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子供の右肩にあたる部分は、母親が子供を抱きかかえている腕をイメージさせてくれます。子供の肩を抱き、子供の高さまで頭を傾けて見上げるように子供の様子を見ている。そんな母親が私には見えているのです。
もちろん言うまでもないことですが、わたしとは別の、全く違った形をみている方もおられると思います。そういう人はこの教室では落ちこぼれではありません。むしろ優等生なのです。それだけは忘れないでくださいネ。
ここで語るのは、私(のしてんてん)の感性を一例として示しているだけですので、授業を受けるときには、必ず、「私もそう思うわ」「私ならこうするわ」と考えながら進めてください。
「へーそうなんだ」的な受け身では自分を発見する面白さを体験できないかもしれません。
さて、子供を優しく抱きしめるそんな力がほしいのですが、これは?
優しいのですが、力が弱いですね。子供の不安をしっかり受け止めてあげたいのですが、これでは子供に気を使いすぎている感じがします。
では強く、赤はどうでしょう。
だめですね。子供の不安な心を逆なでするような、ちぐはぐな感じです。独りよがりの力になりました。
ではピンクはどうでしょう
甘やかしすぎているようなイメージが出てきます。やっぱり子供の心に沿うような優しさがない気がする。心がうれしくならない。ぴったりしない。
では、みどりは?
嫌いではないけれど、まだ子供への思いやりが足りない。
青は?
冷たい感じ。こんなに突き放してはダメだよ。子供の心に寄り添いながらも強い力で守ってあげたい。
子供の心に寄り添っているけれど、まだ弱い。子供に安心感を与えるような力強さがほしいのだけれど・・・
次をみてみよう。
これはダメ。目にこめられた母の愛情が分散して消えてしまう。難しいなぁ。
あきらめずに探してみる。必ずぴったりする気持ちのいい色があるはず。
やっぱり灰色は合わないなぁ
思い切って、濃い色は?
紺色も合わない。子供が取り残されてしまう。強さはいいんだけれどネ。
明度を上げてもダメ。もうひとつピタッと来ないんです。
あと少し、温かみと強さを感じさせてくれて、子供の不安な気持ちを受け入れてあげるような色なんだけど、これかな?
あ、これだ。この色は、子供の不安を受け入れている。その上で、こわれないように抱きしめている。そんな感じに思えるよ。よかった。見つかって。
次回は母親のほほと子供の腕が重なった部分に合う色を探してみましょう。
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