飯を食べようという。まあ もう夕方だし残りの遺跡は明日にしようと思い付き合うことにした。
 
 するとしばらくして雨が降り出した。すぐに止むだろうと歩いていたが激しくなってきた。あるところでバイクタクシーのおじさんが無人になった売店のパラソル広げて、その下に入れてくれた。やさしい。それでも濡れるので、近くの電話ボックスに入って雨が止むまで待った。
 15分程で小降りになり、そこでNazyとお別れ。自分は(やっと)自転車に乗り宿へ向かう。
 
 途中やはりお腹が空いていることに気付き、駅近くのマックへ。サムライバーガーとタロイモパイというメニューを注文。
 サムライバーガーって日本のてりやきバーガーなんだねぇ。パイは他にもコーンとパイナップルの3種類。なぜかアップルパイとミートパイは無い。

 食べ終わり宿に帰る、結局ほとんど自転車にのらなかったなぁ、まあ久しぶりに英語で会話できたし、こういうのもいいかな。

 宿の隣はBARになっておりタイソングが夜の11:30PMころまで流れていた。ジョグジャカルタの宿の時のへたくそな大音響のカラオケ(?)ライブなんかより全然いい。大きな蛙の大合唱と合わせゆったりとした夜を過ごす。

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2 コメント

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Unknown (ライト)
2004-12-09 01:49:15
すごいですね^^私も写真ではなくて、自分の目で見てみたいです!!!いろんな国を回りたいですね^^
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感謝 (のり)
2004-12-09 21:57:59
このブログ初のコメント、ありがとうございます。僕は今回が初の海外だったんですが、元々はネットで体験談や写真を見たことが、行くきっかけでした。

だから、このブログ見た人が、その土地に関心をもってくれれば幸いです。
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